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白内障から移行した緑内障により、両目の視力を失った愛犬

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この特集では、難病や障がいをもった愛犬とその飼い主さんの、闘病や暮らしの様子をリポートします。

今回ご紹介するのは、腰椎ヘルニア、てんかん、白内障から緑内障へと、次々と襲いかかる病気と闘う17才のミニチュア・ダックスフンド、パルくんのお話です。

1回目の記事|腰椎ヘルニア、てんかん、白内障……次々と襲う病気と闘うシニア犬

緑内障を発症し、点眼薬による治療を開始

パルくんの生活スペースは柵で仕切り、水のボウルやベッドは常に定位置に
パルくんの生活スペースは柵で仕切り、水のボウルやベッドは常に定位置に

2020年4月、横浜どうぶつ眼科で、パルくんは白内障から移行した緑内障という診断を受けました。パルくんの右目の眼圧は上昇し、目の水晶体がずれている可能性があるとのこと。
「主治医からは、『眼圧が上がると視神経が圧迫されるので、かなりの痛みがあるはず、パルくんは我慢強いコだね!』って言われたんです。パルは昔から我慢強いところもあって、今までの病気も強い意思で乗り越えてきた、そんなパルのことを思ったら、私が落ちこんでる場合じゃないって、すぐに気持ちを切り替えることができました」と奥村恭子さん。

秋から冬の時期は蒸しタオルを当てて目元のケア
秋から冬の時期は蒸しタオルを当てて目元のケア

シニア犬のため手術を回避し、投薬治療を選択

緑内障の場合、眼球が肥大してしまうことがあるため、目の摘出手術をすることが多いそうです。でも、パルくんの場合、当時15才という年齢から、全身麻酔による手術はリスクが大きいということで、目薬の点眼と服薬による治療を行うことになりました。
奥村さんは、2種類の目薬の点眼を1日4回欠かさず行い、目のまわりを清潔に保つケアもこまめに行いました。
「パルには、若いころから歯みがきや爪切りなどのケアを日常的に行い、慣れさせてきたので、目薬の点眼も嫌がらずに受け入れてくれました。これが本当によかったと思います」

根気強い治療で、両目を委縮させることに成功

散歩時は、草木などが目に入らないよう犬用ゴーグルを装着
散歩時は、草木などが目に入らないよう犬用ゴーグルを装着

パルくんの右目の治療開始から3カ月後、今度は左目も緑内障を発症。奥村さんは、両目の点眼治療を根気強く行いました。その結果、両目ともに破裂することなく、きれいな形で萎縮させることに成功。
「パルの両目は光を失ってしまったけれど、主治医からは、『もっとも理想的な形で両目を萎縮させることができましたね』と言っていただけました。そのとき、本当にがんばったかいがあった!って思いました」奥村さんは笑顔で語ります。

次回は、両目の光を失ったパルくんの生活と、介護が必要になった愛犬への飼い主さんの思いについてご紹介します。

※各情報は2021年11月15日現在の情報です。

出典/「いぬのきもち」2021年11月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/犬丸美絵
文/袴 もな

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