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犬が泣くのはどうして?涙やけ?犬の涙の原因と想定される病気とは

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愛犬がしきりに目を気にするような動作をしたり、目ヤニや涙の量が増えたりといった症状が起こっているときは、目の病気を発症している場合があります。今回は、犬の涙や目ヤニの原因と想定される病名、治療法について解説します。

あれ?ひょっとしてうちの子、目の病気?

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早い犬だと4才くらいから発症することもある、さまざまな目の病気。そのなかでも多いのが常に涙があふれて止まらない「涙やけ」や、目ヤニがたくさん出てしまう「角膜炎」です。

愛犬が目をこすったり気にしたりする様子があらわれ、目ヤニや涙の量が急に増えてきたと感じるのは、もしかすると目の病気にかかっているサインかもしれません。犬がかかりやすい目の病気には、一体どんなものがあるのでしょうか?

犬の涙に関する病気TOP3

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犬の涙や目ヤニに関する病気のなかでも、特に多いといわれているのがこちらの3種類です。

涙やけ(流涙症)

まずご紹介するのは、目のまわりや目頭の下の被毛が涙で濡れて変色してしまう「涙やけ」と呼ばれる病気です。原因は全部で2パターンあり、ひとつは愛犬の涙の量がもとからほかの犬よりも多いことで発症するパターン。もうひとつは、目頭にある鼻涙管が詰まって涙が鼻から抜けなくなってしまう「流涙症」など、外部的要因によって引き起こされるパターンだといわれています。

流涙症が原因だと、目頭の下の被毛が変色し、炎症やかゆみを引き起こします。涙やけが進行してしまった場合には、原因となっている病気を特定し治療することが大切です。

角膜炎

愛犬がしきりに目を気にするようになった場合には、「角膜炎」になっている可能性があります。この角膜炎は、黒目のなかでも透明で表面に出ている部分、角膜に外傷性の刺激が起こったり、シャンプー液が目に入ったりすることで起こるのが特徴。

涙や目ヤニが増えるだけでなく、ほかの目の病気を併発するおそれもありますので、早めに炎症を取り除いて点眼薬によって症状を抑える必要があります。

結膜炎

角膜ではなく、目の白目部分の「結膜」の表面に炎症が生じる病気を「結膜炎」と呼びます。原因として考えられるのは、アレルギーや細菌、ウイルス感染によるものから、身近にあるほこりやシャンプーによるものまでさまざまです。

結膜炎も角膜炎と同様に、かゆみや痛みによって目を気にする動作を繰り返すのが発症のサイン。点眼薬で炎症を抑えるほかに、内服薬によって治療するケースもあります。

ほかにもこんな目の病気が!

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涙やけ(流涙症)や角膜炎、結膜炎のほかにも、涙や目ヤニに関する病気にはさまざまな種類があります。

眼瞼外反症

下まぶたに発症することが多いのが、「眼瞼外反症」と呼ばれる病気です。特にブルドッグやセントバーナードなど、顔面の皮膚がたるんでいる犬種に多く見られる病気で、その多くは先天性であるといわれています。

先天性以外の発症原因としては、病気やけがによって顔面の筋肉が弱まることで起こる、顔面麻痺も挙げられます。眼瞼外反症の特徴としては、まぶたが外側に向かってめくれてしまいます。これによって結膜の粘膜の一部が露出するため、涙の量が増えたり、目ヤニが出てきたりしてしまうのです。

眼瞼外反症が疑われる場合には、同時に角膜炎や結膜炎を発症している可能性もあります。点眼薬などで早めに治療を行うようにしてください。

逆さまつげ

「逆さまつげ」は、本来外側に向かって生えているまつげが内側に向かって生えることで角膜を刺激し、涙や目ヤニが多くなってしまう病気です。犬が前足で目をこするような動作をしたときには、まつげの生えている方向や本数、まぶたの状態をよく確認してみてください。

症状が軽度の場合にはまつげを定期的に抜くことで状態がよくなる場合もありますが、まつげの生え方や向きによっては「毛根切除」の手術を行うことも。まぶたが内側にむかってぐいっと曲がりこむ「眼瞼内反症」と呼ばれる病気を併発していることもあり、その際にも手術が必要になります。

ものもらい(マイボーム腺炎)

私たち人の目に関する病気としてもなじみ深い「ものもらい」。別名「マイボーム腺炎」とも呼ばれており、アレルギー体質の犬や免疫力が弱まっている犬に多い病気だといわれています。

まつげの根本付近にあるマイボーム腺が炎症を起こすとまぶたの縁が赤く腫れあがり、イボなどの“できもの”ができてしまいます。このいぼによって目を開けにくくなったり、かゆくなったりすることで涙や目ヤニの量が増加するのです。治療法としては、抗生物質の点眼や軟膏を塗る方法、ピンセットなどで膿をつまんで取り除く方法が有名です。

目の病気になりやすい犬種とは

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一般的には、シー・ズーやパグ、ボストン・テリアやマルチーズなどの、目が表面に飛び出している犬種は目の病気にかかりやすいといわれています。ほかの犬にくらべて目が飛び出しているぶん目のまわりの毛にあたりやすくなり、角膜炎や結膜炎など涙や目ヤニに関連する病気にかかってしまうというわけです。

また先ほどご紹介したセント・バーナードやブルドッグのように、顔面の皮膚がたるんでいる犬種も目の病気を発症しやすい傾向にあります。普段から注意深く様子を観察することを心がけましょう。

気になる症状がある場合はまず動物病院へ

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目の病気は、年齢にかかわらず発症してしまう恐れがあります。特に涙や目ヤニが多くなってきたと感じた際には、早めに動物病院を受診するようにしてください。大好きな愛犬を悲しませないためにも、病気の早期発見・早期治療を目指しましょう。

出典/「いぬのきもち」15年11月号『犬の病気別 なりやすい年齢ランキング』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
文/子狸ぼん
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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