犬と暮らす
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白内障を発症し、両目の光を失っても活発に散歩を楽しむ ぷりんちゃんの生活を聞いた
今回ご紹介するのは、3才で若年性白内障を発症し、両目の視力を失ったトイ・プードルのぷりんちゃんのお話です。
3才で若年性白内障を発症
ぷりんちゃんが斉郷家に迎えられたのは2才のとき。当時、動物愛護団体のボランティアをしていたSさんは、初めて保護犬を自宅で一時預かりすることになり、それが2才のトイ・プードル、ぷりんちゃんでした。
そして、ぷりんちゃんが家族の一員となって1年がたったころ、ぷりんちゃんの右目に白い点があらわれ、異変を感じたため、すぐにかかりつけの動物病院に連れていったところ、『若年性白内障』との診断が。
「ぷりんに外の世界をもっとたくさん見せてあげたくて」、手術を決断
Sさんはかかりつけ医から犬の目の専門医を紹介してもらい、ぷりんちゃんの目の手術に踏み切ることにしました。
「ぷりんは保護される前、ずっと屋内に閉じこめられていたようで、外の世界をほとんど知らなかったんです。家庭での生活にも順応してきたぷりんに、これからどんどん外の世界を見せてあげようって思っていたので、なんとしても治してあげたかった」とSさんは当時を振り返ります。
手術は成功し、9才まで視力に問題なく過ごす
「結果、手術に踏み切って本当によかったと思っています。ぷりんの視力はその後ずっと良好で、いろいろな場所に連れていくことができました」
※掲載の情報は「いぬのきもち」2022年5月号発売時のものです。
写真/犬丸美絵
写真提供/Sさん
取材協力/駒沢どうぶつ病院、マリーナストリートおかだ動物病院
取材・文/袴 もな
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