1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. グレート・ピレニーズの特徴・性格・飼い方

グレート・ピレニーズの特徴・性格・飼い方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

山岳地帯で暮らす少年と犬が登場するアニメ『名犬ジョリー』。その主人公の犬種として知られるのがグレート・ピレニーズです。威風堂々とした姿とやさしいまなざし、温和な性格が魅力。そんなグレート・ピレニーズの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

グレート・ピレニーズの特徴・魅力 

グレート・ピレニーズは、どっしりとした見た目ながら穏やかな性格が魅力。大きな体全体で飼い主さんに甘えてくるなど、信頼している家族に対する愛情表現がとても豊かです。存在感たっぷりでゆったりと安定感のある体をなでていると、大型犬と暮らす醍醐味を感じられるでしょう。子犬時代は、やわらかな毛とコロコロした体つきがまるで白くまのようにかわいらしく、周りを笑顔にさせてくれる存在です。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

グレート・ピレニーズの歴史 

グレート・ピレニーズのルーツほど、多くの説を備えたものは珍しいです。その中には、数千年前にチベット高原に棲息した大きな犬、チベタン・マスティフの子孫という説もあります。何世紀もの間、フランスのピレネー山脈の傾斜地や起伏の激しい土地で、羊などの家畜の群れや、羊飼いの家族をクマやオオカミなどから守るという護衛犬としても活躍してきました。大きい体は城の番犬としての任務もこなし、ルイ14世の時代にはフランス王室で愛されました。1930年にはアメリカに渡り、現在では家庭犬として人気になりました。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

グレート・ピレニーズの外見上の特徴

体高※オス70~82cm、メス65~77㎝。体重45~60kg。巨大でありながら、優雅さを伴った外見こそグレート・ピレニーズの最大の魅力です。その外見は骨太でがっしりとした体格に、極寒の山岳地帯で暮らしていくために発達した厚い被毛がおおうことで形成されています。毛色は真っ白または白を基調としたダブルコートで、頭部、耳、尾の付け根にグレー、薄いイエロー、ウルフカラー、オレンジのさまざまな濃さのマーキングが入る犬もいます。この白色につぶらな真っ黒な目と、大きく黒い鼻、少し垂れた唇が備わることで、真っ白な熊のような印象になります。特に子犬の時は丸々とした体形がさらに熊の印象を強くします。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

グレート・ピレニーズの性格 

家庭犬として人気を博す大型犬ですので、人に危害を加えることが無いように近年では、おおらかな性格が定着しています。しかし、人里離れて羊の群れを狼等から守る、護衛のために作出された背景から、独立心が強い犬もいます。自らの体力に自信がつき、攻撃することの効果を知ってしまった大型犬は大変危険です。子犬の頃から、人に従順でどこでも落ち着ける性格を育みましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

グレート・ピレニーズを飼うのに向いている人 

グレート・ピレニーズは体が大きく、かなり活動的なので、散歩などの運動時間がきちんと確保できる人に向きます。押し倒されたり、引っ張られて転倒させられることもあるので、大型犬を制御できる、ある程度体力に自信がある人に向いているでしょう。また、体が大きいので食費、医療費、老犬介護費などの金銭的負担もクリアできることも条件として考慮する必要があります。
大量のウンチやオシッコをできる、庭があるご家庭に向いています。

グレート・ピレニーズの飼い方 

散歩は朝夕2回、それぞれ30分程度行います。この散歩は大型犬の死因として多い「胃捻転」や「腸捻転」を予防するために、食事の直後などは避けるようにします。食事は散歩後に十分クールダウンしてから与えます。大型犬ですので、家の中で運動するのは難しいです。散歩の他にはドッグラン等の軟らかい地面の上で自由に動ける時間も設けましょう。大型犬ですので加齢に伴う筋肉量の低下が、犬の生活の質に与える影響は大きく、介護となれば飼主さんの生活にも大きな影響を与えます。無理のない範囲でしっかり運動をさせることは非常に大切です。大きい体がグレート・ピレニーズの魅力ですが、その大きな体で人に飛びつくとケガをさせてしまいかねません。飛びつきを防ぐように「マッテ」などの指示には確実に従うように、きちんとしつけましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

グレート・ピレニーズのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

飼育している環境の中で入ってほしくない場所には、頑丈な仕切りなどを設置して侵入を防ぎ事故を予防しましょう。また電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。大型犬のため加齢に伴い筋肉量が落ちると、滑りやすい床の上で重心を安定させることが困難になったり、足首などの関節等に負担をかけることになります。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。また大きな段差のない環境も理想的です。犬が寝る場所にはクッション性の高い敷物を敷くなどして、肘や関節部の床ずれやタコを予防しましょう。寒さに強く夏の暑さは苦手な犬種です。夏場の室内は、犬がハアハアしない程度の低い温度設定をし、湿度にも気をつけて涼しく過ごさせるようにしましょう。また、「換毛期」などには大量の抜け毛が家中に飛び散るため抜け毛対策が必須です。

グレート・ピレニーズの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも嗜好性を重視する傾向にあるため、主食には不向きです。フードのパッケージに「総合栄養食」と記載されているものの中から、ご自身の犬に合ったフードを選択します。犬はライフステージごとに必要とされる栄養の質と量が微妙に異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

グレート・ピレニーズのお手入れ・トリミング 

極寒の雪山において体の熱を外に逃がさぬよう、分厚く密集した下毛と長い剛毛の上毛からなるダブルコートから成っています。さらに大きな体をしていることもあり、夏場を中心に体温の放熱を妨げる余計な被毛の除去が必須の手入れとなります。とくに春から夏にかけての季節性のはっきりとした「換毛期」には入念なブラッシングやシャンプーが健康管理として必要なケアとなります。基本的にトリミングは必要ありませんが、その分毎日のブラッシングを丁寧に実施することで、きれいな外見をキープすることを心がけましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

グレート・ピレニーズが気をつけたい病気・寿命 

・胃がねじれを起こしてガスや液体がたまる命に関わる病気「胃捻転」
・もともとは高山地帯で暮らし、被毛の量が多く暑さに弱いことから気をつけたい「熱中症」
・股関節の発育や形成に異常が見られ、お尻を振りながら歩く「股関節形成不全」

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 2
初心者向き 1
友好的   4
お手入れのしやすさ 1
訓練のしやすさ 2

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

犬と暮らす

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新着記事

新着記事をもっと見る