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ボーダー・コリーにサマーカットは必要?注意点を専門家が解説!
まずはボーダー・コリーの被毛について理解しよう
ボーダー・コリーの被毛は大きく分けて2種類
ロングコートは、ウェーブがかかったような長い毛をしているのが特徴で、スムースコートはまっすぐな短い毛をしているのが特徴です。
ボーダー・コリーはダブルコートの犬種
そして、その両方の毛をもつ犬種を「ダブルコート」、オーバーコートのみをもつ犬種を「シングルコート」と呼び、ボーダー・コリーはロングコート、スムースコートどちらも、ダブルコートに属する犬種です。
ボーダー・コリーの抜け毛は多め
個体差はありますが、この時期のボーダー・コリーの抜け毛の量は多いといわれているので、ブラッシングやシャンプーなどで正しく対策してあげる必要があるでしょう。
ボーダー・コリーにサマーカットは必要?
そもそもサマーカットとは
ちなみに、ボーダー・コリーがトリミングサロンでカットする場合は、サロンによって前後しますが、シャンプー込みで7,000~8,000円くらいが相場のようです。なお、もつれや毛玉ができている場合などは、追加でオプション料金がかかることもあるでしょう。
ボーダー・コリーはカットが必要な犬種ではない
実は、サマーカットにはメリットだけでなくデメリットもあるので、両者をよく比較したうえで検討してみるとよいかもしれません。
サマーカットのメリット・デメリット
◆サマーカットのメリット
- 毛の量が減ることで、体に熱がこもりにくくなる
- 涼しげに見えるなど、見た目の印象がよくなる
- もつれや毛玉ができにくくなるので、お手入れが楽になる
- 蒸れたり汚れたりしにくくなるので、皮膚病予防につながる など
◆サマーカットのデメリット
- 短くしすぎると、紫外線などの悪影響を皮膚が受けやすくなる
- 被毛には断熱効果があるため、熱をまともに受けてかえって暑くなることもある
- 物理的な刺激や虫刺されなどによる皮膚炎の危険性が高まる
- バリカンを使って短く刈り込むと、毛質が変わることがある
- 毛が伸びてくるとムラになることがある
- トリミングサロンでカットする場合は費用が掛かる など
ボーダー・コリーをサマーカットにする際の注意点
短くカットしすぎない
なお、毛質の変化が心配な方は、バリカンを使わないようにお願いしておくと安心です。
自宅でカットするときはケガに注意
短時間で行い、体調不良のときは避けて
なお、カットは犬にとって負荷がかかる作業ですので、体調不良のときや皮膚病を患っているとき、ヒート中や妊娠中は控えるようにしてください。
シニア犬の場合は体調面と相談しながら
また、健康状態にもよりますが、犬が10才を過ぎると「お断り」するトリミングサロンも少なくありません。シニア犬の場合は体調面とよく相談しながら、カットするかを決めるようにしましょう。
愛犬にあったお手入れでこの夏を快適に過ごそう
また、こまめなブラッシングや月1回程度のシャンプーは、暑さ対策に一役買うのはもちろんのこと、犬の衛生管理上非常に重要ですので、忘れずに行ってあげてください。
愛犬にあったお手入れをして、この夏を快適に乗り越えましょう!
「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『獣医師監修|チワワにサマーカットは必要?動画でわかるカット方法も』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【専門家が解説】おしゃれだけじゃない?犬のトリミングの役割や方法、費用について』(監修:SJDドッグ グルーミングスクール代表 中央ケネル事業協同組合連合会会長 鈴木雅実先生)
参照/Instagram
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/ハセベサチコ
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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