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実は死に至ることも? 犬が遭遇すると怖い危険な野生生物

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愛犬と生活する中で見かける「野生生物」。中には、犬にとって危険な動物や生き物もいるそうです。では、具体的にどんな危険があるのでしょうか。

「犬が遭遇すると怖い野生生物とその危険性」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

犬に危険な野生生物①カエル

犬が遭遇すると怖い野生生物 犬への危険性とは? いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬は「カエル中毒」を起こすことがあるといわれますが、これは一般的にヒキガエル中毒のことをいいます。

ヒキガエルは強い毒をもつカエルで、目の後ろの“耳腺”からだす毒に触れると皮膚炎を起こしたり、犬が食べてしまうとよだれや激しい嘔吐、下痢、呼吸困難、運動麻痺、虚脱、痙攣などを引き起こし、場合によっては死亡することがあり非常に危険です。耳腺は、犬がヒキガエルを噛んでくわえるなどの刺激を受けると分泌物を多く出すので、犬がカエルに近づかないよう注意しましょう。

両生類の仲間には、皮膚から毒性を持つ分泌物を出すものがいて、ヒキガエルの他にもにアマガエルアカハライモリなどがいます。

犬に危険な野生生物②ヘビ

犬が遭遇すると怖い野生生物 犬への危険性とは? いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「ヘビ」は草むらなどに潜んでいて、犬が散歩中に草むらに鼻先を入れて顔を噛まれたり、脚を噛まれるケースなどがあり、噛まれた部位の強い痛みや腫れがみられます。

日本でみられる毒蛇としては、ハブ、マムシ、ヤマカガシが挙げられます。ハブ・マムシ・ヤマカガシともに牙には猛毒があり、ヤマカガシは首の“頚腺”にも毒があります。これらのヘビに犬が噛まれた際には、牙から毒が体内に入り、血液が壊されて皮下出血や貧血を起こすことがあり、重症例やまれに死亡例もあるため注意が必要です。

またヤマカガシは、ヒキガエルと同じように犬が噛んでくわえた際に頚腺から毒を分泌することがあります。

犬に危険な野生生物③タヌキ

タヌキと犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

日本の各地の市街地から山間部などに生息する「狸(タヌキ)」も犬にとって危険な野生動物です。

タヌキはイヌ科の動物で、森を追われ食べ物を求めて人の生活圏に近づいて密集した結果、イヌジステンパー疥癬が発生しています。

イヌジステンパーは発熱・消化器症状・神経症状を起こすウイルスで、犬が感染すると発症率も致死率も高い怖い感染症です。また、ヒゼンダニの寄生によって生じる皮膚疾患である疥癬は、発症すると重度の痒みや皮膚の炎症・脱毛を起こします。

タヌキと犬が直接接触する機会はまずないかと思いますが、排せつ物や分泌物、死骸などから感染する可能性もあるため、犬を近づけないこと、散歩から帰ったらしっかり足裏や顔を拭くことが大切です。また、イヌジステンパーは混合ワクチンで予防できる病気なので、定期的なワクチン接種も心掛けましょう。

犬が遭遇すると怖い野生生物④カタツムリ・ナメクジ

ワイアー・フォックス・テリアと紫陽花
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「カタツムリ」「ナメクジ」も実は危険な生き物です。

カタツムリやナメクジには、犬の寄生虫病である広東住血線虫の幼虫が潜んでいることがあり、犬が食べたり分泌物をなめたりすることで口から入って感染します。幼虫が犬の体に入ると神経や血管に入り込み臓器に到達し炎症を起こします。

全てのカタツムリが幼虫を持っている宿主であるわけではありませんが、カタツムリの中に潜む広東住血線虫の幼虫は、神経を通って脳に達し脳炎を引き起こし、重症化した場合は犬が死に至ることもあるので注意が必要です。

野生生物の中には毒を持つ生き物もいるなど、犬の命に関わる場合もあります。野生生物を見つけたら不用意に近づかず、もし愛犬が被害にあった場合は、動物病院に連絡をして指示を仰ぎましょう。

(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

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