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シェットランド・シープドッグの特徴・性格・飼い方

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コリーを愛らしくコンパクトにしたような容姿。“シェルティ”の愛称で親しまれるシェットランド・シープドッグ。元気に振舞う親しみやすい、賢い犬の代表です。そんなシェットランド・シープドッグの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

シェットランド・シープドッグの特徴・魅力

飼い主のいうことをよく聞き、すばやく判断することのできるシェットランド・シープドッグ。飼い主をまっすぐ見つめるその表情からは賢さと忠誠心がうかがえます。その聡明さを体現するようなやさしい瞳に整った顔立ち、フサフサと流れるような毛並みなど、上品で優雅なたたずまいは多くの人を魅了し続けています。

シェットランド・シープドッグの歴史 

イギリス最北端にあるシェットランド諸島の大型の牧羊犬が、ボーダー・コリーの祖先や輸入されたラフ・コリーと交配され長い年月をかけて小型化し、シェットランド・シープドッグが誕生しました。当時のシェットランド・シープドッグは、“小さい犬”という意味で「トゥーニー・ドッグ」と呼ばれていたといわれています。この小ささは、シェットランド諸島の厳しい自然環境が招いたとされています。“シープドッグ”の名の通り、農場で放牧されているヤギや羊などの誘導や見張りなどをする牧羊犬として活躍していました。日本でも数十年前から流行し、ドッグ・ショウやドッグ・スポーツなどで活躍しています。

シェットランド・シープドッグの外見上の特徴 

体高※オス37cm前後、メス35.5㎝前後。体高よりも長めの体長※をしています。体重オス9~12kg、メス8~11㎏。外見はコリーによく似ており、「小型のラフ・コリー」と呼ばれることも。頭部は額から鼻にかけて先細っていて、優しい褐色の瞳をもち、上品な顔立ちです。良く耳が完全に立ってしまっているシェルティを見かけますが、耳は半分立ち上がり、半分から先が軽く折れ曲がっている耳が求められています。首のまわりとお尻まわりには豊かな飾り毛が見られます。毛色は一般的な黒×白×茶色の3色で構成される「トライカラー」、鮮やかな茶色をもつ「ピュアセーブル」、成長とともに黒っぽい被毛が表れる「ヘテロセーブル」、全身が黒と白の2色だけで成る「バイブラック」、ブルー(青灰色)の被毛にマールと呼ばれる大理石のような黒い斑点模様が入る「ブルーマール」といったバリエーションがあります。

※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

シェットランド・シープドッグの性格

シェットランド・シープドッグの性格は、知的で活発、飼い主に対して愛情深く従順で、人を喜ばせることが大好きです。広い農場でヤギや羊を誘導したり、見張りしたりする役割をしていたため、見慣れない人や物音に敏感に反応して吠えてしまう警戒心が強い一面もあります。子犬の頃から音や刺激に慣れさせることが大切です。また、遊びに夢中になると牧羊犬としての血が騒ぐのか、人のかかとなどを軽く噛んだりすることもあるので、無視して反応しないようにしましょう。

シェットランド・シープドッグを飼うのに向いている人 

シェットランド・シープドッグは遊ぶことが大好きで活発な犬種。毎日のお散歩だけでなく、ボール投げの相手をしたり、ドッグスポーツに挑戦したりと犬と一緒に体を動かすことが好きな飼い主が向いているといえます。聞き分けがよく飼い主に忠実な犬種ですが、わがままが通る環境におかれれば、いうことを聞かず、自我を通すような態度にでることもあります。良いことと悪いことの区別をはっきりとさせ、ダメことなはダメと毅然とした態度を犬に示すことができる人に向いているでしょう。

シェットランド・シープドッグの飼い方

シェットランド・シープドッグは牧羊犬として活躍してきたこともあり、「頭や体を使って何かをなしとげたい」という作業意欲が高い犬種。おやつを部屋の中に隠して探させる遊びなど、さまざまな遊びで満足させると達成意欲(探索本能・狩猟本能)が満たされます。ふだんからモッテコイ遊びや宝探し、知育おもちゃなどで上手に遊ばせるとぐんぐん賢くなるでしょう。また、従順で賢く、飼い主さんに応えることに生きがいを感じます。教えればなんでもできことに加え、その運動神経の良さから、アジリティやドッグダンスなどにも向いています。

シェットランド・シープドッグのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

飼育している環境の中で入ってほしくない場所には、頑丈な仕切りなどを設置して侵入を防ぎ事故を予防しましょう。噛んで命に関わる電気のコード類や噛み傷をつけられたくない家具などには、噛み防止用の塗布剤を塗っておくことが有効です。また、毛が豊富なため、熱中症への配慮は非常に重要になります。対策としては冷房機器が整備された飼育環境で、常に水が飲めるようにしておきましょう。牧羊犬をルーツに持つため、走り去る人、自転車、バイクなどを衝動的に追い立てたり、吠えたり、噛んだりすることがあります。庭に放せる環境を用意する際は、この点に十分配慮した環境設定が必要となります。

シェットランド・シープドッグの食事

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

シェットランド・シープドッグのお手入れ・トリミング

短毛で密集した下毛(アンダーコート)と、真っすぐで粗く長い上毛(オーバーコート)の二層の毛に被われています。抜け毛が抜け落ちずに体に残っていると皮膚の通気が悪くなるので、換毛期などはとくに、毎日欠かさずブラッシングをしましょう。胸の飾り毛の部分はもつれやすいので、毛の流れに沿ってブラシをかけ、毛玉ができてしまったら無理に引っ張らずにクシなどで少しずつほぐしていきましょう。シャンプーは月に1、2回は行います。シャンプー後、生乾きのまま放っておくと被毛がもつれて蒸れ、皮膚病の原因にもなるので、必ずドライヤーを使ってしっかりと乾かすようにしましょう。

シェットランド・シープドッグが気をつけたい病気・寿命

・膝のお皿の骨が正常な位置から外れてしまう「膝蓋骨脱臼」
・細く長い足のため気をつけたい「骨折」
・遺伝的に見られることがある疾患「消化不良」
・先天性で見られ、網膜剥離や眼房内出血を起こす「コリーアイ」
・網膜が正常に働かなくなり、夜間や暗いところで目が見えにくくなる遺伝性の病気「進行性網膜委縮症」
・脳炎や脳腫瘍など脳の異常が原因でおこる「てんかん」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 2
初心者向き 4
友好的   4
お手入れのしやすさ 2
訓練のしやすさ 4

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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