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【獣医師監修】犬にブロッコリーは大丈夫?与え方の注意点や適量とは

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栄養価が高いと評判のブロッコリーですが、犬が食べても問題のない健康食材なのでしょうか? ここでは、ブロッコリーに含まれる栄養素とその効果、正しい与え方と注意点、食べ過ぎることで起こる健康被害などについて解説していきたいと思います。


目次

愛犬にブロッコリーを与えている飼い主さんはどれだけいるの?

実際に犬にブロッコリーを与えるのはOK! 含まれる成分とその影響について

犬にブロッコリーを与えることで得られる健康面のメリットとは

ブロッコリーの正しい与え方は? 茎(芯)や葉っぱ、量はどうする?

体の弱い犬には与えないで! ブロッコリーを食べ過ぎることで起こる健康被害とは

犬にブロッコリーを与える際は量や体調に注意して!

愛犬にブロッコリーを与えている飼い主さんはどれだけいるの?

ウェルシュ・コーギー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

そもそも、愛犬にブロッコリーを与えている、与えたいと思っている飼い主さんはどれだけいるのでしょうか? いぬのきもちアプリユーザーに、「愛犬の主食やおやつに、野菜をあげることはありますか?」「ブロッコリーは愛犬に食べさせてもいいか、ダメかご存知ですか?」というアンケートを行ったところ、下記のような結果となりました。

愛犬の主食やおやつに、野菜をあげている?

犬にブロッコリーは食べさせていいか知っている?

なんと、7割以上ものアプリユーザーが、愛犬に野菜を積極的に与えていて、かつ、ブロッコリーを与えても問題ないと思っているという結果が出ました。人の健康に良いと評判の野菜なので、愛犬に与えるのに抵抗がない方が多いのかもしれませんね。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「人の健康にいいブロッコリー、アボカド。犬にあげてもOK?」

実際に犬にブロッコリーを与えるのはOK! 含まれる成分とその影響について

まったりしている柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

飼い主さんたちから「害はない」と思われているブロッコリーですが、本当に犬に与えても大丈夫な食べ物なのでしょうか? 結論から言うと、犬にブロッコリーを与えても基本的に問題はありません。ただし、与え方や量に注意点があり、犬によっては与えない方が良い場合もあります。詳しくは後述しますので、まずはブロッコリーの栄養面について見ていきたいと思います。

食物繊維

腸を掃除し腸内環境を整えてくれるので、便通が良くなりやすく、ダイエット効果も期待できます。

スルフォラファン

抗酸化作用や解毒作用があり、ガンなどの病気を予防する効果が期待できます。

葉酸

ビタミンの一種で、細胞の生まれ変わりなど、身体的な成長をサポートする働きがあります。

ビタミンC

抗酸化作用があり、運動後のストレスや関節炎など、身体的な病気やケガの予防効果があります。肝臓機能が弱っている犬には、特に摂取させたい成分です。

ビタミンK・E

抗酸化作用やタンパク質を活性化させる働きがあり、アンチエイジングや毛艶が良くなるなどの美容面、ケガの回復や骨の強化などの身体的な健康面、どちらにも効果が期待できます。

ブロッコリーには、その他にもカリウムや亜鉛、カルシウムやβカロテンなど、体の調整や機能を維持してくれる栄養素が豊富に含まれています。

犬にブロッコリーを与えることで得られる健康面のメリットとは

きょとんとしているシー・ズー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

体の機能を助けてくれる栄養素が豊富なブロッコリーですが、実際に犬にブロッコリーを与えた場合、健康面にどのような効果やメリットが期待できるのでしょうか?

皮膚や粘膜の健康状態を維持できる

ブロッコリーに含まれているβカロテンは、体内でビタミンAに変換されることで、皮膚や粘膜を健康的な状態に維持してくれます。それにより、病原体などのバリア機能も向上するので、免疫力のアップが期待できます。

不調の調整・身体強化

代謝や神経の働きを促すカリウムや、凝固作用・骨を丈夫にする効果のあるビタミンKにより、病気やケガなどの不調の調整や、体の弱い箇所の強化などに効果的です。

便秘改善・胃の調子が整う

解毒作用を持つスルフォラファンの働きで、体に不調をきたす毒素や老廃物の排泄が促され、身体的ストレスや胃炎が軽減されるといわれています。また、豊富に含まれている食物繊維で、便秘の改善効果も期待できます。

ブロッコリーの正しい与え方は? 茎(芯)や葉っぱ、量はどうする?

エサを待つトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

ブロッコリーは部位によって固さに違いがあるため、ゆでたり、刻んだりの加工が必要となります。実際に与える際は、以下の点に注意してください。

ブロッコリーの適量は?

ブロッコリーは栄養価が高いため、毎日与えると栄養過多になり、逆に体に良くありません。フードだけだと栄養が足りなそうと感じたときや、愛犬の体の調子が良くないときなどに、体調を見ながら与えてみましょう。与える量の目安は加熱して10g、フードやおやつのトッピング程度にとどめてください。

基本はゆでる!

食物繊維を豊富に含むブロッコリーは、生だとかなり固いため、そのまま与えてしまうと消化不良を起こしかねません。栄養分が水に溶けないよう短時間で加熱して、少し柔らかくしてから与えましょう。

葉や茎(芯)は与えて問題ない?

葉や茎の部分も犬に与えて問題ありませんが、皮は固くて消化しづらく、付着したまま残っている可能性がある農薬も気になります。茎を与える場合は皮を厚めにむき、十分にゆでてから細かく切って与えてください。葉っぱは外側を取り除き、柔らかい内側の部分を与えてあげましょう。

ブロッコリースプラウトは犬に与えてもいい?

スーパーなどで見かけることが多いブロッコリースプラウトは、人為的に発芽させたブロッコリーの新芽です。まだ成長途中の状態なので、成長しきったブロッコリーよりもビタミンAやE、ミネラル分などの栄養分が高濃度に含まれています。
犬に与えていけないわけではありませんが、苦みや刺激が強いので、胃の弱っている犬には与えないようにしてください。どうしても与えたいという場合は、しっかり洗ってから細かく刻み、フードなどに混ぜて与えましょう。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「この野菜、犬に与えてOK?NG?犬が食べてもいい・食べてはいけない野菜」

いぬのきもち WEB MAGAZINE「犬にこの野菜を与えるのはNG! 食べてしまったときの対処法は?」

体の弱い犬には与えないで! ブロッコリーを食べ過ぎることで起こる健康被害とは

ぼんやりしているキャバリア
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

含まれている栄養素の大部分は体に良い働きをしますが、中には病気の原因にもなりかねない働きをするものもあります。ブロッコリーには下記のような健康被害のリスクがあることも、知っておきましょう。

腎不全・尿結晶

ブロッコリーには、尿結石の原因となるシュウ酸が多く含まれています。シュウ酸は体内でカルシウムと結びつくことで結晶化し、そのまま放置しておくと尿管の中などで結石となって、尿道などをつまらせてしまいます。排尿できない状態が続いてしまうと、腎臓機能にかなりの負荷がかかり、最悪の場合、腎不全を引き起こす恐れがあります。

アレルギー

犬によっては、ブロッコリーでアレルギーを引き起こしてしまう場合があります。アレルギーを発症すると下痢や皮膚のかゆみなどの症状が見られます。初めてブロッコリーを食べさせるときはしばらく様子を観察し、体調を崩した場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

犬にブロッコリーを与える際は量や体調に注意して!

カメラ目線のトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

栄養価が高く、健康面で得られるメリットも多いブロッコリーですが、体の機能が弱っている犬には、病気を引き起こすリスクのある食材でもあります。愛犬にブロッコリーを与える場合は、甲状腺系の持病がないことを確認した上で、正しい量・加工の仕方で与えてあげてください。与えた後に体調を崩す場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってくださいね。

参考/「いぬのきもち」2017年2月号『犬の食べ物図鑑 与えてOK?NG? 2017最新版』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 髙﨑一哉先生)
   「いぬのきもち」2017年3月号『ついつい与えがちな食べ物も判定します|ふだん使いの健康食材 犬に与えてOK?NG?』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 髙﨑一哉先生)
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/pigeon
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※アンケート/「いぬのきもちアプリ」2018年3月調査より

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