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元気だった愛犬に突然の異変……がんで後ろ足を切断した犬のその後

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この特集では、難病や障がいをもった愛犬とその飼い主さんの、闘病や暮らしの様子をレポートします。今回ご紹介するのは、肉腫というがんの一種を発症した「くらら」ちゃんとHさん夫妻。飼い主さんに、くららちゃんとの出会い、そしてがんの診断を受けたときのことを振り返ってもらいました。

3本の足でも元気に歩く

神奈川県横浜市の南西部に、がんという大きな病気を乗り越えて、たくましく生きている犬がいます。クランバー・スパニエルのくららちゃんです。

くららちゃんには、右の後ろ足がありません。昨年、足のつけ根にできた「肉腫」というがんを取り除くため、後ろ足を切断するという大きな手術を受けたからです。

けれども、現在のくららちゃんの様子は、ほかの犬とほとんど変わりません。前足と左後ろ足で上手にバランスをとって歩けていますし、フセから片足で踏ん張って立ち上がることもできます。Hさん夫妻の家に来客があると、くららちゃんは進んで玄関に出向き、しっぱを振って大歓迎。表情は明るく、病気はもうすっかりよくなったようです。

出合いは伊豆のテーマパーク

「くららは昔から人なつっこい性格でした。小さいころは、伊豆のテーマパークで飼われていて、お客さんを出迎える『ウェルカムドッグ』という仕事をしていたんですよ」と奥さんのTさんは話してくれました。

テーマパークは2010年に閉園。その際にくららちゃんの新しい飼い主探しが行われて、テーマパークにたびたび遊びに行っていたHさん夫妻が、くららちゃんを横浜の家に迎え入れたそうです。以来、Hさん夫妻は先住犬のアンディくん(アメリカン・コッカー・スパニエル)とともに、くららちゃんを大切に育ててきました。

その日は突然。ある朝、右後ろ足を引きずるように

くららちゃんの右足の腫瘍が見つかったのは2017年の8月でした。ある朝、奥さんのTさんが目覚めると、くららちゃんが右後ろ足を引きずりながら歩いていたそうです。

「子犬のころにヘルニアの手術を受けていることもあって、最初は『腰でも悪くしたのかな』と思いました」(奥さんのTさん)

ところが、かかりつけの動物病院で診察してもらうと、くららちゃんの後ろ足に肉腫がある可能性が高いことがわかりました。すぐに動物病院でCTやMRIによる精密検査も行われました。するとたしかに、くららちゃんの骨盤と大腿骨にはさまれるようにして、大きな肉腫ができていたのです。

肉腫とは体の筋肉、骨、脂肪、線維、血管、神経などにできる、悪性腫瘍(がん)の一種。腫瘍の根が深いという特徴があります。かかった場合には、早期に外科手術を受けて腫瘍を切り取る必要があります。ただし、リンパ節や内臓に転移していたり、切除が困難な場所や大きさの場合には、抗がん剤や放射線による抗がん治療が検討されることも。シニア犬が発症しやすいといわれている病気です。

「発見が早期で、手術で治療できる状態だったのが不幸中の幸いでした」(ご主人のHさん)

次回は、手術の決断をし、その後Hさん夫妻がどのようにくららちゃんをケアしたのかご紹介します。

出典/「いぬのきもち」2018年5月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/石川正勝
文/ichi

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