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【獣医師監修】ドッグフードの原材料・チキンミールって何?

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ドッグフードの原材料でよく見かける「チキンミール」は、加工前の状態がイメージしにくいことから、安全性を心配する声もあるようです。この記事では、ペットフードに関する法律などを通して、チキンミールの安全性やメリット、フードの選び方を解説します。

この記事の監修

徳本 一義 先生

 獣医師
 へリックス株式会社代表取締役社長
 日本ペット栄養学会理事
 ペットフード協会新資格検定制度実行委員会委員長
 日本獣医生命科学大学非常勤講師
 帝京科学大学非常勤講師
 など

●資格:獣医師 経営学修士(MBA)

●所属:日本ペット栄養学会

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チキンミールとは?

食べる犬
getty

「チキンミール」とは、チキン(鶏肉)を粉末状に加工したものを指します。

また、「ミール」は原材料を粉にした状態のことをいい、「フィッシュミール」や「コーングルテンミール」などがあるように、さまざまな原材料を“粉状にしたもの”という意味で使われています。

粉末状にすることでメリットが増える

ではなぜ、粉末状にするのかというと、チキンを粉末状にすることで、さまざまなメリットが生まれるからです。

例えば、生肉は半分以上が水分ですが、粉末状の原材料は水分を含まないため、傷みにくいというメリットがあります。また、生肉と比較すると水分を含まない分、重量あたりの栄養価が高いというメリットも。

そのほか、粉状なのでほかの原材料と混ぜたり加工したりしやすいなど、ドッグフードを製造するうえでも利便性が高まります。

チキンミールが危険って本当? 安全性は?

ドッグフードと犬
getty

一方で、チキンミールは加工する工程がイメージしにくいためか、原材料や衛生面について不安視する意見も出ています。中には「チキンミールを使ったドッグフードは危険なので与えない方がいい」という噂も。
では、このような噂は本当なのでしょうか?

原材料の収集方法が厳しく定められている

「チキンミールは使用している部位が不明」という意見もあるようですが、ペットフードに使われる原材料については、ペットフード安全法という法律によって原料の収集・製造・輸送方法について定められています。

チキンミールにどのような部位が含まれているかについては、国内で厳密な規定は設けられていませんが、日本のペットフードの栄養基準は、アメリカのAAFCO(米国飼料検査官協会)のガイドラインを参考にしています。

なお、AAFCOのガイドラインでは、チキンミールには鶏の頭部、足、内臓、羽毛、内臓の内容物は含まないとされています。

ほかにも、チキンミールなど家禽由来の原材料を製造するには、家禽農場や食鶏処理場、カット場などの食品工場のみから原料を収集しなければいけないという基準があります。特に農場から収集する場合は、原料が解体処理されていないなど、家禽以外の動物が混ざっていないことを確認できるものに限られているのです。

健康に影響を与える物質が含まれないよう定められている

また、「チキンミールには添加物が多い」という噂もありますが、ペットフード安全法では規定以上の添加物を使わないように定められています。「使用上の注意が必要な添加物」をはじめ、「カビ毒」「残留農薬」「重金属」「有害微生物」に対して基準や規格が決められているのです。

さらに、FAMIC(独立行政法人 農林水産消費安全技術センター)が原材料や製品の抜き打ち検査を行うなどし、基準や規格がきちんと守られているかを確認しています。

また、ミール状の原材料は加圧・加熱処理されているので有害な細菌は存在しておらず、衛生面でも問題ないといえるでしょう。

チキンミールは安全性の高い原材料

国の定めた規制や検査がある以上、粗悪な製造方法のドッグフードが見つかれば、製造や輸入販売した企業は責任を問われるため、ペットフードの製造企業や輸入業者は、法や規格の遵守に努めています。

さらに、日本にはペットフードの安全を守るための法律が整備され、国の定める製造基準を満たした事業者でなければ、ペットフードを製造・出荷ができないことなどから、チキンミールを使ったドッグフードが安全なものであることは確かでしょう。

チキンミールは栄養価の高い原材料

見上げる犬
getty

チキンミールについてはほかにも、「人が食べない部位が使われているため栄養価が低い」などといわれることがあります。

確かに、チキンミールには骨など人が食べない部分が使われる場合もありますが、そもそもチキンミールの原料となる鶏の体は、たんぱく質などの栄養分で構成されています。つまり、チキンミールはたんぱく質やミネラルが豊富に含まれた、良質な栄養源なのです。

また、人が食べないけれど、安全で栄養価の高い部分をほかの動物に与えるということは、地球上の限られた資源を分け合うという意味でも、とても重要なことといえるのではないでしょうか。

ドッグフードにおいて大切なのは、栄養バランスがとれていることです。ドッグフードは、それぞれの原材料が持つ栄養素を組み合わせることで、犬にとって必要な栄養がしっかり含まれるように作られています。

チキンミールや添加物についての真実はこちら!

ドッグフードの正しい選び方は?

見つめる犬
getty

ドッグフードの選び方については、さまざまな情報や噂が出回っていることもあり、飼い主さんは混乱してしまいがちです。しかしご紹介したように、法律で定められた基準に沿って作られているドッグフードは、安全性が保障されているため、極端に考えすぎる必要はないでしょう。

大切なのは愛犬に合ったものを選ぶこと

ドッグフードを選ぶ際に、飼い主さんが気をつけるべき点は、愛犬のサイズや⽝種、ライフステージ、健康状態などに合った「総合栄養食」を探すことです。また、与えたあとに愛⽝の状態をチェックすることも大切です。

愛犬が病気やアレルギー体質の場合は、かかりつけの獣医師に相談して「療法食」を選ぶのもよい方法でしょう。

「いぬのきもち」ユーザーが選んだ!人気ブランドランキング

コーギー
getty

では最後に、「いぬのきもちアプリ」ユーザーが選ぶフードブランドランキングをご紹介します。愛犬に合ったドッグフードを選ぶ参考にしてください。

与えてよかったフードブランドランキング
1位ロイヤルカナン ジャポン
ロイヤルカナン

世界各地に16ヶ所の工場があり、世界100カ国以上の市場で販売されている大手ペットフードメーカーです。最先端の研究のもと、世界共通の製造工程で、どの工場でも同じ高い品質のフードが作られています。
犬の成長段階や犬のサイズ別のフード、全18犬種専用のドライフードに加え、プードル、チワワ、ダックスフンドには専用のウェットフードもあるなど、幅広いラインナップがあるのも特徴。犬の療法食も豊富で、さまざまな病気や症状に対応しています。
2位マース ジャパン
ニュートロ™シュプレモ™/ニュートロ™ワイルドレシピ™

ニュートロの親会社「マース」は、ペットフードだけでなく人用のお菓子なども展開しているアメリカの大手食品会社です。
第一主原料としてチキン、ビーフ、サーモンなどの肉や魚、その他の原材料として全粒穀物、野菜や果物など、高品質な素材が使われています。また、自然由来の酸化防止剤が使用され、肉副産物、コーン、小麦、たんぱく源としての大豆、着色料、香料、化学合成物が不使用であることも特徴です。
3位日本ヒルズ・コルゲート
サイエンス・ダイエット™

日本ヒルズ・コルゲートの親会社「ヒルズ・ニュートリション社」は、アメリカのペットフードメーカーです。独自の品質基準に沿った原材料の調達と製造、出荷前の安全検査など、徹底した管理下でドッグフードが作られています。
最新の栄養学に基づいて50種類以上の栄養素をバランスよく配合し、合成の着色料、香料、保存料は不使用。酸化防止剤には天然由来成分のミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物が使われています。

日本にはペットフードの安全を守るための法律があり、製造方法や成分規格が厳密に定められています。そのため、国内で販売されているドッグフードは、安全性に配慮されていると考えて問題ありません。
正しい知識を身につけ、愛犬にぴったりのドッグフードを与えてくださいね。

【ランキングでわかる】おすすめドッグフードの評価・評判の真実|獣医師監修

ランキング/2021年1月~2月「いぬのきもちアプリ」内調査(回答者数 495人)
※掲載商品はランクインしたブランドの一例を紹介しています。


監修/徳本一義先生(へリックス株式会社代表取締役社長)

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