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ブリアードの特徴・性格 最新価格と飼い方|いぬのきもち 犬図鑑

ブリアード

ブリアード

英語名
Briard
原産国
フランス
サイズ
大型犬
グループ
牧羊犬・牧畜犬
  •  ブリアード その1
  •  ブリアード その2
  •  ブリアード その3
  •  ブリアード その4
  •  ブリアード その5
  •  ブリアード その6
  •  ブリアード その7

ブリアードの性格と特徴・飼いやすさ

ブリアード
ブリアードは、フランス原産の牧羊犬のなかでもっとも古い犬種の一つといわれています。古い書物や絵画などから、8世紀にはすでに存在していたのではないかと考えられています。牧羊犬としては体の大きいブリアードは、持ち前の勇敢さを生かして、羊の群れをオオカミから守る護畜犬としても活躍しました。勇敢で独立心がやや強い性質です。ウエーブがかった長毛に全身をおおわれたエレガントな外見も相まって、原産国のフランスではもちろん、世界中で知られています。

ブリアードの飼いやすさ 各項目の数値が大きいほど飼いやすい傾向

※参考『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)

ブリアードの性格

ブリアードは、経験豊かな飼い主が適切に飼育すれば飼い主さんに忠実で、家族に深い愛情を注ぐ性格です。信頼できる家族といっしょにいることが大好きで、家族の前ではおおらかで明るい振る舞いを見せてくれます。古い犬種で牧羊犬や護畜犬として活躍してきた犬種のため、瞬時に判断する賢さと勇敢さももっています。ただ、独立心や警戒心も強いので、子犬のころから飼い主さんとの信頼関係を築けるようにしっかりとしつけることが大切です。

ブリアードの大きさ

ブリアード
体高はオスで62~68cm、メスで56~64cmの大型犬です。体高と体長の長さがほぼ同じスクエア型をしています。全身を毛でおおわれているため体格がわかりにくいのですが、スタミナのある牧羊犬らしく、ムダのない筋肉質な体つきをしています。耳は立ち耳と垂れ耳の2タイプです。以前は垂れ耳の場合、断耳をして立たせていましたが、現在は行われないことが多いようです。

オス 体高:62~68cm/体重:30kg前後
メス 体高:56~64cm/体重:30kg前後

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

ブリアードの毛色の種類

ブリアード
ブリアード
ブリアード
ブリアードの毛色は、ブラック、グレー、フォーン、ブラック・オーバーレイのフォーン、アイボリーで、胸の部分のホワイトや直径2.5cm以下の斑は認められています。

ブリアードの心配な病気

・体重が増える成長期に起こりやすい「股関節形成不全」
・胃がねじれて起こる「胃捻転」
・皮膚が細菌感染して炎症を起こす「膿皮症」
・目が徐々に見えなくなる遺伝性の病気「進行性網膜萎縮」

ブリアードの価格相場(2024年)

ブリアードは一般的に入手が難しく、輸入や専門ブリーダーからや、保護犬譲渡がおもな入手方法です。

ブリアードの飼い方

ブリアード
ブリアード

ポイント(1)1日2回1時間以上の散歩を

もともと羊を追って一日中走り回っていたスタミナ抜群の犬のため、1日に1時間程度の散歩は必須です。さらに若いころは、ランニングやゲームなども取り入れて充分に運動させる必要があります。充分な運動は、吠えるなどの問題行動を減らすためにも有効です。また、賢い犬なので、アジリティなどのドッグスポーツを楽しむのもいいでしょう。

ポイント(2)しつけは専門家のアドバイスを受けて

ブリアードは、賢く学習能力の高い犬種ですが、独立心が強いため、しつけがしやすいとはいえません。大型犬で力も強いので、しつけは専門家のアドバイスを受けて行うのが望ましいでしょう。信頼した飼い主さんといっしょにいることを幸せに感じる犬なので、子犬のころからしつけをしっかり行って信頼関係を築けば、愛犬との生活がより楽しいものになります。

ポイント(3)毎日のブラッシングで抜け毛を除去

ブリアードはダブル・コートの長毛で、オーバーコートはしなやかで長く伸び、アンダーコートは少ないです。オーバーコートのからまりを毛先からブラシで軽く解きほぐしてあげましょう。毛玉は、皮膚が蒸れて皮膚トラブルを起こす原因にもなるので気をつけましょう。冬場のブラッシングは静電気を起こさないようにブラッシングスプレーなどを併用しましょう。

ポイント(4)年齢と目的に応じたフードを

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも嗜好性を重視する傾向にあるため、主食には不向きです。フードのパッケージに「総合栄養食」と記載されているもののなかから、ご自身の犬に合ったフードを選択します。

犬はライフステージごとに必要とされる栄養の質と量が微妙に異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

手作りフードは与えているものを飼い主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

ブリアードに似た犬の種類

ブリアードのかわいい画像

ブリアード
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ブリアード
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ブリアード
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ブリアード

ブリアードの歴史や背景

ブリアード
ブリアードは、ピレニアン・シープドッグ、ピカルディ・シープドッグ、ボースロンと並ぶフランス原産の牧羊犬の一つです。この4種の犬種のなかで、もっとも古い歴史をもつといわれています。オオカミから羊の群れを守る勇敢さと賢さを買われ、軍用犬として活躍した時代もありました。現在では、長毛でおおわれたエレガントな外見からドッグショーでも活躍しています。
監修:ヤマザキ動物看護大学 動物看護学部 准教授 福山貴昭先生 (博士[学術]愛玩動物看護師)
参考:『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)
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