犬と暮らす
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「老いていく愛犬への接し方」について考える 老いに気づくサインとは
「愛犬の老いと接し方」について、いぬのきもち獣医師相談室の丸山知美先生に話を聞きました。
愛犬の老いに気がつくサインがある
たとえば、普段より食が細くなった、食べるのが遅くなった、お散歩がゆっくりになった、散歩に行きたがらない、寝ている時間が増えた、床で滑りやすくなった、段差の上り下りがしにくくなったというような変化もみられるようになるでしょう。
加齢による犬の目の見えにくさは、飼い主さんが気がつきやすい変化といえますが、音の聞こえにくさは気がつきにくい飼い主さんが多いように感じます。
生活音のなかで犬の耳が動くのは「音が聞こえているサイン」でもありますが、愛犬の耳が動かなくなってきたら聞こえにくくなってきているサインかもしれませんね。
愛犬の老いを感じたときにできること
今は、ペットのシニアフードやシニアケア用品がとても充実しています。これからやってくるシニア期に備えて、飼い主さんが事前にリサーチをしておくこともよいと思います。
愛犬の老いとどう向き合っていくべきか
犬の老いへの向き合い方として、全力で愛犬を愛してあげてほしいと思います。また、愛犬の困っていることにできるだけ耳を傾けてあげてください。
そのコに適したお世話の方法はそれぞれ異なります。
人間もそうですが、年を重ねると少しずつ心や体に変調がみられることがあります。愛犬にとってできるだけ快適な空間と時間になるように、毎日の行動や変化を感じたらそのたびに対策を取ってあげられるとよいのではないでしょうか。
愛犬とのお別れは目を背けたいことではありますが、全力で愛することがいつの日かやってくるお別れに後悔がないように思います。
愛犬と一緒に過ごすことのできる時間を大切にしたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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