犬と暮らす
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【調査】愛犬に「噛まれた」ことのある飼い主は6割以上という結果が 原因と対策を獣医師が解説
【調査】愛犬に噛まれたことがある?
【体験談】どのようなときに愛犬に噛まれたの?
子犬の頃に甘噛みで
- 「パピー期に噛まれました」
- 「パピーの頃は甘噛み(と言っても、ミミズ腫れと出血するほど)が激しかった。噛んでいい物でたくさん遊んだり、噛まれたときは『痛い!』と言って力の加減を教えました」
- 「甘えてくると甘噛みが強くなることがありました。あと、遊んでほしいときにそうなります」
愛犬から物を取り上げようとしたきに
- 「綿を食べてて取ろうとしたとき」
- 「大きなガムなどに執着心があり、取り上げようとしたら噛まれた」
- 「大きなオヤツが食べづらそうだったので、小さくしてあげようと手を出したら、思いっきり噛まれました」
- 「子犬のときに、家族が落とした物を拾ってしまったとき。危ないから取り上げたら、軽く噛まれました」
- 「犬の食べ終わった食器を片付けようとしたら、噛まれました。『いけない』と伝え、食器を片付けました」
- 「靴下で遊んでいたので、取ろうとしたときにガブッ! 噛んだことに関してすぐに怒りましたが、靴下をそこに置いてしまった私も悪かったので、私も謝り仲直りしました」
- 「愛犬が夢中になっている物が、噛んでほしくないものだったので、取り上げようとしたときに噛まれた。言葉で少し叱ります」
遊んでいるときに興奮して
- 「遊んでるときに、興奮して噛まれた。手を離して、少し落ち着くように促した」
- 「遊んでいるうちに段々と興奮して噛む。お座りをさせて落ち着かせる。それでもダメなときは抱っこする」
- 「遊んでいて、勢いのまま噛んだのだと思います。痛いって言ったら不安そうに見つめて、私の手をなめます。悪い事しちゃったと反省してるそぶりは見せます」
- 「兄弟喧嘩を止めに入ったら、興奮したどちらかに噛まれた。ワクチンも予防接種もしているが、念のため傷口を洗い流し破傷風の注射を打ちに行った」
必要なお世話などをしているときに
- 「爪を切ろうとしたら、右手をガブっと噛まれました(汗)一旦やめて落ち着いてから、声かけをしながら優しく再度挑戦しました」
- 「噛まれたといっても、遊んでいるときやお手入れのとき、愛犬が我慢の限界で噛まれました。噛まれたときは、無視です」
- 「散歩に行くときにレインコートを着せようとしたら、抵抗して噛まれた。『着たくないよね、嫌だよね』と声かけをして、噛まれた状態のまま着せた。嫌なことをしたんだから噛まれても仕方ないかなと思ったので、噛んだことには『痛いよ』と言っただけ」
愛犬に噛まれたシーンはほかにも
- 「寝ているとき無意識に触った」
- 「来て間もなくの頃、怯えてるのになで続けたから。それ以降は、表情を見ながらなでるようにしたら、今では平気になりました」
- 「動物病院で注射を嫌がって暴れて噛みました」
- 「元保護犬で最初は人も物も噛みまくり。信用されてからは噛まなくなりました」
- 「出かけるのがわかるのか?お化粧をしているときに、構ってほしいのか服を噛んで引っ張ります。特に、腕に飛びついて噛むので、二の腕は青アザだらけです。とりあえず、少しでも遊んでやります」
【獣医師解説】犬が飼い主さんを噛む原因は?
原因と対策について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
「犬が飼い主さんを噛むシーンとして多いのは、下記のような場面です。
・犬がくわえているものを飼い主さんが取り上げようとしたとき
・お手入れや散歩の準備が嫌で逃れたいとき
また、歯磨きやブラッシングなどの苦手なお手入れをしているときや、ハーネスをつけるなどの散歩の準備が嫌いな犬は、『嫌だ』という気持ちの表現として噛むことがあります。
愛犬の噛み癖で悩んでいる飼い主さんは、まず愛犬が何を伝えたくて、なぜ噛む行動に出ているかを理解するようにしましょう。恐怖や嫌だという気持ち、興奮など、犬が噛むのには理由があります。そして、犬が噛むシチュエーションを減らしていき、噛む習慣をつけないようにしましょう。
犬に噛まれると、破傷風菌を筆頭に感染症のリスクがあります。噛まれた直後はよく洗い流して、早めに病院を受診してください」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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