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獣医師監修|いつから始める?子犬に最低限教えたいしつけとその方法

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子犬を家に迎えたとき、まず何を教えたらいいのでしょうか。そんな疑問を解決すべく、子犬の月齢に応じたしつけの内容から、生活の基礎となるトイレ・ハウス・散歩のしつけ法、飼い主さんを悩ませる噛みグセ・吠えグセをつけさせない方法まで紹介します。

この記事の監修

犬にしつけは必要?いつから始めるべき?

チワワの子犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「犬を飼ったらしつけをしなければいけない」と漠然と考えている人も多いと思いますが、そもそも何故しつけが必要なのか、考えたことはありますか?しつけは、飼い主さんのいうことを聞かせるためではなく、愛犬の身を守るために必要なのです。

犬にしつけが必要な理由

しつけが必要な理由は、何と言っても緊急時に愛犬の命を守れるからです。例えば日頃から、クレートやハウスに入るようしつけておけば、地震などの災害時にもそこに入ることで脱走を防げますし、避難時も犬にストレスを与えることなく移動することができます。このように、犬が様々な状況に慣れておくと、過度な恐怖で苦しむことがなくなり、生きやすくなるのです。

また、犬が人間社会に受け入れられるようにするためにも、しつけは必要です。犬が問題行動を起こして他人に迷惑をかけてしまうと、飼い主さんの意識の低さだけでなく、犬に対する不信感もあおってしまいかねません。犬を肯定的に受け入れてもらうためにも、他人に迷惑をかけないようにしつけることが大切なのです。

しつけを始める時期

子犬は急激に成長するので、その月例に合った対応やしつけが大切です。月齢別に必要な対応をご紹介します。

生まれてすぐ

生後間もない子犬は、母犬によって保護されています。そのため、きょうだい犬とじゃれあったり、噛み付きあったりすることで、社会性の基礎を育んでいくのです。改正愛護法により、犬や猫の販売は8週齢以降となったこともあり、この時期の犬に関わる機会はあまりないでしょう。

迎え入れてすぐ ~新しい環境に慣れるまで~

子犬を家に迎え入れてすぐは、新しい生活に慣れさせることを考えたほうがいいでしょう。子犬が母犬と離れることによりストレスを抱えている可能性もあるので、体調には十分に配慮して、次のような体験をさせたいです。

  • 排泄の時間が近づいたらトイレに連れていき、トイレを体験させる。

  • おもちゃやフードでハウス(クレート)に誘導し、慣れさせる。

  • 犬を抱っこして窓の外を見せたり、実際に外に出たりする。

  • 家の中で遊ぶことや、歩く練習をさせる。

生後3~4カ月 ~好奇心旺盛な頃~

この時期の子犬は好奇心が旺盛で、怖いもの知らずのため、いろんなことに挑戦してくれます。そしていいことが起こると、学習して同じ行動を繰り返そうとしてくれるので、この頃にトイレ・ハウス・食事など基本的な生活のしつけと社会化に役立つ体験をさせたいです。

  • リードでトイレに誘導し、成功したら褒める。次はリードのない状態で、トイレを試してみる。

  • ハウスに5分くらいいられるようになったら、次は扉を閉めて布をかけて暗くし、ハウスにいる時間を延ばしていく。

  • 散歩を始める前の準備として、最初は家のまわりを1周程度歩き、家族以外の人や犬にも会わせる。

生後5~6カ月 ~怖いものや好き嫌いが出る頃~

この時期になると、子犬にも怖いものや好き嫌いが出てきます。怖いものや嫌がるものを無理強いすると苦手意識が強くなるだけでなく、飼い主さんに対する信頼も薄くなっていくので、犬の気持ちを理解しながらコントロールしていくことが大切です。

  • ルールを守った散歩を意識して、犬の恐怖心や嫌悪感を和らげながら、いろんなコースを体験する

  • 「オスワリ」や「マテ」などの指示語をトレーニングすることで、愛犬との信頼関係を高める

  • 「ハウス」と「トイレ」ができたら、留守番に慣れさせる

生後7~8カ月 ~社会性の土台ができあがる時期~

この頃になると、子犬もさまざまな経験をして、社会の見方や社会に対する考え方の土台ができてきます。ただ精神的な熟成には、もう1年程度かかるので、落ち着きが出てくる2歳頃までは根気よくしつけていきましょう。

  • 「オスワリ」や「マテ」などの指示語を生活の中に取り入れる。

  • 指示語を通して愛犬とコミュニケーションしてみる。

  • 子犬期にしつけたことを、繰り返しトレーニングしていく。

子犬期に重要な社会化

お姉ちゃんに抱っこされるミックス犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

子犬期は、社会にデビューする準備期間として「社会化期」と呼ばれています。この時期は好奇心が強く、さまざまなものに対する慣れや知識の吸収が早いので、人と一緒に暮らす環境に慣れておくことが非常に大切です。では、実際にどのようにしていけばいいのか、その方法について見ていきましょう。

子犬の生活リズムに合わせてしつける

子犬は2~3時間ごとに起きて食事や排泄を行うという、一定のリズムを築きます。成長するまでは基本的に、睡眠→トイレ→食事・遊び→睡眠の生活サイクルを短い時間で繰り返し行っていくので、この生活リズムを理解した上で、しつけをしていくといいでしょう。

人や音、景色など外部刺激に少しずつ慣らしていく

簡単なことに聞こえますが、神経質な犬や外部の刺激に触れた経験がない犬は、突然の人との接触や音の刺激に過剰反応しやすく、吠えや噛みなどの問題行動を起こしがちです。好奇心旺盛な子犬のうちに外部の刺激に慣らしておくことで、そういった問題行動を回避できるようになります。

抱っこしながら家の周辺を数時間歩いてみたり、来客者からおやつをもらったり、外に出ることや家族以外の人と触れ合うことに徐々に慣らしていきましょう。怖がっているのに、無理に刺激に触れさせてしまうと逆効果になるおそれがあるので、子犬の様子を見ながら行ってくださいね。

体に触れても嫌がらないようにする

飼い主さんの中には、愛犬に爪切りや歯磨きなどのケアを嫌がられるという人も多いのではないでしょうか。動きを拘束されることや、苦手な箇所を触られたくないということももちろんありますが、中には爪切りなどの金属に触れたくないという理由もあるようです。

とはいえ、爪切りや歯磨きなどのケアは、愛犬の健康を保つためにも必要不可欠。おやつを使って気をそらしながら体に触れる、スキンシップをとるときに爪切りで体をなでるなど、少しずつ体に触れることに慣らしていきましょう。

基本のしつけ1.トイレは最初に覚えさせる!

トイレトレーニング中のトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬を家族として迎え入れたら、まず必要なしつけが「トイレトレーニング」です。家中のいたるところで排泄されてしまったら掃除が大変ですし、衛生的にもよくありません。お散歩中にしか排泄しない子もいますが、台風や大雪の日などの外に出ることが危険な日には困ってしまうことに。室内の決まった場所でトイレができるようにするしつけは、共同生活を送るうえで不可欠なしつけなのです。

トイレトレーニングの手順

1. 犬をクレートで休ませる
トイレトレーニング中はなるべくフリーにさせず、散歩、食事、遊ぶ時間以外はクレートで休ませましょう。

2. トイレの時間になったらクレートから出す
生活リズムをチェックし、トイレの時間をメモしておきましょう。子犬がトイレを我慢できる目安は、「月齢+1時間」です。我慢できる限界も参考にしながら、トイレの時間になったら、犬をクレートから出します。

3. トイレへ誘導
おやつやおもちゃなど愛犬が好きな物を使って、トイレまで誘導します。ここで排泄しなければクレートに戻し、30分後に再チャレンジを。また、「ワンツー、ワンツー」などの決まった言葉をかけることで、排泄ができるようしつけることもできます。愛犬がトイレに入ったら、排泄が終わるまで同じ言葉をかけ続けましょう。

4. 排泄したらごほうびを
上手く排泄できたごほうびとしておやつやフードを与えると、「ここで排泄をするといいことがある!」と犬が覚えてくれます。これを続けるうちに、トイレに誘導するための言葉(3を参照)をかけるだけで自然と排泄を促すことができるようになるでしょう。

基本はこの繰り返しです。犬が自然にトイレの場所を覚えてくれることはほぼないので、犬を迎え入れたら必ずトイレトレーニングを行いましょう。その際には、失敗をさせないようにハウスの近くにトイレを置くなど、環境を整えることが重要です。1カ月程度で覚えてくれる場合が多いようですが、個体差があるので2~3カ月かかる子も。根気よくトレーニングを続けながら、その子にあった方法を探っていきましょう。

トイレを置く位置を工夫すると、しつけにいい方向に働くこともあります。こちらの記事を参考にしてみてください。

トイレを失敗してしまったときの対処法

トイレトレーニングに慣れていないうちは、所定の場所以外で粗相したり、トイレからはみ出して排泄したりすることも考えられます。しかし、たとえトイレに失敗してしまったとしても、叩いたり怒ったりのしつけはしないでください。

粗相に関して過剰に反応してしまうと、犬が排泄行為自体を怒られたと誤解して、飼い主さんから隠れてトイレをする可能性が。それ以外にも、怒られたことをかまってもらえたと勘違いして、さらに粗相を繰り返すことも考えられます。

もし愛犬が粗相してしまっても怒らず、すぐに片づけてその場にニオイが残らないようにしましょう。また、柴犬などの日本犬は室内でトイレをしたがらない子も多くいます。そういった気質も理解すること大切です。

基本のしつけ2.ハウスで落ち着いて過ごせるようにする

ぬいぐるみと一緒にハウスに入る柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

ハウスは犬にとって寝る場所であり、安心できる場所。飼い主さんの「ハウス」という言葉で中に入って待機できるようにしておけば、留守番させたいときや、手が離せないときに、愛犬の身の安全が守れて安心です。また、ハウスはトイレのしつけに使う場合もあるので、そういう意味でも、子犬を迎えたその日からハウスのしつけは始めたほうがいいでしょう。

どんなものが犬のハウスになるの?

ハウスに使うのは、クレート(箱型のハウス)でもケージでも構いません。住環境や犬のライフスタイルに合うほうを選びましょう。もしケージをハウスとして使う場合は、天井と側面を布で覆って目隠ししたいです。

ハウス・トレーニングの手順

1. ハウスにいると「いいことがある」と教える
ハウスが安心して休める場所であることを実感してもらうため、愛犬のお気に入りの敷物やフードを置いて、ハウスを好きなもので満たしてあげましょう。そして、愛犬をフードやおもちゃで誘導し、ハウスの中に入ったらおやつを与えて、ハウスにいるといいことがあると教えましょう。

2. ハウスに自分から入るように誘導する
ハウスに入ることに抵抗がなくなったら、今度は飼い主さんが「ハウス」の掛け声をかけて、フードやおもちゃでハウスの中に誘導します。お尻までハウスに入れたら、フードやおもちゃを持つ手を手前に引いて、犬にドアのほうを向かせます。
すぐに出てこず、中で落ち着けるようになったら、おやつなどを与えて愛犬を褒めてあげましょう。そうやって、徐々にハウスの中の滞在時間を延ばしていきます。

3.ドアを閉めて、暗くする
ハウスの中に5分くらいとどまっていられるようになったら、 ハウスの扉を閉めてみます。最初はすぐに開けますが、徐々に閉める時間を長くしていきましょう。その際に、ドアの隙間からフードを与えると、閉じ込められている感じがしないでしょう。
ドアを閉められるのに慣れたら、布をかけ、暗くして過ごす練習も。犬がおとなしくしていたら、布の隙間からフードのごほうびをあげましょう。

4. ハウスの出方を教える
思わぬ事故を防ぐためにも、犬にハウスから飛び出してはいけないことを教えなければなりません。もし愛犬がハウスから飛び出そうとしたら、もう一度ドアを閉め、落ち着くのを待ってからリードをつけて外へ出すようにしましょう。外に出てからも、「マテ」や「オスワリ」をさせて、落ち着くことを覚えさせたいです。

ハウスをお仕置き部屋にしてはいけません

犬は本来、適度に狭くて薄暗い、洞穴のような場所が好きです。ところがハウスを叱った後のお仕置き部屋として使ってしまうと、叱られることとハウスを関連付け、ハウスが嫌いになってしまいます。くれぐれも「おとなしくさせたい」「反省させたい」という理由で、愛犬をハウスに入れるのはやめましょう。

しつけのほかに、愛犬が落ち着けるハウスの置き場所を探したい人は、こちらの記事も参考にしてください。

基本のしつけ3.散歩は室内から外へ徐々に慣れさせる

お散歩デビューしたウェルシュ・コーギー・ペンブローク
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬を飼育するうえで欠かせないのが、毎日のお散歩。お散歩をスムーズに楽しく行うためには、散歩時のしつけも不可欠ですね。初めて散歩をする場合は外を怖がることもあるので、室内→外の順で、散歩の仕方を練習させましょう。

室内での散歩の慣れさせ方

初めて散歩をする場合や、ワクチン接種前で外に出られない場合は、室内で散歩の練習を行いましょう。まずは首輪とリードをつけた状態で自由に行動させ、リードが気にならなくなるように慣らします。

愛犬がリードに慣れたら、リードを持って室内を歩きましょう。時折名前を呼び、振り向いたらおやつをあげるのを繰り返し、徐々に歩く距離を延ばしていきます。外では、周囲に気を取られて飼い主さんの指示を無視する危険性もあるので、名前を読んだら振り向き、方向転換してもちゃんとついてくるようになるまで、おやつを使ってしつけていきます。

外での散歩の慣れさせ方

室内での散歩練習に慣れたら、次は外に慣れさせるようにしましょう。最初からお外が大好きな子もいますが、慎重な性格の子は外を歩くことが怖い場合も。

  1. 抱っこで外に出る。

  2. 安全な場所で下ろす。

  3. 下ろした場所でフードを与える。

  4. 歩きながらフードを与える。


こういった手順を踏んで、外で歩くことに慣れさせてあげてください。外に慣れたら、今度は「オスワリ」「マテ」などの動作練習を外で行い、外でも飼い主さんの指示を聞けるようにしつけてください。最終的にはアイコンタクトをしながら散歩できるまで、レベルアップをしていきましょう。

問題行動を防ぐために ①噛む

ボールをくわえるポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

人と犬が一緒に暮らすうえで、噛むクセがあるのは問題です。人を噛む行為を学習してしまうと、犬に噛みグセがついてしまうので、噛む体験を最小限に抑えることを徹底していきましょう。

なぜ犬は人や物を噛むのでしょうか?

甘噛みから本気の噛みまで、噛む行為にも種類がありますが、犬が相手を噛むのにはこんな理由があると考えられています。

【犬が甘噛みする理由】

  • 歯ぐきがムズムズするから

  • 捕食性のため、動くものを追いかけてしまうから

  • 噛んだときに飼い主さんが反応して、楽しかったから


【犬が本気噛みする理由】

  • 怖いものや嫌なものを追い払いたいから

  • 人や犬、物を警戒しているから

  • なにかがあって、攻撃したいから

噛みグセをつけないための、しつけ法

犬に噛みグセをつけさせないためには、子犬の頃からの触れ合いが大切です。次の行動を実践し、愛犬に噛みグセがつくのを防ぎましょう。

  • 噛みたい欲求を満たしてあげるために、噛んでいいおもちゃなどを与え、噛んでいいものを教える。

  • 人を強く噛んできたときは犬がビックリするくらい大きな声で「痛い」と言い、犬だけを残して家族全員でその場から立ち去ることで、「噛むと楽しいことが終わってしまう」と教える。

  • 人に対して恐怖や不安を抱いていると噛んでしまうので、子犬の頃からスキンシップしたり、いろんな人と会ったりして、人に会うことをいいことと理解させる。


家族のひとりでも甘噛みを許してしまうと、愛犬が噛むことを覚えてしまうので、全員で噛ませないことを徹底しましょう。もし、愛犬の噛みグセで悩んでいたら、こちらの記事も参考にしてください。

問題行動を防ぐために ②吠える

はじめてトリミングをした柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬が2~3回吠えて、飼い主さんが静止すれば止まるのであれば、問題ありません。とはいえ、吠えは、飼い主さんにとって悩みの種であることが多いのも事実です。

犬はなぜ吠えるのでしょうか?

犬が吠える理由は、環境に慣れていない、飼い主さんとのコミュニケーションが取れていないなどの社会化の不足から。一度吠えグセがついてしまうと、理由を探り、時間をかけて直していく必要があるのです。

【犬が吠える理由】

  • 誰かに来てほしいから

  • 飼い主さんの気を引きたいから

  • 要求を伝えているから

  • 攻撃しようとしているから

  • 苦手なものを警戒しているから

  • 退屈しているから

  • 興奮しているから


吠えグセをなくす対策として、犬の社会化を訓練することは大切ですが、特に悩んでいる飼い主さんが多い3つの吠えを例に、未然に防ぐ方法を紹介します。

チャイム吠えをなくすには?

チャイムの音が聞こえると、興奮してしまうことが原因です。チャイムの音を録音して繰り返し流しておけば、子犬の頃から生活音に慣れ、興奮しすぎなくなるでしょう。
また、チャイムが鳴ったときに「オイデ」を指示するようにすると、吠えることよりも飼い主さんを注目するように。最初は、インターホンの受話器付近におやつを置き、おやつで誘導してもいいでしょう。
「オイデ」の代わりに「ハウス」を指示して、クレートの中で待機させる方法も有効です。ハウスの中が安心できる場所になっていれば、犬も吠えないでしょう。

人に対して吠えるのをやめさせるには?

理由はさまざまですが、犬が人に対して吠えるときは、人の外見的な特徴に不安を抱いている場合も。一度吠えグセがついてしまうと直しにくいので、2~4カ月の好奇心旺盛な時期にできるだけ多くの人に会わせ、フードを与えてもらうなどして、人に対する警戒心をなくしていくことが大切でしょう。

犬に対する吠えをなくすには?

子犬の頃に犬同士のコミュニケーションを学んでこないと、ほかの犬を必要以上に警戒するように。犬同士のコミュニケーションは、飼い主さんには教えられないので、子犬の頃に犬同士を触れ合わせることが大切になります。2~4カ月くらいまでの子犬期に、意識的に犬同士が触れ合う機会を作ってみてください。
そして本格的に散歩に出かけるようになったら、ほかの犬に興奮しない訓練も必要です。散歩中にほかの犬と出会ったら、アイコンタクトや「オスワリ」を指示して、愛犬の注意を飼い主さんに引き寄せましょう。

そのほかの理由で吠えるムダ吠えに悩んでいる人は、こちらの記事も参考にしてください。

成犬(シニア犬)のしつけ方のコツ

おすわりするトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

子犬の時期を過ぎたらしつけられない……。そう思っている人も多いかもしれませんが、実はそんなこともありません。子犬の時期にしつけをするのは基本ですが、保護犬などは成犬になってから家族として迎え入れることもありますよね。犬は賢い動物なので、大人になってからでも新しいことを覚えますし、困った行動を直すことも可能です。

成犬(シニア犬)からでもできるしつけは?

成犬・シニア犬は時間がかかりますが、成長した犬でも、こんなしつけを覚えさせることが可能です。


  • 「オスワリ」「マテ」「アイコンタクト」などの指示

  • しつこい要求吠え

  • 飛びつきグセ

  • 興奮グセ

  • 引っ張りグセ

  • チャイム吠え

  • 拾い食い

  • ハウスに入るしつけ



そのほかにも、トイレや噛みグセのしつけもできなくはないですが、子犬期よりもかなりの時間を要します。完全に直すのではなく回数を減らすようにする、その行動が出ないような環境設定をするなど、妥協をする必要もあることも心に留めましょう。

ときには叩いてしつけることも必要?

成犬をしつけるとき、「もう大人だし叩いてもいいのかな?」と思う人がいるかもしれませんが、これはNG行為です。叩かれた犬は、何が起きたかわからずパニックになるだけ。たとえば吠えるのをやめさせたくて叩いた場合、一時的に静かになるかもしれませんが、これは叩かれてびっくりしているだけで何がいけなかったのか理解はしていません。そのため叩くことは根本的な解決にはならないのです。

また「手で」叩くことを続けてしまうと、犬は飼い主さんの手は怖いものなんだと覚えてしまい、普段のお世話にも支障が出てしまいます。犬を叩くことは、互いの信頼関係に溝を作るだけなので、絶対にやめましょうね。

プロに任せる手もある!

成犬からのしつけは、子犬期のしつけより難しいことが多いです。どうしてもうまくいかない場合は、プロの先生にお任せするのもひとつの手でしょう。しつけ教室などに通ってアドバイスをもらえば、今までの教え方の何がいけなかったのかが分かりスムーズにいくことも。愛犬と飼い主さんにとって、ストレスなくしつけが続けられる可能性があるので、ぜひ検討してみてください。

犬が人の社会で暮らすためには、覚えなければならないルールがたくさんあります。それに伴い、飼い主さんも根気よく愛犬に向き合って、しつけていく必要が。最初に覚えさせてしまえば後が楽なので、愛犬と一緒に頑張りましょう。

参考/「いぬのきもち」特別編集『子いぬと仲良くなる育て方 しつけ編』
監修/石田陽子先生(石田ようこ犬と猫の歯科クリニック院長)
文/こさきはな
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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