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犬が自分のテリトリー(縄張り)を持つ理由

「敷地内に人が入ってきたり、来客があると愛犬が吠える」という場合、その犬にテリトリー(縄張り)があって、犬の縄張り意識からみられる行動である可能性があります。

「犬がテリトリー(縄張り)を持つ理由」について、原駿太朗先生が解説します。

犬のテリトリー(縄張り)とは?

犬が自分のテリトリー(縄張り)を持つ理由 いぬのきもち
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犬は「テリトリー」を持つ動物です。犬のテリトリーは「縄張り」ともいいますが、犬にとってテリトリー(縄張り)は「安心できる場所と認識している生活空間」でもあります。

犬は縄張り意識が強い動物ともいわれますが、これは犬の祖先である狼の行動や習性が関係しているといわれています。

狼はそもそも巣を持ち、縄張りを持って生きる動物です。狼の子孫といわれる犬もその名残でテリトリーを持つのだと考えられます。

このため、犬が不安や恐怖を感じたときに特定の場所に逃げ込む、来客に対して自分の縄張りを守るために吠えるなどの行動が縄張り意識に関連してみられることがあります。

犬のテリトリー内での反応はそのコによって異なる

犬が自分のテリトリー(縄張り)を持つ理由 いぬのきもち
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犬のテリトリーに入ったとき、あるいは入ろうとしたときにみられる反応は、「吠える」「唸る」「攻撃する」「逃げる」などが一般的ですが、その犬の縄張り意識の強さであったり、自分のテリトリーに入ってくる人や物に対して持っているイメージによってみられる反応は変わってきます。

愛犬にそこまで縄張り意識のこだわりがなく、侵入してくる人や物によく慣れているコであれば、テリトリー内に人や物が入ってくる状況を抵抗なく受け入れてくれることでしょう。

反対に、怖がりな性格のコや縄張り意識が強いコの場合は、自分のテリトリーを守るために唸る、噛むなどの行動をみせることがあるかもしれません。

犬のテリトリーへのこだわりは良い面も悪い面もある

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犬がテリトリーを持つことは、毎日安心して過ごすことのできる場所があるというメリットもありますが、犬がテリトリーに依存しすぎてしまうと、その場所から離れると落ち着かなくなってしまうことがあるなどの可能性もあります。

テリトリー内に侵入してくる人や物に対する行動は、その犬自身が安心できる場所を守るための行動でもあります。参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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