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ドゴ・アルヘンティーノの特徴と性格・価格相場|犬図鑑

ドゴ・アルヘンティーノ
- 英語名
- Dogo Argentino
- 原産国
- アルゼンチン
- サイズ
- 超大型犬
- グループ
- 使役犬
この記事の監修

福山 貴昭 先生
認定動物看護師
DGS(旧:PGS) ドッグ・グルーミング・スペシャリスト
サンフランシスコ動物愛護協会ヒアリングドッグトレーナープログラム修了
●書籍:『トリマーのためのベーシック・テクニック』緑書房/『明るい老犬生活―今日からできる頑張りすぎない12のこと』文一総合出版
ドゴ・アルヘンティーノの魅力
ドゴ・アルヘンティーノは数少ない南米原産の犬。闘犬としての利用もありましたが、おもにイノシシ狩りなどの猟犬として活躍してきた犬種で、ピューマと対峙するほど気質が強く勇猛果敢です。家庭犬として飼育するためには、徹底したしつけが必要で、つねにしっかり管理できる飼育熟練者向きの犬種と言えるでしょう。

性格
つぶらな瞳に柔らかそうな唇をしていますが、じつは破壊力抜群な犬種。家庭犬として飼育するには、適切なしつけが必要です。経験豊かなトレーナーと共に子犬の頃から手間を惜しまずにしっかりとしつけを行えば、よい家庭犬になるでしょう。また、運動不足はストレスとなり、問題行動の引き金になる可能性があります。充分な運動量を確保するようにしましょう。
大きさ

オスで体高62~68㎝、体重40~45㎏、メスで体高60~65㎝、体重40~45㎏もある超大型犬です。バランスのとれた体型で筋肉質な引き締まった体つきをしており、力強い印象です。
体高 | 体重 | |
オス | 62~68㎝ | 40~45㎏ |
メス | 60~65㎝ | 40~45㎏ |
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
毛色の種類


ドゴ・アルヘンティーノの被毛の色は、ホワイト一色。頭部の10%以上を占めなければ、目の周りのブラックまたはダークな斑は1つに限り許容されます。被毛は短く滑らかです。
迎え入れ方、価格相場
愛犬の迎え入れ方にはペットショップ、ブリーダーから、保護犬などさまざまな方法があります。例えばペットショップで購入する場合だと、下記のような価格相場です。
価格 | 35万円~ |
※『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)より監修者調べ
心配な病気
・股関節の形が先天的に異常な形になっている「股関節形成不全」
・胸の深い犬がなりやすい「胃捻転」
・何らかの原因により皮膚に発疹や痒みが生じる「皮膚炎」
・ニキビダニの寄生により皮膚に炎症が生じる「毛包虫症」
ドゴ・アルヘンティーノの飼い方

ポイント(1)毎日、戸外で充分な運動量を確保して
大変タフな犬種なので、かなりの運動量を必要とします。毎日、朝晩30分程度の散歩を欠かさないようにしましょう。さらに、ドッグランなどで自由運動をさせるほか、おもちゃを使った引っ張りっこやゲームなどを取り入れ、充分な運動量を確保しましょう。
ポイント(2)子犬の頃からしっかりとトレーニングを
気質が強く、勇敢な犬種です。また、飼い主さんには従順ですが、見知らぬ人に警戒する一面ももっているので、子犬の頃からしっかりと向き合い、適切なトレーニングを行う必要があります。力もとても強いので、思わぬ事故を起こさないためにも、散歩の最中も気を抜かない注意が必要です。
ポイント(3)被毛は絞ったタオルやラバーブラシでお手入れを
短毛種なので、被毛のお手入れには手間がかかりません。週に1回程度、お湯に浸して硬く絞ったタオルで全身を拭いたり、ラバーブラシでマッサージを兼ねて抜け毛を取り除いたりしてあげましょう。
ポイント(4)年齢と目的に応じたフードを
主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも嗜好性を重視する傾向にあるため、主食には不向きです。フードのパッケージに「総合栄養食」と記載されているものの中から、ご自身の犬に合ったフードを選択します。
犬はライフステージごとに必要とされる栄養の質と量が微妙に異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。
手作りフードは与えているものを飼い主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。
ドゴ・アルヘンティーノに似た犬の種類

アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの特徴と性格・価格相場|犬図鑑

まとめ
ドゴ・アルヘンティーノは、アルゼンチンのコルドバ地方で、マスティフ、ブルドッグ、ブル・テリアなどの交配により誕生しました。闘犬や勇敢な猟犬として活躍した歴史をもつ犬種です。気質が強く、体が大きいので、飼育熟練者向きの犬といえるでしょう。
監修:ヤマザキ動物看護大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)
参考:『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)
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