犬と暮らす
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残業でお疲れの飼い主のもとに駆け寄り、心配そうに見つめる犬 行動や表情から読み取れる心理は?
とある日、家で仕事をしていた飼い主さんは、夜の遅い時間まで残業をしていたそう。やっと仕事が終わり、飼い主さんが思わず「疲れたーっ」と呟いたところ、同じ部屋に置いてあるベッドで寝ていたあいすちゃんが、飼い主さんの声を聞いて駆けつけてくれたのだそうです。
当時の出来事について、飼い主さんに話を聞いた!
「駆けつけてくれたあいすの優しさのおかげで、疲れが吹き飛びました! また、いつもお顔はまん丸なのですが、あのときは寝起きなのでお顔が四角くなっていて(笑) その可愛さにも癒されてしまいました」
そのような行動を普段から見ているため、飼い主さんは「遅くまで仕事してるから大変だ、大丈夫かなと心配してくれたのだと思います」と、あの日のあいすちゃんの行動について話していました。
残業中の飼い主を寝起きで覗きにきたら
— マイペース犬あいすの日常🇺🇦 (@mochikoro_ice) July 26, 2023
顔が四角くなったイッヌ pic.twitter.com/nrCcA1jx1m
【獣医師解説】家で残業する飼い主さんを見つめる犬の心理
いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生が解説します。
「今回のあいすちゃんは、飼い主さんが声を出したことで『仕事(=遊んでもらえない時間)が終わった!』などと感じたのではないかと思います。
ただ、あいすちゃんの顔を見ているとそれだけでなく、飼い主さんに対して『大変だったねー!』と言っているような気がしてきます。あいすちゃんは、飼い主さんの声色や疲れた表情などから、気持ちを読み取ったのかもしれませんね」
飼い主さんが家で仕事をしているとき、愛犬はどのような気持ち?
「飼い主さんが家で仕事をしているときの犬は、飼い主さんが普段とは違う真面目な雰囲気なので『遊んではいけないんだなぁ』という気持ちがあると思います。その一方で、『遊んでほしい! おやつが欲しいよー!』などといった気持ちもあり、葛藤している状態のことが多いのではないかなと、患者さんのお話を聞きながら感じています」
「あまりかまってあげられない場合」の愛犬へのケアは?
「飼い主さんがたとえ家にいたとしても、お仕事のタイミングや状況によってはなかなか愛犬への時間を割くことができない、ということもあるでしょう。
犬からすると『家にいるのになんで?』と、より不満がたまることにもなりかねないので、飼い主さんは『愛犬と遊べる時間』をいつも以上に大切にしてあげるとよいかと思います」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原 駿太朗先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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