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「お腹減ったなぁ」と呟くと即反応! 犬は飼い主の言葉をどの程度理解している?|獣医師解説
カメラはこのあと、そのことがよくわかるボンドくんの姿をとらえていました。それは、ボンドくんがいつもどおりリビングでくつろいでいたときのこと。
飼い主さんが「お腹減ったなぁ……」とポツリと呟くと……
「食べ物に関する話をしている」と理解?
ボンドくんの一連の行動について飼い主さんに聞くと、「これは完全に言っていることを理解しているな……」と思ったと話します。
「ボンドは、自分にとって重要なオヤツやお散歩に関する会話の“キャッチ力”が高いです。オヤツが大好きなので、このときは『オヤツタイムがきた! 早くちょうだい!!』と立ち上がったのだと思います。
普段は興味のない話をしていたらこちらを向きませんし、『くつろいでいるときにワザワザ立ち上がるのは面倒くさーい』というようなタイプなので……。率直に『現金なヤツだなぁ』と思いました(笑)」
耳ざとい犬。
— Bond🐻❄️Samoyed (@Bond_Samoyed) November 15, 2023
👩「お腹減ったなぁ…」
🐻❄️「(ん?どうしたの?)」
👩「ボンドもオヤツ食べる?」
最近、ボンドにとって重要な日本語は、しっかり理解している気がします😂
🐻❄️ #サモエド #サモエド仔犬 #サモエドパピー #samoyed #もふもふ #犬のいる暮らし #犬のいる生活 #犬バカ部 🐻❄️ pic.twitter.com/uGJDi8EiVa
1才になる少し前ごろから、“日本語理解力”がメキメキと上達!?
日常ではほかにも、「私たちが話すことを割と理解するようになっているな」と感じた出来事があるそうです。
「たとえばですが、目ヤニが出ているときにボンドの目を見て『目薬さしたほうがいいかもなぁ……』と私が独り言を呟くと、ボンドは目薬をさされると理解して逃げてしまいます。
ほかにも、遊んでいるときに『〇〇(旦那)のところに行こう』と言うと、ボンドは旦那のもとへダッシュで向かうので、人の名前も理解しているのかなと思います」
【獣医師解説】飼い主さんが発する「特定の言葉」に反応する犬の姿からわかること
犬は飼い主さんの言葉をどの程度理解しているものなのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
「まず、犬が覚えやすい単語には次のようなものがあると思います。
・自分の名前、家族の名前
・(もらったことのある)食べ物の名前
ボンドくんのように、飼い主さんの言葉を普段からよく聞く犬には特徴が見られるかと思います。たとえば……
・家族が話しているときもそばで聞くコ
・好奇心旺盛なコ
・飼い主さんと遊ぶことが好きなコ
犬はどのようにして飼い主さんが話す言葉を理解するの?
「飼い主さんの話によれば、ボンドくんは1才になる前ごろから飼い主さんたちの会話を聞いて、どのようなことを言っているのか理解しているような行動を見せるそうですね。
犬は飼い主さんとの生活のなかで、おもに“自分に関係する言葉”をある程度理解し、飼い主さんの行動や声のトーン、表情などから『次に何が起こるのか』を学習していることが考えられます。
それが自分にとって良いことなのか、苦手なことなのかなどを予測し、自分がどのように行動したらいいか判断していると思われます」
写真提供・取材協力/@Bond_Samoyedさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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