犬と暮らす
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犬の熱中症は真夏でなくとも起こる 犬との外出は水分補給が大切なワケ
愛犬が外出先で熱中症にならないように、水分補給をしっかり行いましょう。
「犬の熱中症と水分補給」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬の熱中症で気をつけたい「気温」と「湿度」
岡本先生:
「犬の熱中症が起こりやすくなる条件は犬種によって異なりますが、一般的に、気温が22℃以上で湿度が60%を超えると熱中症のリスクが高まるといわれています。」
犬の熱中症の症状
岡本先生:
「犬が熱中症になると、浅く速いパンティング呼吸や流涎(よだれがでる)、ふらつきがあるなどの症状がみられることが多いです。」
犬の熱中症予防のためにできること
岡本先生:
「5月や6月など、犬の体がまだ暑さに慣れていない時期の気温の高い日は、暑い時間帯を避けて運動や散歩することが大切ですね。
また、犬はパンティング呼吸を行うことで唾液を蒸発させて、その気化熱で自身の体温を下げようとするため、パンティング呼吸によって水分が失われていきます。
体の水分が少なくなって脱水の状態になると熱中症のリスクが高まることから、犬の熱中症予防として水分補給は欠かせません。」
また室内でも室温は26℃前後、湿度は50~60%を超えないようにエアコンなどで管理することも大切です。
犬の熱中症は真夏に起こるものと思われがちですが、気温や湿度が高いときは真夏でなくても注意が必要ですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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