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犬に白菜はあげてもいいの?白菜の栄養素や与える際の注意点を解説

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白菜はお鍋や漬物などでよく使われ、私たち人間にとってはとても馴染みの深い野菜の一つです。秋冬野菜ですが、今ではいつの時期でもスーパーなどで簡単に手に入りますよね。白菜を手に持っていると愛犬が寄ってきて欲しがる、なんてこともあるのではないでしょうか。「犬に白菜ってあげても大丈夫なの?」と不安になるかもしれませんが、白菜は犬に与えても大丈夫な野菜です。
しかし、いくつか注意が必要な点もあります。今回は、白菜に含まれている栄養素や犬に与える際の注意点について詳しくご紹介していきます。

この記事の監修

佐野 忠士 先生

 獣医師
 酪農学園大学獣医学群獣医保健看護学類准教授
 酪農学園大学附属動物医療センター 集中治療科診療科長

 日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)卒業
 東京大学大学院農学生命科学研究科獣医学専攻博士課程修了
 北里大学獣医畜産学部および同大学獣医学部勤務
 日本大学生物資源科学部獣医学科勤務

●資格:獣医師/博士(獣医学)/世界的獣医心肺蘇生ガイドラインインストラクター(RECOVER インストラクター)/CCRP

●所属:日本獣医麻酔外科学会日本獣医学会日本獣医師会日本動物リハビリテーション学会動物臨床医学研究所日本麻酔科学会日本臨床モニター学会

●主な診療科目:麻酔科/集中治療科

●書籍:『asBOOKS チームで取り組む獣医師動物看護師のためのICU管理超入門』『as BOOKS チームで取り組む獣医師・動物看護師のための輸液超入門』『動物看護師のための麻酔超入門・改訂版』 など多数

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白菜の栄養素

生グリーン有機白菜
bhofack2/gettyimages

白菜はアブラナ科の野菜で、チンゲンサイや山東菜などの仲間です。日本食には多く使われている食材で、家庭の食卓にもよく出てくる野菜の代表格です。ついつい興味津々な愛犬にあげてしまいがちな食材かもしれませんね。

ですが、既往症などをもつ犬にとっては、危険な食材となってしまう可能性もあるので十分な注意が必要です。

白菜に含まれる栄養素とは

白菜の成分の内、95%は水分でできています。「白菜ってそんなに栄養なさそう」と思う方もいるかもしれませんが、白菜にはビタミン類が偏りなく含まれていて、さらにカリウムやカルシウムが豊富です。また、ビタミンKやビタミンCなども多く含まれており、それぞれ人と犬では異なる働きをする場合もありますので、与える際は注意が必要です。

水分補給に効果的

犬が白菜を食べることによって、多くの健康効果が期待されます。白菜は95%が水分でできているため、水分補給として効果的です。犬は、水分補給が足りていないと脱水症状や熱中症を引き起こしたり、老廃物を上手く排泄できず病気の原因になったりしてしまいます。水分補給はとても大切なことなので、白菜をうまく活用するとよいでしょう。しかし、与え過ぎると消化が悪くなってしまうため注意が必要です。

犬に白菜を与えるときの注意点

ガムを噛む犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

さまざまな健康効果が期待される白菜ですが、与え過ぎや犬の健康状態によって悪い効果を引き起こす場合もあります。健康に良いからと、ただ与えるだけではいけません。愛犬を守るためにも、注意しなければいけないポイントについて理解する必要があるでしょう。
では、白菜にはどのような注意点があるのでしょうか。白菜を与えることによって起こりうる健康に悪い症状や、与える際の注意点についてご紹介していきます。

消化不良を起こす

白菜には食物繊維が多く含まれており、犬はこの食物繊維を分解する酵素を持っていないため胃や腸に負担をかけてしまいます。適量であれば問題ありませんが、大量に与えてしまうことで消化不良を起こしてしまうでしょう。

消化不良を起こしてしまうと、嘔吐や下痢などの症状が現れることがあるので注意が必要です。白菜を与える際は生のままにせず、茹でることやレンジで温め細かく切ってから与えるようにしましょう。そうすることによって食物繊維が細かくなり、犬の胃や腸への負担を減少させることができます。

また、消化器官が未熟な子犬やもともと胃腸が弱い犬、シニア犬に白菜を与えてしまうと消化不良を起こしやすいので、無理に与えないようにしましょう。

甲状腺疾患のある犬にはNG

白菜に含まれるイソチオシアネートは、白菜だけでなくキャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の植物に含まれています。イソチオシアネートはがん予防が期待されている成分ですが、「ゴイトロゲン」として作用してしまう可能性があります。

ゴイトロゲンとは甲状腺ホルモンの原料であるヨウ素の合成や吸収を阻害する成分で、甲状腺の機能を低下させ甲状腺が腫れるなどの症状を引き起こします。

そのため、もともと甲状腺に疾患を抱えている犬には食べさせないように注意しましょう。健康なワンちゃんであってもイソチオシアネートの過剰摂取により甲状腺疾患になる可能性があるので、白菜とキャベツなど同じアブラナ科の野菜を組み合わせて与えることも要注意です。

犬への白菜の与え方

誕生日プレートをもらうチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

人間が普段食べるような、鍋などに入ってる白菜を犬に与えることはおすすめしません。人間の料理の味付けは塩分が多く、犬へ与えると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。では犬に白菜を与える際、効果的な与え方とはどのようなものでしょうか。注意点に触れつつ、犬への効果的な白菜の与え方について詳しく解説していきます。

加熱しよう

犬に白菜を与える際は、生のままではなく加熱してから与えるようにしましょう。生のままで与えたとしても害があるわけではありませんが、犬などの動物は野菜を消化することがもともと不得意なため、生のまま白菜を与えると消化不良を起こしやすいです。そのため犬に白菜を与える際は、必ず茹でるかレンジで温めるなどして柔らかくしてから与えるようにしましょう。

また、白菜を茹でた際の茹で汁も一緒に食べさせてあげることをおすすめします。白菜に含まれている栄養素の中には水溶性のものがあり、加熱することで溶けて流れ出してしまいます。

栄養をしっかり取るために、茹で汁も一緒に与えましょう。スープやあんかけのような形でフードにかけて食べさせてあげると良いでしょう。

味付けは不要

犬に白菜を与える際に味付けを考える方もいるかもしれませんが、基本的には味付けは必要ありません。ダシなどで味付けをしてしまうと塩分が多くなってしまう可能性があり、犬の健康状態に悪影響を及ぼすかもしれません。

そのため、味付けはしない方が健康的です。茹でただけの白菜では食べてくれないという場合には、ささみなどと一緒に茹でたりすることで食べてくれやすいので試してみてください。

また、フードプロセッサーなどで細かくくだいたものをドッグフードなどに混ぜて与えてみるのも効果的です。細かくすることでそのままの白菜よりも食べやすく、消化にも良くなるのでおすすめな調理法になります。

味付けなどに注意して、白菜で一緒に健康に

白菜は人間にとって健康的な野菜ですが、犬にとっても健康効果が期待される野菜です。カロリーが低く色々な栄養素がバランスよく含まれている白菜は、ダイエットなどにも効果的といえます。

注意は必要ですが、正しい方法や適切な量さえ守ればワンちゃんにとってうれしい効果が期待できる食材です。鍋の具材などで重宝する白菜ですが、愛犬のための健康的なご飯としても役立ててみてはいかがでしょうか。愛犬とともに健康的な日々を過ごせるよう、ワンちゃんの健康管理に気を付けましょう。

監修/佐野忠士先生(酪農学園大学獣医学群獣医保健看護学類准教授)
文/BE
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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