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病気発症から7年が経過、歩きたがらない日も増えてきたある愛犬の現在を聞いた

ここでは、過去に本誌でご紹介した難病や障がいをもった愛犬とその飼い主さんの暮らしぶりを、追跡レポートします。
今回紹介するのは、7才のときに脊髄梗塞を発症したシュートくんと、シュートくんの飼い主であるSさん。
加齢とともに歩くことが困難になってきたシュートくんの現在の様子を紹介します。

1回目の記事|ある朝突然、病魔に襲われた愛犬。3本の足が麻痺して……

2回目の記事|一時寝たきりになるも、懸命なリハビリで奇跡の復活!

少しずつ変化する体調にあわせてゆっくり歩む

散歩は、シュートくんのスピードにあわせて、こまめに休みながら1歩ずつ進みます。
ある朝突然、脊髄梗塞を発症し、その場に倒れてしまったシュートくん。
一時は寝たきりになりましたが、家族の懸命なケアやリハビリが実を結び、自分で立って歩けるまでに回復しました。

こうして、日々ケアを受け、ときに楽しみながらリハビリを続けてきたシュートくんですが、歩けるようになってから7年が経過し、少しずつ違う変化も出てきています。
麻痺が出なかった左前足への負担と加齢による筋肉の低下が重なり、外に出ても歩くことがままならない日が増えてきたのです。

それでも、歩かなくなれば筋力はもっと衰えてしまうため、様子を見てできる限り散歩に行くようにしているとSさん。

介助ハーネスや車いすを使うことも検討

月に1回、かかりつけ医でトリミング。トリミング後は、その疲れを癒すために、同じ動物病院内にある酸素カプセルに入って英気を養います。
「一時期は介助ハーネスをつけて散歩に行くこともありましたが、つけると気にして歩かなくなることも。
今は車いすを使うことも考えているのですが、いったん乗ってしまったら、かえって後ろ足を使わなくなるのでは?
という不安もあって、使うべきかどうか悩んでいます」

不安定な歩き方が影響したのか、ほかの病気があるのか、その原因はわかりませんが、
腰に痛みが出ていて、それが歩くことをためらわせている一因かも、とのことで、
現在はかかりつけ医で鎮痛消炎剤を処方してもらい、様子をみています。

年齢はシニアでも、毎日大切に育てていきたい

少しずつ加齢の影響が出てきたというシュートくん。しかし、どこかあどけない表情とツヤツヤの毛並みは、15才という年齢を感じさせません。
その時々の体調に合わせて、ゆっくりでもしっかりと歩み続けるシュートくん。

「年齢はシニアかもしれませんが、シュートは私にしてみればわが子同然。
うちに来てよかったと思ってもらえるように、これからも大切に育てていきたい、そう思います」


※各情報は2020年11月6日現在の情報です。

出典/「いぬのきもち」2021年1月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ あのときの犬は、今……編』
写真/尾﨑たまき
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