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狂犬病の予防接種~接種のタイミング、費用など

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1950年以前は、日本でも狂犬病に感染する人や犬がいました。狂犬病は、病原体となる狂犬病ウイルスが感染する人獣共通感染症。現在、日本では発生していませんが、世界ではいまだに発生しており、ウイルスがいつ日本に侵入するとも限りません。そのため、愛犬への狂犬病ワクチンの接種が義務付けられています。ここでは、狂犬病の予防接種について、接種時期や接種後の注意点、飼い主さんがするべきことなどについて、解説します。

狂犬病の予防接種は、飼い主さんの義務です

狂犬病は、狂犬病ウイルスが感染して起こる病気。犬だけでなく哺乳類すべてに感染する人獣共通感染症で、感染するとほぼ100%死亡するといわれる恐ろしい病気です。現在、日本で狂犬病は発生していませんが、海外からウイルスが侵入する可能性はゼロではありません。愛犬だけでなく、飼い主さんや周りの人の命を守るために、犬を飼い始めたら狂犬病の予防接種を受けることが義務づけられています。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

狂犬病の予防接種、受ける時期は?

子犬は、母乳から免疫力を受け継ぎます。その効果が切れるのが、生後8~16週ごろ。この時期に予防接種を受けることで、新たな免疫を獲得し、狂犬病が防げます。免疫力の効果が切れる時期には個体差があります。狂犬病の予防接種は、犬を飼う人の義務。年に1回、春先に行われる地方自治体での集団接種のほか、動物病院ではいつでも受けることができます。

・初めての接種時期 生後91日(13週)以降、30日以内
・翌年以降の接種 毎年1回、4~6月に接種するのが一般的

狂犬病の予防接種の費用は?

狂犬病ワクチンは、どの犬も接種しなければならない、義務付けられたもの。犬を飼い始めると、各自治体から接種についての通知も届きますので、必ず受けましょう。料金は自治体や動物病院により異なりますが、だいたい3000円前後が相場です。

狂犬病の「ワクチン」とは、病気を起こすウイルスなどを直接体内に取り込み、犬の免疫力を高めることで病気を予防するもの。ワクチンには「生ワクチン」と「不活化ワクチン」があります。「生ワクチン」は、毒性を弱めたウイルスを生きたまま使用するもの。「不活化ワクチン」は化学処理などで死んだウイルスを使用します。狂犬病ワクチンは「不活化ワクチン」で、「生ワクチン」よりは比較的副作用が出にくいといわれています。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

狂犬病予防接種後は、動物病院で30分ほど待機して

 狂犬病ワクチンの接種後は、血圧の急激な低下などを引き起こすアナフィラキシーショックにそなえ、動物病院で30分ほど待機するのが理想的。獣医師の指示に従って、待合室などで待機しましょう。アナフィラキシーショックとは、呼吸や心拍が速くなったり、歯茎の色が白くなったり、痙攣するなど命にかかわる恐れもある副作用です。

その他の副作用として、個体差はありますが、接種後5~6時間ほどで、まれに以下のような症状が出る犬がいます。副作用が出たら、かかりつけ医に相談し、指示を仰ぎましょう。

●顔が腫れてくる
●嘔吐する
●元気がなくなる など

予防接種後の散歩は軽めにし、シャンプーは控えて

予防接種後は、できるだけ犬を安静にさせるのが理想。犬の個体差や健康状態なども考慮し、動物病院ごとに愛犬に合わせたアドバイスをします。基本的には、予防接種した日は激しい運動は避け、散歩は軽めに。シャンプーや入浴は、接種後2~3日はしないほうがよいでしょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

予防接種を終えてから、飼い主さんがすべきこと

動物病院で接種したときは、「注射済証」を発行してもらい、お住まいの地域の市区町村窓口に提出します。提出すると「注射済票」が交付されるので、鑑札とともに、必ず愛犬につけましょう。

※写真:まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリの投稿写真より

・出典:『いぬのきもち』2017年4月号「春だから気をつけたい 愛犬の病気・トラブル」
・参考文献:東京都福祉保健局HP、厚生労働省HP

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