1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 飼い方
  4. 食事・ドッグフード
  5. 犬にもやしをあげても大丈夫?犬への健康効果と与えるときの注意点

犬と暮らす

UP DATE

犬にもやしをあげても大丈夫?犬への健康効果と与えるときの注意点

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スーパーなどで簡単に手に入りなおかつ低価格なもやしは、家計を助ける節約食材として日本では親しまれています。シャキシャキとした食感が美味しい上に、とてもヘルシーな野菜なのでダイエット食品としても人気が高いです。最近では、もやし料理専門店なんかもあるほど。人間にはとても親しまれているもやしですが、「犬の健康にもいいの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

もやしには犬にとって害になる成分は含まれていないため犬に与えても大丈夫な野菜ですが、与える際には細心の注意が必要になります。今回はもやしに含まれる栄養素について説明しながら、犬に与える際の注意点やもやしによる健康効果についてご紹介していきます。


監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )

もやしの栄養素

生健康的なホワイトのモヤシ
bhofack2/gettyimages

「もやしに栄養素なんてあるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、もやしにはたくさんの栄養素が含まれています。意外にもやしはビタミンが豊富に含まれていて、主なものとしてはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCです。ビタミンB1やビタミンB2は長い時間散歩をする犬には必要不可欠な栄養素で、エネルギーを作るのにとても大切になってきます。また、疲労回復効果もあるため、激しい運動などをした後に与えることで犬の体力回復に繋がるでしょう。

ビタミンCには、免疫力の向上や皮膚被毛の健康などの健康効果があります。健康な犬の場合ある程度ビタミンCを体の中で生成することができますが、補うには最適な野菜かもしれません。ビタミンは摂取することで病気になりにくい体を作ることができるため、愛犬と長く一緒にいるためには大切な栄養素です。

もやしに含まれる栄養素:ミネラル

もやしは、カルシウムやカリウムなどのミネラル類も豊富に含んでいます。その中でも特に豊富に含まれている栄養素は、カリウムです。カリウムは、筋肉や神経の働きを円滑にする効果や血圧のコントロールをしたりする作用があります。

その他にも利尿作用があり、体の中の塩分や水分を調整し、老廃物の排泄を促すため、食物繊維の効果と相まってデトックスに繋がるでしょう。また代謝を上げる効果もあるため脂肪の燃焼が促進され、愛犬ののダイエット効果にも期待大です。

犬にもやしを与える際の注意点

ジャーキーをもらうチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

もやしには多くの栄養素が含まれていて、様々な健康効果が期待されています。そのため「もやしは健康に良いんだ!たくさん与えてあげよう!」となる気持ちもわかりますが、一旦ストップが必要です。もやしの与え方を誤ってしまった場合、犬の健康状態が悪いとワンちゃんの体調に悪く影響してしまう可能性があります。

犬の身体はとてもデリケートなものです。愛犬の健康を維持するためにも、犬にもやしを与える際の注意点について深く理解する必要があります。どのようなことに注意が必要なのか詳しくご紹介していくので、しっかりと覚えるようにしましょう。

アレルギーには要注意

人間に食物アレルギーがあるように、犬にも食物アレルギーが存在します。そのため初めてもやしを食べる場合は、少しの量からスタートして与えていくようにしましょう。アレルギー症状の主なものとしては嘔吐、便が緩くなる、皮膚が赤くなりかゆくなる、目が充血するなどです。様子を見て大丈夫そうであればアレルギーの心配は少ないと思いますが、もしもアレルギー症状のようなものが出た場合は与えるのをやめ、すぐに動物病院に行き検査を受けるようにしてください。

また、もともと大豆アレルギーがある犬には、もやしは食べさせないように注意しましょう。大豆アレルギーのある犬の場合、もやしを食べることでアレルギー症状が出る可能性が高いです。アレルギーがあるかわからなくても「以前に大豆類を食べたときに似たような症状が出たことがある」というワンちゃんには食べさせないほうが良いでしょう。

与え過ぎは良くない

犬の健康に良いからと言って、たくさんの量を与えることはしないようにしましょう。もやしには食物繊維が豊富に含まれているため、大量に与えてしまうとワンちゃんは消化できずに消化不良を起こしてしまう可能性があります。

消化不良が起きてしまうと消化器官に負担がかかり、嘔吐したり食欲をなくしてしまったりします。さらに、もやしは水分を多く含んでいるので下痢にもなりやすいです。もともと消化器官が弱い犬や子犬、シニア犬は消化不良を起こしやすいので注意してください。

健康に良いものはたくさん与えたいという気持ちはわかりますが、逆に悪影響を及ぼす可能性があるということを理解しましょう。適切な量を守ることが、愛犬の健康を維持することに繋がります。

犬にもやしを与える際の与え方

ボーロをもらう柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

もやしには有害な成分は含まれていないため、生のもやしを与えたとしても問題はありません。しかし生のままでは消化に悪いため、ワンちゃんの身体に負担をかけてしまう可能性があります。

そのため、生のまま与えるのではなく少しの手間を加えてから与えることをおすすめします。ご主人様の手間がかかっている方が、ワンちゃんも喜んでくれるはずです。ここではワンちゃんにもやしを与える際の効果的な与え方や、おすすめの調理法についてご紹介していきます。

新鮮なもやしを調理してから与えよう

犬の健康状態を維持するために、もやしは新鮮なものを用意するようにしましょう。もやしは傷むのがとても早く、腐りやすいです。そのため、もやしの状態に注意して新鮮なものを与えることを心がけてください。また、ワンちゃんの消化を少しでも良くするために軽く調理してあげましょう。

茹でるかレンジで温めたもやしを、細かく切るだけの簡単なものです。茹でてしまうともやしに含まれる栄養素が流れ出てしまうので、茹でるよりもレンジで温めるほうがおすすめの調理法になります。

もやしは消化されにくい食べ物のため、ワンちゃんが食べるとそのままの状態で排泄されてしまうことが多いです。そうなると便が連なったりなかなか出なくなってしまうことがあるので、食べやすく調理してあげることが大切になります。

与える量とおすすめレシピ

与える量としては、一回20g程度が目安です。毎日与えてしまうと消化不良を起こしてしまうので、数日に一回与えるようにしましょう。もやしだけではカロリーがとても少ないので、ドッグフードに混ぜることや手作りのご飯を作ってあげると良いでしょう。

手作りのご飯を与えてあげたいという方向けに、おすすめの手作りレシピをご紹介します。
材料はもやし、ささみ、ごはん、水をそれぞれ適量です。

作り方は、まずもやしとささみを細かく切ります。次に鍋に水とささみを入れて煮込み、火が通ったらもやしとごはんを入れます。ごはんはあらかじめ、ぬめりを取るために洗っておきましょう。

その後、ある程度煮込めば完成です。味付けをすると塩分が高くなってしまうので、基本的に味付けはいりません。
とても簡単なので、ぜひワンちゃんに作ってあげてみてください。

もやしは愛犬の健康には良いけれど与え過ぎには注意

今回は、犬にもやしを与える際の注意点や効果的な与え方についてご紹介しました。もやしは低価格ですぐに手に入り、健康にも良いとても重宝する野菜です。人間にも効果的ですが犬にも多くの健康効果が期待されるので、もやしを与えてみることで犬の健康状態が改善されるかもしれません。

ですが与える際は、上記の注意を忘れずに。愛犬のためにも、健康に良い食事を与えることは大切です。犬の健康に気を遣うことで、愛犬と過ごすことができる時間が大きく変わります。今回の記事を参考に、犬の健康を意識した生活を心がけましょう。

監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )



監修/獣医師 ペット栄養管理士 佐野忠士先生(酪農学園大学 准教授 )
博士(獣医学)東京大学。
所属学協会:日本獣医麻酔外科学会、日本獣医救急集中治療学会、日本麻酔科学会、日本獣医学会、日本獣医師会 / 北海道獣医師会、動物臨床医学会、日本動物病院福祉協会、日本動物リハビリテーション学会
著書:「犬と猫のリハビリテーション実践テクニック―ひと目でわかる理学療法の必修ポイント!!」(インターズー)、「動物医療チームのための痛みのケア超入門(as BOOKS)」(インターズー)など多数。

文/BE
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る