犬と暮らす
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目が見えなくても工夫と愛情で。失明した愛犬を支える日々
音の出るおもちゃで引っ張りっこ
遊びでは、音が出るおもちゃが大活躍。おもちゃの音を追ったり、北川さんとおもちゃを引っ張りっこするのが大好きです。
「引っ張りっこは、ロープ形のおもちゃよりも音の出るおもちゃでするほうがより刺激になって楽しいようです」
病気が判明したときにアイガードを購入
また、かのんちゃんの病気が判明したときに、北川さんがすぐに購入したのがリング状のアイガードです。ベルトで首まわりに固定するもので、歩き回る際に、アイガードが先に物や家具に当たるため、目や顔がそこにぶつかることを防げます。
「初めての場所へ出かけるときに役立ちそうと思って、病気が判明してからすぐに買いました」
お泊まりは無理でも日帰りのお出かけを楽しむ
「まだ目が見えるころは、ときどき泊りがけの旅行をしていましたが、2017年末の旅行では、目の見えない不安から夜に鳴き出してしまって……。それ以来、お泊まり旅行はしていません」。
かのんちゃんの病気が判明したとき、北川さんが決意したことがあります。
「まだ先の話かもしれませんが、かのんが最後に虹の橋を渡るとき、私のところへ来て幸せだったと思えるようにしようと心に決めました。お泊まりは無理でも、お出かけや乗り物に乗るのが好きなかのんが楽しく過ごせるように、これからもいろいろな場所へ連れていきたいと思っています」。
出典/「いぬのきもち」2019年11月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/尾﨑たまき
文/犬神マツコ
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