犬と暮らす
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「両後ろ足とも手術しないと将来歩けなくなるかもしれない」愛犬との出会いと飼い主さんの決断を聞いた
今回ご紹介するのは、子犬のときに「膝蓋骨脱臼」を発症し、それが原因で左後ろ足の筋肉がこり固まってしまったコロスケくんと、そのご家族であるAさん。
Aさんが、コロスケくんの両後ろ足の手術を決断するまでの様子をご紹介します。
運命的に愛犬と出会う
「もう、ひとめぼれです(笑)。
コロスケはほかの子犬に比べてずっとおとなしかったのですが、ものすごい目力で私のことを見つめてくれて……。その日のうちに迎え入れました」(Aさん)
やんちゃだった子犬期
家具や壁を噛んで壊したり、Aさんの洋服のボタンやチャックを嚙みちぎったりしたこともあったそう。
「出会ったときには想像できないほどのやんちゃぶりでした」
両後ろ足に異変があらわれ、時折痛がるように……
「それ以前にも、一方の後ろ足のひざを突然カクンッと動かすことがあったのですが、このころから両方の後ろ足でそのしぐさをするようになり、同時にキャン!と鳴くような場合も。
さすがにおかしいと思い、動物病院へ連れて行ったんです」
予想外の診断に戸惑いながらも手術を決意
両後ろ足とも膝蓋骨脱臼というひざの病気を起こしていて、手術をしないと将来歩けなくなるかもしれない、と告げられたのです。
あわてたAさん。
もちろん不安もありましたが、歩けなくなるのは困ると手術を受けることに。
「術後は数日間入院したのですが、毎日会いに行きました。
私が帰るとき、ケージの中からこちらを見つめる切ない表情が、今でも胸に焼きついています」
次回は、左後ろ足の筋肉がこり固まってしまったコロスケくんの様子についてご紹介します。
※各情報は2021年3月4日現在の情報です。
出典/「いぬのきもち」2021年5月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/佐藤正之
文/いぬのきもち編集室
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