「ドアストッパー化している？」ドアの前で“ヘソ天”しながら熟睡する犬の大胆な寝姿から読み取れる心理は｜獣医師解説

気持ちよさそうに寝ていた場所にクスッとする！

紹介するのは、Instagramユーザー@sacchin0108さんの愛犬・あずきちゃん（撮影当時12才／柴犬）。“ヘソ天”しながら気持ちよさそうに眠る様子がなんとも可愛らしいですが、あずきちゃんが寝ていた場所はドアの前。

投稿によると、飼い主さんはちょうどこのときドアの奥にある洗面所に行きたかったそうですが、こちらのドアは「手前に開くタイプ」。あずきちゃんがドアの前で「ドアストッパー」と化していたため、どうしようかという展開になっていたのだとか。

あずきちゃんは、飼い主さんが困っていることなんて知らずにスヤスヤと眠っていたようですね（笑）

飼い主さんに話を聞くと、この光景を見たときは「見たまんまですが『おぉっ！　キレイに足がそろっている』と思った」とのこと。あずきちゃんのヘソ天寝は毎日のように見られる光景だそうですが、「こんなふうにドアストッパーと化す姿は珍しいです」と話します。

通行には許可がいる？

ちなみにその後についてですが、「ワンコファーストの生活なので通行には許可がいる」といい、飼い主さんはあずきちゃんに一言お断りしてからドアをそ〜っと開けて、無事に洗面所に行くことができたようです！

いろいろなヘソ天寝が可愛い！

毎日のようにヘソ天寝しているという、あずきちゃん。居間の中央や扉の横、窓際や家具の引き出しの横など、あずきちゃんは家の中のあちこちに転がっているのだとか！

そんなあずきちゃんの可愛らしいヘソ天寝を見て、飼い主さんは毎日ほっこりした気持ちになるそうです。

【獣医師解説】ドアの前でヘソ天する犬の心理

あずきちゃんはドアの前で「ヘソ天」で寝ていたようですが、この光景からはどのようなことが読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に聞きました。

白山先生：
「犬がドアの前で寝ている場合、『自分では入れないけれど、入れてもらえるまで待ちたい』『空気の通り道でもあるのでそういう場所が好き、快適と感じている』などの理由が考えられます。

しかし、紹介したあずきちゃんの場合は、ドアストッパーと化す姿は珍しく、いつも家の中のあちこちでヘソ天で寝ているということなので、今回はたまたまドアの前でスヤァっと寝てしまったのだと思われます。

飼い主さんが“あずきちゃんファースト”の政策を掲げているので、いつでもどこでも安心して寝られる環境なのでしょう。写真からは、あずきちゃんがすっかりリラックスし、熟睡できている様子がうかがえますね。

あずきちゃんのように、どこでもヘソ天で寝てしまう犬というのは…

・おおらかな性格のコ
・堂々としている、あまり物怖じしないタイプのコ
・飼い主さんを信頼しているコ

などに多く見られるでしょう」

紹介するのは、Instagramユーザー@sacchin0108さんの愛犬・あずきちゃん（撮影当時12才／柴犬）。“ヘソ天”しながら気持ちよさそうに眠る様子がなんとも可愛らしいですが、あずきちゃんが寝ていた場所はドアの前。投稿によると、飼い主さんはちょうどこのときドアの奥にある洗面所に行きたかったそうですが、こちらのドアは「手前に開くタイプ」。あずきちゃんがドアの前で「ドアストッパー」と化していたため、どうしようかという展開になっていたのだとか！

写真提供・取材協力／@sacchin0108さん／Instagram
（監修：いぬのきもち獣医師相談室　獣医師・白山さとこ先生）
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文／雨宮カイ