犬と暮らす
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犬に起こるアレルギー反応 原因とは
「犬の体に起こるアレルギー反応の原因」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬にみられるアレルギーの症状
岡本先生:
「犬にアレルギー反応が起こると、さまざまな症状がみられます。比較的多いのは、強い赤みやかゆみを伴う皮膚の症状や、嘔吐下痢などの消化器症状が挙げられます。また、顔が腫れる、血圧が下がるなど、急激に進行する激しい症状を伴う場合も稀にあります」
犬にアレルギー反応が起こる原因
岡本先生:
「アレルギー反応は、体内に取り込まれた特定の原因物質(アレルゲン)に対し、何らかのきっかけで免疫が誤って過剰に反応することで発症します。アレルゲンになる可能性のあるものには様々な種類があり、例えば、花粉やハウスダスト、ノミの唾液、プラスチックや化学繊維、食事中のタンパク質などが挙げられます。」
愛犬がアレルギー反応を起こしたときにできること
岡本先生:
「アレルギーによる消化器症状や皮膚のかゆみなどは他の病気の際にもみられることがある症状でもあり、はじめからアレルギーの症状と判断ができない場合もあります。そのため、愛犬の体に何らかの症状が出ている場合は、早めに動物病院受診して、まずは診察をしてもらった方が安心かと思います。
また、愛犬にアレルギー反応が起こっているとき、その原因が判明していない場合や思い当たる理由がない場合などでは、ほかの疾患との鑑別するためにも、早めに受診することをおすすめします。」
また、アレルギー反応の中でも、急激に顔が腫れるなどの強い症状がある場合には、その後どんどん症状が悪化する心配があり注意が必要とのこと。早急に受診をして適切な手当てを受けましょう。
アレルギーはいつ起こるかわからないので、日頃から愛犬の体やしぐさの変化にいち早く気がつけるようにしておくことも大切ですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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