犬と暮らす
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犬の腰痛が起こる原因 急性の腰痛と椎間板ヘルニアは何が違うの?
犬の腰痛はなぜ起こる?
岡本先生:
「犬の腰痛は、椎間板ヘルニアや脊椎炎、尿管結石、腰椎の変形や関節、筋や靭帯を痛めたときなどに起こります。
ただし、脳腫瘍が原因で腰が抜けることもあるため、突然座りこむなどの行動がみられることも考えられます。」
急性の腰痛で麻痺がみられる場合は椎間板ヘルニアの可能性もある
岡本先生:
「犬の椎間板ヘルニアは、椎間板の髄核や線維輪という部分が出っ張ることによって、脊髄神経が圧迫されることをいいます。
犬の急性の腰痛と椎間板ヘルニアの大きな違いは、体に麻痺が生じるかどうかです。
また、犬の椎間板ヘルニアで最も症状の軽い程度を表すグレード1の場合では、疼痛のみの症状で麻痺はみられません。これは、犬の急性の腰痛と同じ症状になりますので、すぐにどちらなのかを鑑別することは困難です。」
愛犬が腰に痛みを感じているときに飼い主ができること
岡本先生:
「愛犬に腰の痛みが生じたと感じたときは、飼い主さんが自己判断をせずに、まずは動物病院を受診してください。
腰痛の対策や予防方法としては、愛犬の高いところへの上り下りをなくすためにドッグステップやスロープを設置することを検討したり、抱っこする際は犬の体を縦にして抱き上げないように注意しましょう。」
愛犬の腰の痛みや症状が悪化することを避けるためにも、異変に気がついたら動物病院を受診することが大切ですね。
参考/いぬのきもちWEB MAZINE『肩こり、胃もたれ、ぎっくり腰……。人の体の不調、犬にもあるの? 』
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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