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獣医師監修|犬の食べ物は何が健康にいいの?【OK・NG食材まとめ】

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今回は、犬が食べても大丈夫な食材と注意したい食材や、健康維持に必要な5大栄養素、ドッグフード以外の食べ物を与える際の注意点について解説します。飼い主さんが与える食べ物は、愛犬の健康に直結します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

犬が食べてはいけない・注意したい食べ物

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まず最初に、犬が食べると危険な食材を見ていきましょう。

中毒症状を起こすおそれがある主な食材

  • アボカド … 果肉や皮に毒素があり、嘔吐や下痢を引き起すことがあります。

  • ぶどう … 腎不全や下痢などの中毒の報告が多く、腎臓病の犬はとくに危険です。

  • プルーン … 葉、種、茎が有毒で、呼吸困難やショック症状を引き起こすおそれが。

  • なす … アクがカルシウムと結合すると、尿石症の原因になるおそれがあります。

  • いちじく … 皮、葉、果肉に中毒成分が含まれています。

  • 生のぎんなん … 生のまま食べると中毒症が起こることが。与えないほうが無難でしょう。

  • 生卵(白身) … 卵白に含まれるアビジンがビタミンB群のビオチンを分解してしまうため犬にはよくありません。ただし、加熱すればOK。

  • マカダミアナッツ … 食後12時間以内に嘔吐やけいれんなどの中毒症が見られることがあるので、注意してください。

  • ネギ・にら・ニンニク・タマネギ … 血液中の赤血球を破壊し、溶血性貧血を引き起こすおそれが。犬が食べてはいけない食べ物の代表格といえるでしょう。

消化不良を起こしやすい主な食材

  • イカ・タコ … 身が硬いので、消化しにくく、嘔吐や下痢の原因に。

  • ごぼう … 食物繊維が豊富でアクも強く、与えない方が無難です。

  • 貝類 … 大量に摂取すると酵素チアミナーゼ(アノイリナーゼ)がビタミンB1を分解するため、ビタミンB1 (チアミン)欠乏を発症するおそれがあります。

  • えび・かに … 消化が悪く、殻を誤飲するおそれもあるので注意しましょう。

  • わかめ … 未消化のまま便に出て来てしまうことがあるので、与えないようにしましょう。

このほかにも、カロリーオーバーになりやすいので、脂肪分が多い肉や魚、パンの耳などは与えないほうが無難です。犬に与えると危険な食べ物はたくさんありますので、ドッグフード以外のものを与えたい場合は事前に確認するようにしましょう。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「まずこれだけは知っておきたい! 犬に絶対与えてはいけない食べ物」

犬が食べてもよい食べ物

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では、犬が食べても大丈夫な食べ物にはどのようなものがあるのでしょうか。

野菜類

きゅうり / ブロッコリー / さつまいも / トマト など

【ポイント】

犬は食物繊維を消化しにくいため、野菜類の与えすぎは軟便や便秘の原因に。硬い部分は 切り落とし、加熱したり、刻んだりしてから与えるようにしましょう。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「この野菜、犬に与えてOK?NG?犬が食べてもいい・食べてはいけない野菜」

果物類

いちご / バナナ / りんご / スイカ など

【ポイント】

皮や筋、芯、種は取り除き、食べやすい大きさにカットして与えるのが基本です。葉や茎に有毒成分が含まれる果物もあるので注意しましょう。また、糖分が多いので与えすぎは禁物です。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「この果物、犬に与えてOK?NG?犬が食べてもいい・食べてはいけない果物」

肉類

鶏肉 / 牛肉 / 豚肉 / ラム肉 など

【ポイント】

生肉は、食中毒の原因菌が付着していることがあるので加熱してから与えましょう。脂身は消化不良を起こすこともあるので、なるべく取り除き、赤身などを与えるようにしましょう。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「この肉類、犬に与えてOK?NG?犬が食べてもいい・食べてはいけない肉類」

魚類

まぐろ / さけ / さば など

【ポイント】

さっとゆでて与えましょう。新鮮であれば生でも大丈夫な食材ではありますが、寄生虫がいる場合があるので注意が必要です。また、塩分を多く含む魚は避け、骨や皮はきちんと取り除きましょう。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「この魚介類・海藻、犬に与えてOK?NG?犬が食べてもいい・食べてはいけない魚介類」

与えてよい食材でも、犬の体質によってはアレルギー反応を起こすことも。初めて与える際は少量にして、頻度や量にも十分注意してください。

犬に必要な5大栄養素とは?

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犬は人と同じように、バランスのとれた食事を与える必要があります。ここでは、犬の健康維持に欠かせない「5大栄養素」とその働きをご紹介します。

タンパク質

体を構成する筋肉、骨、内臓、血液……これらすべての材料となるのがタンパク質です。タンパク質には、植物性と動物性がありますが、犬は動物性タンパク質のほうが消化吸収しやすいといわれています。

脂質

脂質は犬が運動するためのエネルギー源になる栄養素で、少量でも強力なエネルギーに変わる効率のよさが特徴です。また、細胞膜やホルモンの材料や、体温保持の働きをするほか、内臓を保護したり、ビタミンの吸収を助けたりする働きもしています。

炭水化物

炭水化物は、糖質と食物繊維から構成されています。糖質は犬が運動するエネルギーとして、食物繊維は腸の運動を活発にする働きなどをもっています。

ビタミン

直接エネルギーになるわけではありませんが、タンパク質、脂質、炭水化物の3大栄養素がきちんと機能するようサポートする、重要な役割を果たす栄養素です。

ミネラル

ビタミン同様に3大栄養素の働きをサポートしますが、それに加えて歯や骨なのどの体の組織を構成する役割も。ちなみに、犬は人よりもミネラルの必要量の割合が高いと考えられ、鉄、カリウム、カルシウムなど計12種類のミネラルが必要とされています。

栄養バランスを考えるとドッグフードがベター

このように、犬に必要な栄養はさまざまで、バランスも考えて毎日与えるとなると、かなりの困難が予想されます。しかし、「総合栄養食」のドッグフードなら、犬に必要な栄養素がバランスよく配合されて作られているので、水とともに適量を与えていれば、健康の維持ができるのです。
犬の健康を考えるのなら、手軽に栄養バランスの整った食事を与えられる「総合栄養食」のドッグフードを主食とするのがベストといえるでしょう。

ドッグフード以外の食べ物をあげるときの注意点

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では、ドッグフードの以外の食べ物を愛犬に与える場合は、どのような点に注意したらよいのでしょうか。

注意点① 主食にしない

前述通り、栄養学に関する特別な知識がない限り、栄養バランスの取れたご飯を毎日与えることは困難です。犬の主食は「総合栄養食」のドッグフードを基本とし、手作りなど、ドッグフード以外の食べ物を与える場合は量に注意し、“おやつ”として食事量の10%以内に抑えるなど工夫するのが良いでしょう。
また、体調のよくないときにはおやつは控え、持病のある犬は、事前に獣医師に相談することも大切です。

注意点② 味つけはしない

ドッグフード以外の食べ物を与える際は、砂糖やはちみつ、塩などで味つけするのは絶対にNGです。また、人用に調理された食べ物は油や調味料を使っているため、肥満や病気の原因になるケースも。“おすそわけ”することも極力控えましょう。

注意点③ 体重別の適量を守る

ドッグフード以外の食べ物を与える量は、1日の摂取カロリーの10%以内が目安。ほかの食べ物をあげたぶん、ドッグフードの量を減らすようにしましょう。また、犬が食べやすい大きさにして与えることもポイントです。手作りおやつの場合は、できるだけその日のうちに食べ切るようにしましょう。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「犬の食事、何を与えたらいいの?フードの選び方・保存法」

愛犬の健康のためにも、年齢や体型にあった「総合栄養食」ドッグフードを! 

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「総合栄養食」のドッグフードには、「子犬用」「成犬用」「高齢犬用」と、ライフステージ別に分類されたものや、体型別に分類されたものがあります。子犬と高齢犬では、必要な栄養素のバランスが違いますし、肥満傾向の犬は、やせ型の犬に比べると控えておきたい栄養素もあります。
愛犬のドッグフードを選ぶ際は、ライフステージや体型に合ったものを選び、どんなドッグフードがいいのか分からない場合は、かかりつけの獣医師に相談してみるとよいでしょう。

たまに「愛犬がドッグフードを食べない」と、ドッグフード以外の食べ物を与えてしまう飼い主さんがいますが、犬も人と同じように、食欲がわかない日もあります。食欲以外の体調に異変がない場合、まずは1〜2日様子を見てみるのもよいでしょう。それでも食べないのであれば、獣医師に指示を仰いでみてください。
大切な愛犬に健康で長生きしてもらうためにも、正しい食生活を提供してあげましょうね。

参考/「いぬのきもち」2016年9月号『ベストなバランスを知って、健康管理に役立てて愛犬のための栄養素入門』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 髙﨑一哉先生)
   「いぬのきもち」2017年6月号『工場見学でまるごとわかった ドッグフードができるまで』(監修:高円寺アニマルクリニック医院長 髙﨑一哉先生)
   「いぬのきもち」セレクション『愛犬と季節のイベントを一年中楽しめる!手作りレシピBOOK』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 髙﨑一哉先生)
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文/hasebe
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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