犬が「暇だな」と感じているとき、その気持ちがサインとしてあらわれることがあるようです。具体的にどのようなしぐさや行動が見られるのでしょうか。
いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生が解説します。
犬が暇なときに見せるサインとは?
犬が暇で退屈に感じているとき、しぐさや行動にあらわれることがあります。たとえば…
・寝ている
・手先足先をしきりになめる
・体をかいている
・しきりにアクビをしている
などが、退屈なときによく見られる行動になってくるかと思います。
犬が暇だと感じてしまう原因としては、日中の留守番の時間が長かったり、環境中に遊べるおもちゃが少なかったり、外の景色が見えにくかったりなど、刺激が少ないことが挙げられるでしょう。
犬が退屈を感じているときに起こる影響は?
犬が暇だと感じすぎてしまうと、それがそのコにとってのストレスになってしまう可能性があります。そのほかにも、手先足先をなめすぎて皮膚炎になってしまったり、間接的に運動不足になり太ってしまうといった影響なども考えられるでしょう。
犬が退屈を感じないようにできる工夫は?
愛犬にとって暇な時間が多くならないように、飼い主さんとしてはまず留守番の時間を減らす工夫ができないかを検討しましょう。それが難しい場合には、留守番の環境の中で刺激を増やしてあげることができないかを考えてみてください。
具体的には…
・愛犬がひとりでも遊べるおもちゃを用意する
・留守番中に外の景色が見られるようにする
などの工夫ができないかを検討してあげるのがよいかと思います。また毎日お散歩をさせることで、外でしっかりとエネルギーを発散させ、おうち時間で暇を持て余さないようにすることも大切です。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原 駿太朗先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ