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「お腹減ったなぁ」と呟くと即反応! 犬は飼い主の言葉をどの程度理解している?|獣医師解説

愛犬と一緒に暮らすなかで、愛犬の成長の様子に驚かされることもあるでしょう。
見つめるボンドくん
まったりしていたら……
@Bond_Samoyed
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@Bond_Samoyedさんの愛犬・ボンドくん(撮影時1才/サモエド)のエピソード。飼い主さんは、ボンドくんの成長を見守るなかで「ボンドにとって重要な日本語は、しっかり理解している気がする」と感じているのだそう。

カメラはこのあと、そのことがよくわかるボンドくんの姿をとらえていました。それは、ボンドくんがいつもどおりリビングでくつろいでいたときのこと。

飼い主さんが「お腹減ったなぁ……」とポツリと呟くと……

「食べ物に関する話をしている」と理解?

「お腹が減ったなぁ」の言葉に反応するボンドくん
「ん?」
@Bond_Samoyed
まったりしていたボンドくんですが、飼い主さんが「食べ物に関する話をしている」ことを瞬時に理解した様子で、パッと顔を上げて飼い主さんのことを見つめてくるのでした。
立ち上がろうとするボンドくん
立ち上がろうとするボンドくん
@Bond_Samoyed
ボンドくんと目が合った飼い主さんは、今度は「ボンドもオヤツ食べる?」と聞いてみることに。すると、ボンドくんは舌をペロッとさせながらサッと立ち上がり、飼い主さんにオヤツの催促をしにきたそうです。

ボンドくんの一連の行動について飼い主さんに聞くと、「これは完全に言っていることを理解しているな……」と思ったと話します。
飼い主さん:
「ボンドは、自分にとって重要なオヤツやお散歩に関する会話の“キャッチ力”が高いです。オヤツが大好きなので、このときは『オヤツタイムがきた! 早くちょうだい!!』と立ち上がったのだと思います。

普段は興味のない話をしていたらこちらを向きませんし、『くつろいでいるときにワザワザ立ち上がるのは面倒くさーい』というようなタイプなので……。率直に『現金なヤツだなぁ』と思いました(笑)」
嬉しそうなボンドくん
オヤツをもらって大満足?
@Bond_Samoyed
ちなみにこのあと、ボンドくんはオヤツをバッチリもらって大満足な様子だったそうです!

1才になる少し前ごろから、“日本語理解力”がメキメキと上達!?

見つめるボンドくん
見つめるボンドくん
@Bond_Samoyed
賢い姿を見せていたボンドくんですが、飼い主さんいわく「1才になる少し前ごろから、日本語理解力がメキメキと上達してきた」とのこと。

日常ではほかにも、「私たちが話すことを割と理解するようになっているな」と感じた出来事があるそうです。
飼い主さん:
「たとえばですが、目ヤニが出ているときにボンドの目を見て『目薬さしたほうがいいかもなぁ……』と私が独り言を呟くと、ボンドは目薬をさされると理解して逃げてしまいます。

ほかにも、遊んでいるときに『〇〇(旦那)のところに行こう』と言うと、ボンドは旦那のもとへダッシュで向かうので、人の名前も理解しているのかなと思います」
眠るボンドくん
寝姿も“人”っぽい?
@Bond_Samoyed
日頃から飼い主さんたちの言葉をよく聞き、自分にとって重要な言葉を聞き逃さないようにしている様子のボンドくん。これからもいろいろな言葉を理解していって、飼い主さんのことを驚かせるかもしれませんね!

【獣医師解説】飼い主さんが発する「特定の言葉」に反応する犬の姿からわかること

首をかしげるボンドくん
@Bond_Samoyed
飼い主さんが「お腹減ったなぁ……」とポツリと呟くと、ボンドくんはパッと顔を上げて飼い主さんのことを見つめてきたそうです。

犬は飼い主さんの言葉をどの程度理解しているものなのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
白山先生:
「まず、犬が覚えやすい単語には次のようなものがあると思います。
・『ゴハン』『オヤツ』『散歩』などの犬にとって嬉しい言葉
・自分の名前、家族の名前
・(もらったことのある)食べ物の名前
ボンドくんの様子からは、食べ物に関する言葉を理解していることがうかがえます。飼い主さんが何かを食べるときに、『一緒にオヤツなどがもらえるかも!?』という期待と、『自分も欲しい!』という気持ちがあらわれているようですね。

ボンドくんのように、飼い主さんの言葉を普段からよく聞く犬には特徴が見られるかと思います。たとえば……
・飼い主さんの目を見て指示をよく聞くコ
・家族が話しているときもそばで聞くコ
・好奇心旺盛なコ
・飼い主さんと遊ぶことが好きなコ
などに多いと思われます」

犬はどのようにして飼い主さんが話す言葉を理解するの?

白山先生:
「飼い主さんの話によれば、ボンドくんは1才になる前ごろから飼い主さんたちの会話を聞いて、どのようなことを言っているのか理解しているような行動を見せるそうですね。

犬は飼い主さんとの生活のなかで、おもに“自分に関係する言葉”をある程度理解し、飼い主さんの行動や声のトーン、表情などから『次に何が起こるのか』を学習していることが考えられます。

それが自分にとって良いことなのか、苦手なことなのかなどを予測し、自分がどのように行動したらいいか判断していると思われます」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
写真提供・取材協力/@Bond_Samoyedさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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