犬と暮らす
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犬の食事は1日何回? ライフステージや体調、体質に合わせた食事の回数とは
「犬の食事の回数」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
成犬の食事は1日2回が一般的
岡本先生:
「一般的に、成長期の子犬の食事は1日に3〜4回程度、成犬・シニア犬の食事は1日2回が給与回数の目安になります。」
実は犬に与える食事の回数に決まりはない
岡本先生:
「成犬やシニア犬の食事については、フードのパッケージに与え方が表記されていますが、与える回数に適正な決まりはありません。
犬の食事管理は1日に摂取するトータルのカロリーと栄養バランスが大切です。このため、カロリーと栄養を適切に摂取できるのであれば、愛犬がより食べやすいタイミングで与えたり、食べやすい与え方にするなど工夫しても大丈夫です。」
食事を与える回数は犬の状態に合わせるとよい
岡本先生:
「そうですね。特にシニア犬や小型犬の場合は、1回の食事であまり量を食べることができないコもいますので、食事の回数を増やして1回に与える量を減らしてもよいでしょう。
また、犬の空腹時間が長いと嘔吐をするコもいます。空腹から嘔吐をする犬の場合では、食事の回数を増やすことで食事と次の食事の間隔を短くする工夫などが必要です。」
犬の食事はパッケージに記載されている量と回数が基本となりますが、犬のライフステージや体調、体質によっては回数や与え方などを工夫してあげるとよい場合があります。
犬の食事の回数について気になることがある場合はかかりつけの獣医師に相談されるとよいでしょう。参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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