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スタンダード・プードルの特徴・性格 最新価格と飼い方|犬図鑑

スタンダード・プードル

スタンダード・プードル

英語名
Standard Poodle
原産国
フランス
サイズ
大型犬
グループ
愛玩犬
  • スタンダード・プードルその1
  • スタンダード・プードルその2
  • スタンダード・プードルその3
  • スタンダード・プードルその4
  • スタンダード・プードルその5
  • スタンダード・プードルその6
  • スタンダード・プードルその7

スタンダード・プードルの性格と特徴・飼いやすさ

スタンダード・プードル
Alessandra Sawick/gettyimages
フワフワの巻き毛をもち、スマートで優雅な姿のスタンダード・プードル。見た目のかわいさだけでなく、抜け毛や体臭が少ないなどの特徴があります。また、明るく温厚で友好的な性格で、さらに利口でしつけもしやすくて、運動能力も高く、ドッグスポーツでも大活躍します。

スタンダード・プードルの飼いやすさ 各項目の数値が大きいほど飼いやすい傾向

スタンダード・プードルのグラフ
※参考『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)

スタンダード・プードルの性格

スタンダード・プードル
Laura Fay/gettyimages
明るく活発で遊ぶことが大好きです。また、温厚で友好的で、飼い主さん家族に対する愛情表現も豊か。また、利口で人の指示をよく聞き、状況判断しながら的確に行動するので、しつけはしやすいでしょう。ただ、甘やかしているとわがままになる傾向があるため、犬からの要求に応じるのではなく、常に飼い主さんが主導権を握ることが大切です。

スタンダード・プードルの大きさ

プードルは大きさにより4種類に分類されますが、そのうちもっとも大きいスタンダード・プードルは体高45~62cm、体重23~25kg前後で、大型犬に分類されます。体高と体長がほぼ同じスクエア形のバランスのとれた体型をしています。

オス 体高:45~62cm前後/体重:25kg前後
メス 体高:45~62cm前後/体重:23kg前後

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

スタンダード以外のプードルの大きさ

トイ・プードル

体高:23~28cm前後/体重:3kg前後

ミニチュア・プードル

体高:28~35cm前後/体重:7kg前後

ミディアム・プードル

オス 体高:35~45cm前後/体重:18kg前後
メス 体高:35~45cm前後/体重:15kg前後

※近年はトイより小さいタイニー・プードルやティーカップ・プードルも登場していますが、正式には認められていません。

スタンダード・プードルの毛色の種類

トイ・プードルの被毛の色はバリエーション豊富で、ブラック、ホワイト、レッド・フォーン、ブルー、グレー、ブラウン、オレンジ・フォーン、ペール・フォーンなどの単一色が望ましいとされています。生まれたときにいちばん濃い色をしており、成長するにつれて薄くなっていき、毛色によっては一生涯変化しつづけます。
被毛の質はフワフワとした強い巻き毛のシングルコートで、抜け毛や体臭が少ないのが特徴。被毛は伸びるため定期的なトリミングが必須で、カット次第でキュートにもエレガントにもなり、飼い主さんの好みに合わせて変化を楽しめます。
※プードルの毛色について、犬種標準に基づき、「アプリコット」は「オレンジ・フォーン」、「クリーム」および「シャンパン」は「ペール・フォーン」、「シルバー」は「グレー」などとなり、また、「ベージュ」などの毛色はスタンダード外になるなどの変更があります。

JKC|犬種標準の改正に伴う 毛色とサイズバラエティの取り扱いに 関する事項

スタンダード・プードル
左からオレンジ・フォーン、ブラック、ホワイト
Laura Fay/gettyimages
スタンダード・プードル
レッド・フォーン
fotojagodka/gettyimages
スタンダード・プードル
グレー
alkir/gettyimages

スタンダード・プードルの心配な病気

・垂れ耳がなりやすいとされる「外耳炎」
・涙があふれ出て目のまわりの毛が変色する「流涙症」
・瞳が濁ってきたら治療したい「白内障」
・副腎が萎縮しホルモンの分泌が減少してしまう「アジソン病(副腎皮質機能低下症)」
・コルチゾールというホルモンが過剰分泌される「クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)」
・胃が拡張・捻転しショック状態に陥る「胃拡張・胃捻転症候群」
・皮脂腺の炎症により脱毛やフケを生じる「脂腺炎」
・網膜が萎縮して正常に働かなくなる「進行性網膜萎縮(PRA)」

スタンダード・プードルの価格相場(2024年)

愛犬の迎え入れ方にはペットショップ、ブリーダーからや、保護犬譲渡などさまざまな方法があります。たとえばペットショップで購入する場合だと、下記のような価格相場です。
価格30万円~

※ペットショップ・ブリーダーのウェブサイトを編集部で調査(2024年5月)

スタンダード・プードルの飼い方

スタンダード・プードル
Laura Fay/gettyimages
スタンダード・プードル
GlobalP/gettyimages

ポイント(1)いっしょに遊べるアクティブな人向き

活動的で遊び好きな犬種なので、運動時間がきちんと確保できて、積極的にいっしょに遊べるアクティブな人に向いています。毎日朝夕60分以上の散歩を欠かさないようにしましょう。ドッグランで自由に運動させるのもいいでしょう。知能と運動能力が高いので、ドッグスポーツにチャレンジするのもおすすめです。

ポイント(2)広い生活空間と滑りにくい床をセレクトして

スタンダード・プードルは大型犬ですので、成長に伴い急激に体が大きくなります。生活空間やくつろぐスペースなどは、のびのび過ごせるようあらかじめ広めにとってあげるほうがいいでしょう。また、日常的に滑りやすい床で生活することで、股関節などに過剰な負担がかかってしまう心配がありますので、滑りにくい床材を選びましょう。

ポイント(3)被⽑と⽬・⻭のお⼿⼊れをこまめに⾏って

抜け毛は少ないですが、もつれたり毛玉になったりしりやすいので、散歩や運動後にはブラッシングを欠かさず行いましょう。また、被毛はかなり伸びるため、トリミングが必要です。とくに目のまわりが伸びすぎると目の中に入ったり、足先や足裏の毛が伸びすぎると肉球の滑り止め機能を阻害したりすることがあるのでこまめにカットしましょう。
また、涙やけができやすい⽝種なので、⽬ヤニやあふれ出た涙は、湿らせたコットンやペット⽤のお⼿⼊れシートでこまめに拭き取って清潔にしましょう。⼝腔環境のケアも大事なので、毎⽇の⻭みがきは必須。そのうえで、半年に1回程度は⻭科検診を受けることをおすすめします。
スタンダード・プードルは豊かな被⽑をもち、皮膚トラブルや運動量の多い大きな体を支える筋肉や骨格に配慮が必要なことから⽪膚・被⽑を健やかに保つ成分を強化したフードや、⾻・関節をサポートする成分を配合したフードを選ぶのも⼀案です。迷う場合は獣医師に相談を。

ポイント(4)力強い大型犬のためしつけをしっかりと

スタンダード・プードルは力の強い大型犬のため、ふだんの生活で制御に困らないよう、しっかりとしつけや社会化を行う必要があります。現在のプードルは愛玩犬ですがその祖先は猟犬で、現在のプードルにも猟犬特有の警戒心もあるため、吠えグセをつけないことにも注意しましょう。

アクティブで知能も運動能力も高いスタンダード・プードルは、遊びで好奇心をくすぐりながらトレーニングするのがおすすめです。明るく元気な性格ですが、その場の空気を読む繊細な一面もあるため、たくさんほめて接してあげてください。

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スタンダード・プードルの歴史や背景

スタンダード・プードル
RS-photography/gettyimages
スタンダード・プードルの祖先犬は、古くからヨーロッパ各地にいた水辺の猟を得意とした犬で、ドイツからフランスへ渡ったという説と、犬種名のプードルはドイツ語から派生したものという説があります。16世紀ごろにフランスの貴婦人たちに愛されるようになって小型化が進みミニチュア・プードルが、18世紀ごろにトイ・プードルが作出されました。
監修:ヤマザキ動物看護大学 動物看護学部 准教授 福山貴昭先生 (博士[学術]愛玩動物看護師)
参考:『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)
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