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【獣医師監修】トイ・プードルの黒(ブラック)はどんな犬?
トイ・プードルの黒(ブラック)の特徴は?
皮膚は黒やグレーがかった「ダークスキン」と呼ばれる色が多いですが、白っぽいピンク色の「ピンクスキン」の子もいるようです。
被毛はシングルコートで、硬く丈夫な毛質です。毛の量は多いですが抜け毛は少なく、クルクルとした巻き毛が特徴的です。
ちなみにトイ・プードルの毛色は、基本的に単色とされています。基本カラーはブラック・ブラウン・ホワイトの3色。人気のカラーであるレッドやクリームは、基本カラーの毛色の子をミックスしていくことで生まれたそうです。
トイ・プードルの黒(ブラック)の性格は?
そしてトイ・プードルは、毛色によって性格に違いが出るといわれているのです。ブラックは落ち着いている、賢くしつけやすい、服従心が強い、無駄吠えが少ないとされ、トイ・プードルの中でも特にフレンドリーで頭がいいのだとか。運動神経の高い子も多く、体を動かすことが大好きなようです。
もちろん個体差はありますが、小さな子どものいる家庭や高齢の方でも比較的飼いやすいといわれています。
トイ・プードルの黒(ブラック)は、どうお手入れすべき?
定期的にトリミングしよう
特に注意したいのは、目の周りや足裏の被毛。毛が伸びると目の中に入ったり、肉球を覆って滑りやすくなったりします。愛犬の安全のためにも、定期的にトリミングするようにしましょう。
毛玉予防にブラッシングしよう
毛玉を作らないためには、毎日ブラッシングすることが大切です。スリッカーブラシなどを使って、毛をやさしくほぐしてあげましょう。
特にブラックの毛色は、丁寧にブラッシングすることでツヤのある黒色を出すことができるはずですよ。
寄生虫の対策をしよう
予防薬には、背中に垂らして皮膚をガードするタイプと、飲ませるタイプのものがあります。飲ませるタイプの中には、肉風味のおやつのようなものもあるので食べやすいでしょう。
予防薬に加え、ペット用の虫よけスプレーを使うことも効果的。散歩前に使用することで安心してお出かけを楽しめそうです。
ちなみに、人用の虫よけスプレーを使うのはNGです。犬には刺激が強いため絶対にやめましょう。
トイ・プードルの黒(ブラック)が気をつけたい病気は?
また垂れ耳のため、外耳炎にもなりやすいです。特に夏場には耳のトラブルが起きやすいので、毎日耳の中を観察したり、おかしなニオイがしないか嗅いだりするといいですよ。
ほかには膝の皿がずれてしまう膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)や、乳歯に重なるようにして永久歯が生えてくる乳歯遺残(にゅうしいざん)のおそれもあります。
トイ・プードルの黒(ブラック)の「退色」とは?
トイ・プードルは生まれたときにもっとも濃い色をしており、成長するにつれて毛色が薄くなっていく傾向があります。ブラックの毛色の子でも、ブラウンやホワイトなどの遺伝子が混ざっている場合は、黒色が薄くなる可能性が考えられます。
トイ・プードルのブラックは、毛色が濃いため退色が目立ちやすいです。被毛の色が薄い黒やグレーになり、鼻の頭や耳周りの毛などがうっすら白みがかってくることも。
人が年をとると白髪が増えるのと同様に、犬たちの毛色も変わってくるのですね。
ちなみにブラックのほかにも、レッドやグレーの毛色も退色しやすい傾向があります。
魅力たっぷり! トイ・プードルと仲良く暮らそう
こまめなお手入れと病気の予防に気をつけ、トイ・プードルのブラックと楽しく過ごしてくださいね!
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監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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