日頃から愛犬にこまめな水分補給を行っていますか? 特に暑い季節は愛犬が脱水を起こさないように脱水予防を心がけましょう。
「犬の脱水症状の原因と対処法」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
犬に脱水が起こる原因と症状
犬の脱水が起こる原因はさまざまです。
たとえば、
- 嘔吐や下痢などがあり、体から出ていく水分が多い
- 暑い状態が続いている、熱中症になっている
- 水分摂取量が少ない
- 持病がある、投薬治療を行っている
などの状況によって脱水症状がみられることがあります。
犬にみられる脱水の症状
犬が脱水を起こしたとき、軽度〜中程度だと元気・食欲の低下や流涎などの症状がみられます。また、重篤になってくるとふらつきや起立困難などがみられる場合もあります。
愛犬の脱水に気がついたとき、飼い主にできること
愛犬に脱水症状がみられたとき、ぐったりしておらず、水が飲めるようであれば、まずは水を飲ませてあげてください。もし、水が飲めないような状態である場合は、動物病院への緊急的な受診をする必要があります。
犬の脱水に対する治療法
犬に脱水症状がみられる場合、動物病院では、皮下点滴や静脈点滴で水分を補う治療が行われます。
犬の脱水を予防する方法
犬の脱水を予防するためにできることとしては、外での運動中はこまめに休憩と水分補給を行い、涼ませてあげることが大切です。特に、暑い季節は愛犬が脱水を起こさないように気をつけましょう。
他に食生活で取り入れられる方法もあります。ゴハンに制限のないコであればウエットフードを使う、またはドライフードをぬるま湯でふやかすことで、自然と水分を取り入れることができます。
犬が1日に必要な飲水量
犬が1日に必要な飲水量は体重1kgあたり50〜60mlといわれています。愛犬の脱水を予防するためにも、自宅や外出先でもこまめな水分補給をすることを心がけてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください