犬と暮らす
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犬の驚くべき生態4選 不思議に思っている飼い主さんも多いかも?
犬と暮らしていると、不思議な行動が見られるなど、さまざまな疑問が浮かんでくることがはありませんか?
今回は、不思議に思っている飼い主さんも多そうな、犬の驚くべき生態を4つご紹介します。
犬はなぜ狭い場所でもUターンできる?
クレートの中でクルッと一回転する愛犬に、「なぜそんなに狭い場所でもUターンできるの?」と思ったことはありませんか?
犬が狭い場所でUターンできるのは、背骨と胸腔の構造上、犬は体を左右に曲げやすいからです。また犬の胸は人に比べ上下方向に長く、左右に短い形なので、簡単に左右に折り曲げられます。そのため犬は狭い場所で回ったり、体を丸めて寝たりできるのです。
犬のウンチはなぜキレがいいの?
ウンチをした愛犬のおしりを拭こうとして、「意外ときれいかも?」と思った飼い主さんもいるかもしれません。
犬のウンチのキレがいいのは、単一のフードを食べて消化が安定しているため。いつも同じフードを食べていると、腸内での消化活動が安定し、ウンチの状態もちょうどいい硬さになり、キレがよくなる傾向にあります。
また、犬は肛門を締める筋肉が強いことも、理由のひとつとして考えられるでしょう。
一方、人は肉や野菜などいろいろなものを食べるので、ウンチの状態が毎日変わりやすく、トイレットペーパーが必要になるようです。
水をガブガブと飲み続けられるのは?
夏の暑い日などに、犬が水をいつまでもガブガブと飲み続けていることもあります。「なぜそんなに長く水を飲み続けられるの?」「いつ息をしているの?」と思ってしまいますよね。
実は、犬は水を飲みながら鼻呼吸ができるため、水を長く飲み続けられるのです。人は水を飲むときに呼吸を止めますが、犬にはその必要がありません。
なぜ自分のおならに驚くの?
自分でおならをした愛犬が、「誰がしたの?」と驚いたような表情を見せていたことはないでしょうか。「自分でしたのになぜ驚くの?」と感じますが、犬は基本的に“透かし屁”が多いため、音を伴うおならが出るとびっくりしてしまうのです。
犬はふだんから、意識せずこまめにおならを出しているため、おならを我慢しておなかにガスがたまることはほとんどありません。そのため音を伴うほどのおならは、犬にとって予想外のこと。本当に「何?」と驚いて、びっくりした顔をするのでしょう。
犬の生態は、人からすると不思議に感じられることも多いもの。目を見張るようなしぐさや行動もありますが、理由がわかると犬のことがもっと愛おしくなるでしょう。
参考/「いぬのきもち」2021年2月号『ざんねんじゃない犬のスゴイ!!生態』(監修:哺乳類学者 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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