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犬の足裏の毛をカットする理由は? ケガや皮膚炎に注意!
愛犬の足裏や足回りの毛は定期的にカットしていますか? 愛犬の足裏の毛が伸びている場合は、思わぬケガや皮膚炎につながることがあるので注意しましょう。
「犬の足裏の毛をカットする理由」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬の足裏の毛をカットする理由
犬の足裏や足回りの毛をカットするのは、フローリングなどで滑らないようにするためと、犬の足裏は汗をかくことから、足先を清潔に保つために必要なお手入れです。
犬の足裏の毛が伸びているとケガや皮膚炎が起こりやすくなる
犬の足裏の毛が伸びていると家の中で滑りやすくなったり、足裏の皮膚炎が起こりやすくなったりします。
室内でのケガにつながる
犬の足裏の毛が伸びていると室内でより滑りやすくなったり、フローリングなどの床材の上で転倒をして大きなケガにつながることがあります。
特に、関節に疾患を持っているコは状態が悪化したり、腰に負担のかかりやすいダックスフンドなどは腰を痛める可能性があるので注意が必要です。
足裏の皮膚炎につながる
犬の足裏の毛が伸びていると、梅雨のようなジメジメした環境や高い湿度によって犬の足裏や指の間が蒸れたり、ブドウ球菌やマラセチアなどの雑菌が繁殖しやすくなることで、ニオイが強くなったり、皮膚の炎症が起こりやすくなります。
犬の足裏のお手入れ方法
雨の日の散歩で足先が濡れている場合や犬の足を洗った場合はそのままにせず、足裏をしっかり乾かすことが大切です。
肉球の間の毛は定期的にカットをすることで、足裏の湿った状態を作りにくくすることができますし、肉球がグリップとなって滑りにくくなります。
犬の足の裏はできるだけ清潔にし、愛犬の指や肉球の間に炎症が起きていないか、臭いがきつくなっていないか、常になめていて変色していないかなどの異常がないかを確認しましょう。
愛犬のケガや皮膚炎の予防のためにも、足裏の毛をカットすることは大切ですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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