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変わらず元気でいてほしい!シニア犬の筋力をできるだけ維持する方法は?
シニア犬の筋力を維持する3つの方法
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「まず一つ目に愛犬の体重管理は大切です。若い頃から徐々に太ってきてシニア期を迎えるというケースは多いです。
ダイエットのために急に運動をさせる方もいますが、体重が重いと犬は歩けませんし、歩きたがりません。また、無理に歩かせるとケガをしやすくなります。
二つ目は犬の足腰に負担がかからない程度の運動です。散歩中は段差を越えたり傾斜を上りながら歩く必要があるので、犬の感覚を鍛えることができます。
三つ目はマッサージです。年齢を重ねた犬は、体の使い方に癖が出てくるなど体に負担がかかりやすくなります。体をほぐしたりコリをとってバランスを整えると、歩きやすくなるだけでなく歩こうとする気持ちも上向くでしょう。」
筋力維持のためにリハビリ治療が行われることも
獣医師:
「足腰の病気を患った犬や健康維持を目的とした犬に対して、筋力維持や回復のために、獣医師や理学療法士によるトレーニングやリハビリ治療が行われることもあります。
バランスボールや水中トレッドミルを使用した筋トレや鍼、レーザー、マッサージなど、犬の症状や性格に応じたプログラムで進められます。」
――「水中トレッドミル」はどんなものですか?
獣医師:
「水中トレッドミルは、水の中にランニングマシンが入ったような機械です。水の浮力や抵抗力を利用するので、足にかかる負荷を調整しながらトレーニングを行うことができます。」
犬の体を無理なく動かすアイデアを
獣医師:
「まず犬を太らせないことです。寝てばかりの犬は、痩せていても筋力や運動能力が低下します。散歩だけでなく愛犬と一緒に遊んで体を動かしましょう。
食べることが好きな犬は、室内の色々な場所に少量の食べ物を置くことで、動く時間を増やすことができますよ。
日々の少しずつの積み重ねが大きな力になるので、できることを考えて試してみましょう。」
いかがでしたでしょうか?愛犬が元気にシニア期を迎えるための参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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