ごはん前の「ハウス」の指示で猛ダッシュする犬　可愛らしい「ルーティン」から読み取れることは？

ごはん前のルーティンがおもしろすぎる！

紹介するのは、Instagramユーザー@koharuuu_3さんが投稿していたこちらの動画。そこには、愛犬・小春ちゃん（撮影時1才／ゴールデン・レトリーバー）の「ごはん前のルーティン」が映っているのですが、小春ちゃんの愛らしい行動に笑わずにはいられないんです。

「ハウス」と言うと…

ごはん前でソワソワしていた小春ちゃん。そんな小春ちゃんに向かって飼い主さんが「ハウス」と言うと、小春ちゃんはハウスへと猛ダッシュ！

そして、サークルに前足をかけてこの表情。「ごはんですね？」と言うかのように、最高のドヤ顔を見せるのでした。

ごはんを心待ちにしている様子の小春ちゃん。賢くておりこうさんなんだけれど、立ち姿といい表情といい、小春ちゃんのひとつひとつの行動、しぐさに思わずクスッとしてしまいます。

小春ちゃんの行動について、飼い主さんに話を聞いた！

飼い主さんに話を聞くと、小春ちゃんのごはん前のルーティンは1才になり始めた頃から見られるようになったといいます。

飼い主さん：
「ごはん前の小春は、興奮状態になって部屋から飛び出してしまったり、早く食べたいがあまり飛びついてきたこともあったため、落ち着いてもらうためにハウスを覚えてもらいました。ハウスしたらごはんを与えるようにしたところ、名前を呼ぶだけでハウスに入るようになったんです」

小春ちゃんのこのような行動について、「ごはん前のハウスを覚えてくれたことに感動しました」と話す飼い主さん。毎日続けていくうちにこのルーティンはしっかりと定着したようで、「ごはん前のルーティンを見るのが楽しみになりましたね」とも話していました。

【獣医師解説】ごはん前の「ハウス」の指示で猛ダッシュする犬の心理

飼い主さんが「ハウス」と言うとハウスへと猛ダッシュする、小春ちゃん。ごはん前の「ルーティン」からどのようなことが読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞きました。

山口先生：
「犬は、ごはんや褒めるなどのご褒美をもらえることで、指示を覚えます。ご褒美が犬にとってより嬉しいものであれば、学習が早まります。

今回の小春ちゃんは、『ハウスするとごはんというご褒美をもらえる』と学習したのでしょう。小春ちゃんにとって、ごはんはとても嬉しいご褒美なのでしょうね。また、小春ちゃんがゴールデン・レトリーバーという学習能力が高い犬種であることも関係しているかと思います」