犬と暮らす
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愛犬の顔面にできた悪性腫瘍。手術と抗がん剤治療を乗り越えた今
今回ご紹介するのは、7才のときに悪性腫瘍が発覚したロックくんと、ロックくんの飼い主であるYさんご家族。
ロックくんが「がん」と宣告されたときにご家族がとった行動や決断、そして現在のロックくんの様子についてご紹介します。
7才のときにマズルにしこりを発見
Yさんがロックくんの歯みがきをしている際、マズルにしこりがあるのを発見しました。
直径は3㎜、厚みは0.5㎜程度とごく小さいものでしたが、Yさん夫妻は念のため、動物病院でこのことを相談。
すると、「肥満細胞腫」という悪性腫瘍の可能性があるとわかりました。
「ショックでした。わが子ががんかもしれないと言われたようなものです」(Yさん)
「顔の肥満細胞腫は一般的に悪性度が高いから、転移を抑えるためにも、すぐに切除したほうがいい」という獣医師のすすめで、ロックくんは手術を受けることに。
緊急手術ではあったものの、術後の容態はとてもよく、ロックくんは食欲もあって元気だったそう。
その後、精密検査の結果が出され、切除したのはやはり悪性度の高い腫瘍だったことがわかります。
このときYさんご家族は、獣医師から抗がん剤治療を提案されました。
ご家族は悩みに悩んだ末、ロックくんに抗がん剤の治療も受けさせることを決めました。
「肥満細胞腫」とは、肥満細胞が腫瘍化した、犬がかかる皮膚がんの一種
皮膚、肝臓、脾臓などに発生し、転移によって命を落とすおそれもあり、適切な治療が不可欠。
予防は不可能で、皮膚のしこり、腫れ、炎症、出血など症状もさまざまであるため、皮膚炎と間違えないよう注意が必要であり、ラブラドール・レトリーバーやパグ、ブルドッグなどが好発犬種とされています。
毎日の散歩に加え、食べる、寝る、ふれあうが元気の源
がんの切除手術からもうすぐ4年。
がんが再発することもなく生活しているロックくんですが、今でも3カ月ごとに受診し、再発予防の薬を処方してもらっています。
また、治療当時行なっていた食事の管理や、スキンシップによる健康チェックなどは、今でも引き続き行っているそう。
「日々しっかり散歩して、体にいいものを食べ、家族とふれあい、休息する。
当たり前のことかもしれませんが、これらがロックにとってのがんに打ち勝つ元気の源なのだと思います」(Yさん)
今でも続けているお世話と工夫
そのため1日に与えるフード量は、計量カップを使ってしっかり量り、与えすぎを予防。
フード自体は添加物が少ないものを選んで与えています。
さらに、整腸作用が期待できるプレーンヨーグルトや納豆を、フードに少量トッピング。
腸を健康に保つことが、免疫力キープにも役立っているようです。
スキンシップを通じて皮膚や被毛に異常がないかをチェックすることも、毎日続けている大切なお世話のひとつ。
もともとマズルのしこりに気づいたのも、歯みがきの最中のことでした。
日々のふれあいやお世話が、愛犬の健康長寿に欠かせない証といえるでしょう。
※各情報は2020年9月7日現在の情報です。
写真/尾﨑たまき
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