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ドッグランや夜間動物救急センターを併設する、開かれた動物愛護センターの取り組みを聞いた

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2015年に京都府と京都市が合同で設立した「京都動物愛護センター」
動物愛護の精神を広めるための先進的な取り組みについて紹介します。

1回目の記事| 府民と市民、そして愛犬たちが自由に集える動物愛護センター目指す、センターの挑戦

愛犬家に大人気!センターのドッグラン

誰でも愛犬と遊ぶことができる、センターのドッグラン

京都動物愛護センター(以下センター)の目指しているのは、府民と市民、その愛犬たちが自由に集える施設です。
収容犬のお世話や譲渡のための活動はもちろん、それ以外の部分でも力を入れています。

センターの建物の外には「ヒルズ・ドッグラン」という名称の広大なドッグランが広がります。
この名称は、ネーミングライツという契約によるもので、施設に一定期間企業名をつけることで、広告料として資金提供が受けられる仕組みです。

公園の敷地の一部を利用した緑豊かなドッグランでは、犬たちが思いきり走り回ることができます。

「このドッグランは、収容犬のためだけではなく、事前登録をすれば府民と市民ほか、誰でも愛犬とともに利用できます」とのこと。遠方から来る方も含め、愛犬家の間で、人気の施設となっているそうです。

京都市初の夜間動物救急センターも併設

センター内に併設された京都市獣医師会が運営する「夜間動物救急センター」は、年中無休です

さらに注目なのは、センター内に併設された「夜間動物救急センター」です。

京都市獣医師会の運営により、21時30分から午前2時まで診療可能な救急動物病院が誕生したことは、ペットと暮らす府民と市民の大きな安心につながりました。

「じつは、京都市内にはそれまで、誰もが駆けこめる夜間救急動物病院がなかったんです。京都市獣医師会でも、以前から市内につくりたい、という思いがあって、それなら同敷地内に併設しては、となったんです。今では、月平均で200件の急患が来ています」とセンター長の田邊さん。

センターの運営を支える100名の登録ボランティア

今年2月にセンターを卒業したリュカくん(8才)。最初は警戒心が強かったそうですが、今ではとてもフレンドリーに。ぴったりのご家族が見つかりました

センターでは、収容犬のお世話や各施設の管理、運営を施設職員と協働で支えてくれるマンパワーとして、ボランティアの育成にも力を入れています。

そして、ボランティアの養成講座も開催しているとのこと。

「このセンターでは、常時100名のボランティアが登録制でさまざまな活動をしてくれています。任期は3年で、毎年30名程度の募集をしているのですが、昨年はその3倍の応募がありました」と田邊さん。

ボランティアスタッフは愛護教室の講師も務める

コロナ禍になる前、定期的に開催されていた子どものための愛護教室の様子

府と市に住む幅広い年齢層の個人ボランティアたちは、それぞれの得意分野を生かして、センターの仕事を担当。

絵が得意な人は、エントランスの展示物を作成する、話すのが上手な人は、小学生から中学生を対象にした動物愛護教室「わんにゃんきょうとアニラブクラス」の講師を務めるなど、その仕事は多岐にわたります。

「ボランティアスタッフの協力によって、動物愛護普及のための定期的なイベントやセミナーを開催することもできました」と田邊さん。

 ただし、昨年からのコロナ禍で、いくつかのイベントは現在中止となっていて、その代わりに新しい試みとして、オンラインセミナーを開始したそうです。


次回は、収容犬の譲渡率を上げるセンターの試みを紹介します。


※各情報は、2021年4月7日現在の情報です。

出典/「いぬのきもち」2021年6月号『犬のために何ができるのだろうか』
取材・文/袴 もな
写真提供/京都動物愛護センター

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