犬と暮らす
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熟睡する新入り犬を静かに見つめる先住犬。子犬を「見守るような行動」をする犬の心理は?
とある日、2頭の先住犬・ててくんとももちゃんが、ぐっすりと眠っている新入り犬・らいちゃんのことをじーっと見つめていたのだそう。らいちゃんのことを見守る2頭の姿は、見ていてとても微笑ましいですよね♪
でも、途中でててくんが「ウーッ」と唸ってしまいました。すると…
らいちゃんを起こさないように、「静かに!」と言ってる?
当時の様子について、飼い主さんに話を聞いた
ちょうどこの頃、らいちゃんを少しずつケージから出して、みんなで遊ばせるようになっていたのだそうです。
「もーちゃんは最初かららいちゃんに興味津々でしたが、ててはらいちゃんが近寄ることも嫌がり、最初からずっと警戒していたので…正直、ててがらいちゃんを受け入れてくれるか心配でした。でも、もーちゃんが間に入ってくれて、少し安心したことを覚えています」
【獣医師解説】熟睡する子犬を見守る犬の心理

ててくんが唸ってしまったときに、ももちゃんが「静かに!」と怒るような素振りが見られましたが、この光景からどのようなことが読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
「らいちゃんを守るようなももちゃんの行動を見ると、“群れ”として迎え入れたらいちゃんを、『守る対象』だと認識したのではないかと思います。
子犬は群れの中で一番弱く、守る対象です。2頭の先住犬は、何かあったときにすぐに対応できるように、らいちゃんのそばにいるのでしょう。
こうした行動を見せやすい犬は、お世話好きで仲間意識の強いコに多い傾向があると思います」
3頭のその後は…?
すっかり仲良しになった3頭は、毎日賑やかなやりとりを繰り広げているそうで、飼い主さんは「毎日運動会、動物園状態です(笑)」と話してます。

らいちゃんがどんな“大人”の秋田犬になるのか、楽しみですね♪
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/柴田おまめ
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