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目が見えなくても工夫と愛情で。失明した愛犬を支える日々

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この特集では、難病や障がいをもった愛犬とその飼い主さんの、闘病や暮らしの様子をレポートします。今回ご紹介するのは、遺伝性網膜変性症で視力を失った、かのんちゃんと、いっしょに暮らす北川美紀さん。目が見えない障がいがあっても、音や記憶を頼りに行動しやすいよう工夫している北川さんとかのんちゃんの生活をご紹介します。

1回目の記事|私の顔も見えないの?愛犬の失明状態が判明、泣き暮らした飼い主さん

2回目の記事|引っ越し禁止、「音」での合図、そして転職……すべては目の見えない愛犬のために

音の出るおもちゃで引っ張りっこ

現在、かのんちゃんは、定期的に動物病院で検診を受けています。遺伝性網膜変性症の影響で白内障など新たな病変が起きていないかを調べるためです。それ以外は、大きな病気や体調不良に悩ませられることはありません。目が見えなくなると内向的になる犬もいるようですが、かのんちゃんは外へ出たり、人に会ったり、遊んだりするのが好きなタイプです。

遊びでは、音が出るおもちゃが大活躍。おもちゃの音を追ったり、北川さんとおもちゃを引っ張りっこするのが大好きです。

「引っ張りっこは、ロープ形のおもちゃよりも音の出るおもちゃでするほうがより刺激になって楽しいようです」

病気が判明したときにアイガードを購入

ふだんの生活でも、ものにぶつからないように音を上手に取り入れています。散歩時も、目が見えないかのんちゃんは、ニオイかぎをしながら、目を開けたまま草むらに突っ込んでしまうことも。目を傷つけないために、草むらに近づきそうになったら、音の出るおもちゃを鳴らし、北川さんのほうへ注意を向けさせます。

また、かのんちゃんの病気が判明したときに、北川さんがすぐに購入したのがリング状のアイガードです。ベルトで首まわりに固定するもので、歩き回る際に、アイガードが先に物や家具に当たるため、目や顔がそこにぶつかることを防げます。

「初めての場所へ出かけるときに役立ちそうと思って、病気が判明してからすぐに買いました」

お泊まりは無理でも日帰りのお出かけを楽しむ

そもそもお出かけするのが大好きなかのんちゃん。「かのんは車に乗ること自体が楽しいようで、遊園地にあるカートなども大好きです」と北川さん。北川さんにとっても愛犬とのお出かけは当初描いていた愛犬生活の楽しみのひとつでした。

「まだ目が見えるころは、ときどき泊りがけの旅行をしていましたが、2017年末の旅行では、目の見えない不安から夜に鳴き出してしまって……。それ以来、お泊まり旅行はしていません」。

かのんちゃんの病気が判明したとき、北川さんが決意したことがあります。

「まだ先の話かもしれませんが、かのんが最後に虹の橋を渡るとき、私のところへ来て幸せだったと思えるようにしようと心に決めました。お泊まりは無理でも、お出かけや乗り物に乗るのが好きなかのんが楽しく過ごせるように、これからもいろいろな場所へ連れていきたいと思っています」。


出典/「いぬのきもち」2019年11月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/尾﨑たまき
文/犬神マツコ

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