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犬の「おしり歩き」は違和感のサイン?注意が必要な理由とは|獣医師解説

飼い主さんは、愛犬が地面(床)におしりをこすりつけながら歩く様子を見たことがありますか? 「おしり歩き」とも呼ばれるこの行動は、実は違和感のサインでもあるようです。

犬がおしり歩きをする理由について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬が地面(床)におしりをこすりつけながら歩く理由は?

遊ぶ犬
gettyimages
犬がおしり歩きをする場合、下記のような理由が考えられるでしょう。
・おしりがかゆいから
・おしりにウンチなどが付着していて取り除きたいから
・肛門腺が溜まったり炎症を起こしたりしているから
おしりをこすりつける動作が続いたり、しきりになめて気にしたりする動作がある場合は、「皮膚炎などでかゆみがある」「肛門腺のトラブルがある」などの可能性が考えられます。おしり周辺の皮膚に赤みがある場合も、「痒みがある」といった原因があるかもしれません。

また、肛門腺液が溜まっていて違和感がある場合にも、おしり歩きをするケースがあります。肛門腺液が溜まりすぎると感染を起こしたり、肛門腺が破裂してしまうリスクがあるので注意が必要です。
何が原因かを判断することは難しいと思いますので、おしり歩きをすぐにやめなかったり、何度も目撃する場合は動物病院を受診することをお勧めします。

肛門腺液が溜まりすぎないように、飼い主さんが日頃から愛犬にできることは?

寄ってくる犬たち
gettyimages
肛門腺液が溜まりやすい犬には傾向があります。以下のようなタイプのコは注意が必要でしょう。
・小型犬
・高齢犬
・足が痛くて踏ん張りがきかないコ
・肥満傾向にあるコ
お手入れの必要性や、お手入れの間隔はどの程度がよいかということも、犬によって異なります。自身の愛犬のお手入れのペースがわかるまでは、1カ月を目安にこまめに動物病院に通って相談するとよいかと思います。

肥満も関係しているので、日頃から体重管理にも気をつけてあげるとよいでしょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※記事の内容は2025年1月時点の情報です。
取材・文/雨宮カイ
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