1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 犬の吠え・鳴き声タイプをプロが分類! 犬の気持ちを解説

犬と暮らす

UP DATE

犬の吠え・鳴き声タイプをプロが分類! 犬の気持ちを解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

吠え声や鳴き声で、犬のキモチを分析します

犬がどんな気持ちで吠えたり鳴いたりしているのか、気になる人はきっと多いはず。でも、ひと口に吠えるといっても、吠え声には「キューンキューン……」と甘えるような声や「ワンワン!ワンワン!」と元気のよい声、「ウー、ウー……」とうなるような声、「わぉぉぉぉ~ん」と伸びる声など、さまざまなタイプがあります。よくある吠え声のタイプ別に、吠える犬のキモチをプロに分析してもらいました!

分析してくれたのは……藪田慎司先生
帝京科学大学アニマルサイエンス学科教授・理学博士。京都大学理学部卒業。脊椎動物全般を研究対象とし、とくに犬の行動研究に力を注いでいる。教科書『イヌの動物行動学』(東海大学出版部)などを翻訳

そもそもなんで色んな吠え声の種類があるの?

藪田先生によると、犬の先祖と考えられているオオカミは、感情と鳴き声の結びつきが強い動物なので、鳴き声の種類も比較的明快に分類することができます。それに比べて犬は、人と暮らすうちに、感情と鳴き声の結びつきが弱くなり、個体や状況によって多様な鳴き方ができるようになったと考えられています。

さらに犬は、学習して吠えることもできます。そのため、飼い主さんの注意をひくためにわざと吠えることもあります。オオカミとの共通点を知ったうえで、犬の個々の状況を注意深く観察すると、鳴き声や吠え声から犬の気持ちを知ることができるというわけなのです。

「キューンキューン」「クゥーンクゥーン」など高くて澄んだ声

子犬のような「クーンクーン」や「キューンキューン」のような高くて澄んだ声は、飼い主さんに近づきたい気持ちと関係しています。近づきたい理由には、不安もあれば、要求もあります。その根底には、飼い主さんへの親愛の気持ちがあるようです。

<こんな気持ち>
□ 飼い主さんがいなくて不安
□ 飼い主さんに甘えたい
□ 何か要求したいことがある

「ワンワン!」「キャンキャン」など連続した強めの吠え

「ワンワン!」「キャンキャン!」など連続して強めに吠えるときには、3通りの気持ちが考えられます。まず、犬がワンという吠え声を出すのは、基本的には①警戒したとき、②遊びのとき、③飼い主さんが反応することを学習したときの3つです。このうち、②と③の吠え声の背景には、楽しいことへの期待感からくる興奮があるようです。

<こんな気持ち>
□ 不審なものを警戒している
□ 楽しいことへの期待が高まっている
□ 飼い主さんの注意をひきたい

「わぉ~~ん」「くぉ~~ん」など上を向いた遠吠え

オオカミほどではありませんが、遠吠えする犬もいます。オオカミは仲間の遠吠えに遠吠えで応え、コーラスするように鳴きます。犬がサイレンの音などに反応して遠吠えするのは、その名残でしょう。また、オオカミは仲間と離れると遠吠えしやすい傾向もあり、犬も飼い主さんと離れたときに遠吠えしやすいことがあります。

<こんな気持ち>
□ 遠吠えで応えたい、コーラスしたい
□ ちょっと寂しい

「ウーウー」「ガウウウウー」など低いうなり声

犬の低く濁った声は、おもに攻撃や威嚇のサイン。一方、遊んでいるときにもうなり声が出ることがあります。はしゃぐように飛び跳ねたり、フセをするように上体だけ低く落としているのは遊びのサインです。

<こんな気持ち>
□ 相手に対して威嚇している
□ 攻撃的な気持ちになっている
□ 遊びに夢中で興奮している

ほかにもさまざまな鳴き声が

そのほか、犬の飼い主さんから聞いたアンケートでは下記のようなタイプもありました。

□ 「くっくっくっくっ」という高い声
□ 「わふわふ」というボサノバ系
□ 「にゃおにゃお」という高い声
□ 「う゛ふう゛ふ」という重低音系
□ 「ボフッ!ボフッ!」という和太鼓のような声
□ 「コッコッコッコッ」という高い声
□ 「くぅぅぅ~ぅぅ」という低く伸びた声

散歩に行く前や、遊んでもらえないとき、飼い主さんがおねだりに応えてくれないとき、怒られたときなど、シチュエーションはさまざま。ちなみに、犬がよく吠えるかどうかは個体差によるものが大きく、なかには個体差によりあまり吠えない犬もいるようです。

吠えに困ったときは、犬の気持ちを考えてみるのも手

いかがでしたか? 吠え声から犬の気持ちを分析してみました。吠えてほしくないときに吠えられると困ってしまうことも多いですが、なぜ吠えているのか、犬の気持ちを考えてみることで、困りごと解決のひとつのヒントにもなります。今回ご紹介した例もぜひ参考にしてみてくださいね!

参考/『いぬのきもち』2017年2月号「鳴き声ミュージックわん!ステージ」(監修:帝京科学大学アニマルサイエンス学科教授・理学博士 藪田慎司先生)
構成・文/岸綾香・影山エマ

CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る