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この夏に注意すべき犬の6つの病気と体調不良 気を付けるべきは熱中症だけではなかった!

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夏に注意する犬の病気といえば熱中症ですが、他にはどんな病気や体調不良の危険があるのでしょうか?

「夏に注意するべき犬の病気とその対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

①熱中症

熱中症だけじゃない!夏に注意すべき6つの犬の病気と体調不良 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬は肉球などの一部分にしか汗腺がなく、人のように上手に汗をかけないため体温調節が苦手です。また、常に地面に近いところで過ごすため、暑さの影響を直接受けてしまいます。

犬は暑さを感じると浅く速いパンティング呼吸で体の熱を逃がそうとしますが、上手に汗をかけない分、熱の放散が悪いことから、暑さに弱いといわれています。

熱中症予防のためにもお散歩は涼しい時間帯に行くことを心がけ、日中にお留守番をさせる際はエアコンを使用するなど、室内の温度と湿度の管理を行いましょう。

②皮膚病

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暑い季節、熱中症の次に多い犬の病気が皮膚病です。暑さによって蒸れた皮膚は、皮膚の細菌を増殖させてしまい皮膚の炎症を起こします。

皮膚の異常を見つけたら悪化する前に動物病院を受診しましょう。常に皮膚を清潔に保ちながら薬浴や塗り薬を使用したり、状態によっては内服薬での治療が行われる場合もあります。

③下痢

暑い季節は犬が下痢を起こしやすくなります。理由としては、ドッグフードが傷みやすいことや暑さで犬の食欲が落ちたときにいつもと違うものをフードにトッピングをしたり、帰省先や旅先で食べ慣れない物を食べたりすることも下痢を起こすきっかけとなります。

フードを密封できる容器に入れ替えるなどをして、愛犬の食事をしっかり管理しましょう。

④フィラリア症

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夏といえば蚊の季節。フィラリアは、フィラリア症にかかった犬の血液を吸った蚊に犬が刺されることでかかる病気です。

フィラリア予防薬は、必ず動物病院で検査をしてから処方してもらう必要があります。投薬は獣医師から指示があった期間行いましょう。

⑤夏バテ

熱中症にはならなくても暑さのせいで不眠になったり食欲が低下したり、思うように散歩ができずにストレスもたまってくると夏バテの状態となってしまい、さらに食欲も落ちて脱水を引き起こすことがあります。

愛犬が新鮮な水をいつでも飲めるように工夫したり、ウェットフードを使うなど、充分な栄養確保と水分補給を心がけましょう。

⑥冷房病

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ヒトと同じで犬も夏場の室内の冷え過ぎはよくありません。また、エアコンの効いた部屋ばかりにいても、外気との温度差で体調を崩しやすくなってしまいます。

エアコンの設定温度は26~28℃位で、涼しい場所とそうではない場所を犬が自由に行き来できるようにしましょう。

愛犬の体調不良に気をつけて、元気に夏を乗り切りたいですね!
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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