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獣医師監修|犬の水飲み容器(給水器)の種類や選び方 タイプ別人気ランキングも

犬の水飲み容器(給水器)にはさまざまな種類がありますが、どのようなものを選べばいいのでしょうか? 今回は、犬の水飲み容器の種類や選ぶときのポイント、人気ランキングをご紹介します。水の重要性についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

いぬのきもち獣医師相談室

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そもそもどうして犬に水は必要なの?

柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

水は犬の体内で重要な働きをしている

水は犬の体の約70%を占めるとされ、血液や唾液といった体液をつくる役割があるほか、食べ物の消化・吸収や、体内で生じた老廃物を排出する代謝機能の役割も果たしています。また、体温調節する際にも水は使用されるなど、犬は水なしでは生きていくことができません。

体内の水分が不足するとさまざまな不調が

1日の飲水量が減って体内の水分バランスが崩れると、内臓や脳の機能が低下するなど、犬の体にさまざまな不調が生じます。また、さらに水を飲まない状態が続けば命にかかわることもあるため、愛犬の飲水量は飼い主さんがきちんと管理してあげることが大切です。
犬に水が必要な理由については、下記の記事も参考にしてみてください。

犬の水飲み容器(給水器)の種類

プードル
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犬に水を与える際には、水飲み容器(給水器)が欠かせません。ここでは、一般的な犬の水飲み容器の種類ごとに、その特徴やメリット・デメリットなどについてご紹介します。

ボウルタイプ

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ボウルタイプは飲み口が大きいため、犬が水を飲みやすく、さらには飼い主さんが衛生管理しやすいといったメリットがあります。デザインも豊富なので、インテリアにこだわりたいかたにもおすすめのタイプといえるでしょう。

一方で、飲み口が大きい分、水の中に抜け毛やホコリなどが入りやすいといったデメリットも。しかし、犬の飲み水は健康のためにもこまめに取り換えることが大切なので、抜け毛やホコリもそのときに取り除きましょう。

ボトルタイプ(ノズルタイプ)

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ボトルタイプ(ノズルタイプ)は、犬が倒して水がこぼれる心配があまりないので、留守番中の水飲み容器としてとくにおすすめのタイプです。また、クレートやサークルに取り付けるものが多く、置き場所に困ることも少ないでしょう。

しかし、ノズル部分などに菌が繁殖しやすく、衛生管理が少し難しいといったデメリットも。また、一度にたくさんの水が出ない、顔を上げて水を飲まなければならないなどの理由から、ボトルタイプだと飲水量が減ってしまう犬もいるようです。とくに暑い夏場ではたくさん飲みたいのに飲めない状況は健康によくないので、ボウルタイプなどほかの容器も用意しておくといいでしょう。

自動給水器

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自動給水器は電動で給水してくれるため、飼い主さんがこまめに水を交換する必要がないといったメリットがあります。また、フィルター式のものであれば、水に入った抜け毛やホコリなどをろ過できるので、衛生管理もしやすくなるでしょう。

ただし、ほかのタイプに比べると容器自体が高額になりやすく、さらには、電気代やフィルター代といったランニングコストがかかるなどのデメリットもあります。

犬の水飲み容器(給水器)を選ぶポイント

ヨークシャー・テリア
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このように、犬の水飲み容器にはそれぞれ特徴やメリット・デメリットがあるので、それらをよく比較し、愛犬が水を飲みやすく、飼い主さんが扱いやすいものを選んであげるといいでしょう。また、犬の水飲み場は水分不足防止のためにも複数箇所あると安心なので、ハウスにはボトルタイプ、リビングにはボウルタイプや自動給水器を置くなど、併用して使うのもいい方法ですよ。

そのほか、犬の水飲み容器を選ぶときは、以下のような点にも着目してみてください。

愛犬の体格に合ったものを選ぶ

犬の体のサイズに比べて、水飲み容器が大きすぎたり小さすぎたりすると、犬が飲みにくいと感じることがあります。水飲み容器を選ぶときはパッケージの記載などを参考に、愛犬の体格に合ったものを選ぶようにしましょう。

深さのあるものを選ぶ

犬が水を飲むときは、舌を曲げて勢いよく水をすくい上げているとされています。そのため、ボウルタイプの水飲み容器を購入する際は、ある程度深さのあるものを選ぶようにしましょう。とくにマズルの長い犬種の場合は、浅いボウルだと飲みにくいので注意が必要です。

老犬などの場合は高さのあるものを選ぶと◎

低すぎる水飲み容器だと、犬が首を大きく下げて水を飲まなければならず、気管が圧迫されてむせやすくなります。また、体の大きい大型犬や、首や足腰の弱くなった老犬の場合は、前足や首に負担がかかるおそれもあるので、無理のない姿勢で水が飲めるよう、少し高さのあるもの、もしくは高さのある台に容器を置くようにしましょう。
水を与える容器や置き場所については、以下の記事もチェックしてみてください。

使っている犬用水飲み容器(給水器)の種類は?人気ランキング

ダックスフンド
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いぬのきもち WEB MAGAZINEでは、犬の飼い主さん473名を対象に「飲み水」に関するアンケート(※)を実施しました。同アンケートで、現在使用している愛犬用の水飲み容器の種類について質問をしたところ、以下のような結果になりましたのでご紹介します。

※実施期間2020年7月3日~7月10日

使用している水飲み容器の種類は?(複数回答可)

アンケート結果グラフ
1位 ボウルタイプの給水器(276名)
2位 ボトルタイプの給水器(239名)
3位 自動給水器(44名)
4位 その他(38名)


1位はボウルタイプの276名、2位はわずかな差ですがボトルタイプという結果に。ボウルタイプとボトルタイプを併用しているかたも多数いました。
また、3位の自動給水器を使っていると回答した以外のかたに「自動給水器を使ってみたいと思いますか?」と質問したところ、「使ってみたい」と回答したかたは117名。「興味はあるけど使っていない」というかたが少なくないのかもしれません。
さらに詳しいアンケート内容を知りたいかたは、こちらをご覧ください。

犬の水飲み容器(給水器)は清潔に保つことも大切

黒柴
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犬が健康に暮らすには、飲み水の量に気を配ることはもちろん、衛生管理も非常に重要なポイントとなります。
犬が口をつけた水を放っておくと細菌が繁殖してしまいますので、最低でも1日1回以上は取り替え、その都度水飲み容器を洗うなどし、常に清潔な状態を保つように心がけましょう。ただし、気温の高い季節は水も傷みやすくなるので、1日2回以上は取り替えることが大切です。ぜひ参考にしてみてくださいね。
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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