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【獣医師が解説】犬に豆腐を与えても大丈夫?適量やおすすめレシピ

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ヘルシーでダイエット食でもある「豆腐」ですが、犬にとっても体にいいはず!と過信しすぎいませんか?今回はそんな豆腐について、与える際の注意点や適量、アレルギーの危険性や栄養素、さらにお祝いのときに作りたいおすすめレシピまでご紹介します。

消化が良い「豆腐」でもカロリーが心配?!

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豆腐は健康食材として、海外でも人気が高まっています。タンパク質や脂質など体に必要な基礎的な栄養素が豊富に含まれているため、体の機能を整えることができると、健康を維持増進させる「機能性食品」としても注目されています。豆腐の主原料の大豆は「畑の肉」とも言われていたりと、私たちには馴染み深い食品ですよね。

普段の食卓に上がる食品なので「愛犬に与えても大丈夫だろう」と、豆腐を犬に与えている飼い主さんも多いはず。しかし、犬に与え過ぎはNGなのです。豆腐はヘルシーな健康食材のはずなのに「与え過ぎてはいけない」といわれるのはなぜなのでしょうか?

意外と脂肪が多い「豆腐」

豆腐は大豆を加熱加工しているので、犬にも消化の良い食べ物です。しかし栄養成分を見ると、同量の「鶏ささみ」に比べて約5倍の脂肪を含んでいます。一見するとヘルシーにみえる豆腐も、与え過ぎるとカロリーオーバーの危険がある食品なのです。

豆腐の与え過ぎは、カロリーオーバーする危険のほかにも「下痢をしやすくなる」といった心配もあります。豆腐は水とマグネシウムが豊富なので水分補給になる一方、便をゆるくしたり下痢を引き起こしたりする可能性があるためです。夏バテしているときや歯が悪くなったときに与えると良さそうですが、与え過ぎは下痢や肥満、消化不良を引き起こす可能性があるので注意してください。

「豆腐」大豆アレルギーに注意!適量は?

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犬の多くは牛肉や乳製品などの動物タンパク質がアレルゲンとなりますが、まれに大豆がアレルゲンになることがあります。

食べ物によるアレルギーは子犬期に発症することが多いのですが、成犬でも発症する可能性があります。ドッグフードの中には栄養成分の調整や低カロリー効果をもたらすために、大豆の搾りかすやおからなのどの大豆成分が含まれていることがあります。大豆アレルギーの犬の場合は念のため、ドックフードの成分表示を確認しておきましょう。

アレルギーの症状

アレルゲンとなる食品を与えると、耳、口のまわり、足先など皮膚にかゆみがでます。また、消化器に異常をきたし、下痢や嘔吐などの症状を引き起こすこともあります。愛犬が季節に関わらず体中をかゆがったり、胃腸の不調が見られたりしたら、アレルギーを疑ってみるのも良いかもしれません。

豆腐の適量は?

味が淡白な豆腐を食べるときには、人の場合はしょう油などで味付けて、薬味などで風味をくわえますよね。しかし犬に与えるときは、調味料や薬味はNGです。特に人が豆腐を食べるときに欠かせないネギ類は、犬にとっては中毒の危険性があります。必ずパックから取り出したものを、そのまま与えましょう。

目新しい豆腐を、始めのうちは珍しく眺めるでしょうが、そのうち舌先でなめながら食べてくれるでしょう。個体差にもよりますが、体重5kgの犬で小さじ2杯までが適量と覚えておいてください。

また、犬は高齢化や歯周病などの口の痛みが原因で、食べることに興味を示さなくなることがあります。そんなときは、いつものフードに豆腐をトッピングしてみてもいいでしょう。食欲がないときなどのエネルギー・水分補給にもなるので、おすすめの食品ですよ。

「豆腐」に含まれる栄養素

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タンパク質

タンパク質は、皮膚や筋肉など、体内のさまざまな組織を健やかに維持し、犬にとってのエネルギー源となります。さらに毛づやを美しく保つのにも必要不可欠。ちなみに、なめらかな絹ごし豆腐よりも、木綿豆腐の方がタンパク質は多く含まれています。

サポニン

多くの植物に含まれる、ある種の配糖体が「サポニン」です。サポニンは、界面活性作用があり、血管についてしまったコレステロールや脂肪の吸収を阻害し、肝機能を保護する働きがあります。さらに抗酸化作用にも優れているため、アンチエイジング効果も期待できます。

イソフラボン

「イソフラボン」は、ポリフェノールの一種で体内ではエストロゲンと似たはたらきをし、骨粗しょう症や循環器系の疾患の予防が期待できる有機化合物。増えすぎた活性酸素を除去する、抗酸化作用にも期待が寄せられています。血行を促進する作用もあるので、犬の体を健康に導く役割を果たしてくれるでしょう。

リノール酸(不飽和脂肪酸)

「リノール酸」はコレステロール値を下げ、アレルギーを抑制する効果が期待できます。

手作りフード「豆腐」レシピ

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豆腐のミニショートケーキ

【材料(6cm角 1個分)】
・木綿豆腐・・・6×6cm
・イチゴ・・・1個
・キウイ・・・20g
・オートミール・・・5g

【作り方】
1. フライパンにオートミールを入れ、火にかけます。キツネ色になるまで乾煎りしましょう。
2. キウイは種をのぞき、5mm角に刻みます。
3. 木綿豆腐の側面に1のオートミールをまぶしつけ、中央にイチゴを配置します。
4. 周囲に2で用意したキウイを散らしたら完成!

キャロブの生チョコ風

【材料(2cm四方 9個分)】
・キャロブパウダー・・・小さじ2
・カボチャ・・・50g
・絹ごし豆腐・・・15g
・水・・・小さじ1/2

【作り方】
1. 皮と種、ワタを取りのぞいたカボチャを1cm角に切り、耐熱皿に入れます。水を加えてラップをかけたら、電子レンジ(500W)で2分30秒加熱します。
2. 加熱したカボチャ、絹ごし豆腐、キャロブパウダー小さじ1をよく混ぜ合わせます。
3. 形を6cm四方の正方形に整え、9等分に切り揃えます。残りのキャロブパウダーを全体に振りかけたら完成!

時間のある休日や記念日などのハレの日に、愛犬と一緒にパーティー気分!おやつやご褒美として与えましょう。豆腐は犬にとっての健康食材ですが、与え過ぎは禁物です。愛犬の体調を観察しながら、たまに与えてみてはいかがでしょうか?

出典元/『いぬのきもち』2017年3月号「ふだん使いの健康食材 犬に与えてOK?NG?」(監修:高橋一哉先生)
    『いぬのきもち』2017年5月号「愛犬の栄養学辞典」
    『いぬのきもち』16年6月号別冊『手作りレシピBOOK』(レシピ考案:いちかわあやこ先生)
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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