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【獣医師監修】ボストン・テリアの性格って?その特徴やしつけ方とは

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いわゆる「鼻ぺちゃ犬」の中でも有名なボストン・テリア。今回はボストン・テリアの性格や、見た目でよく似ているフレンチ・ブルドッグとの違い、また、ボストン・テリアがなりやすい病気から餌や運動について、お手入れやしつけの仕方まで解説します。

見た目は似てる?ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグ

ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグは、一見するとよく似ていると感じる方も多いのではないでしょうか。ここでは、似て見える理由とそれぞれの犬種の異なる部分をご紹介します。

ボストン・テリア

ボストン・テリア3才
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグがよく似て見えるポイントは、同じような体型と顔立ちにあるでしょう。どちらも小型犬に分類され、いわゆる「鼻ぺちゃ犬」と呼ばれる「短吻種(たんふんしゅ)」にあたります。また、「短頭種(たんとうしゅ)」とも呼ばれています。

一見よく似ている2つの犬種ですが、よく見るとそれぞれに特徴があります。まずは“耳の形”です。ボストン・テリアの耳はフレンチ・ブルドッグの耳に比べやや細く、先端は尖った形をしています。見た目で分かる違いは、被毛のカラーにもあります。ボストン・テリアは口吻のまわりや目と目の間、首と胸が白く、それ以外の部分が黒または茶色が混ざった黒なので、まるで白いシャツの上にタキシードを羽織っているようにも見えるのが特徴です。

フレンチ・ブルドッグ

フレンチ・ブルドッグ

ボストン・テリアとフレンチ・ブルドッグを写真で見比べてみると、特に耳の形が大きく違うことが分かるのではないでしょうか。フレンチ・ブルドッグの耳は、先端がやや丸くカーブしています。「コウモリ耳」と呼ばれるフレンチ・ブルドッグの立ち耳は、小型化する過程でできた、この犬種の特徴の一つともいわれています。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「フレンチ・ブルドッグの特徴と性格・価格相場|犬図鑑」

ボストン・テリアの性格

見上げるボストン・テリア
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

愛嬌たっぷりで温厚♡

ボストン・テリアは1870年頃に、ボストン市やその周辺にいる人たちにより飼われることとなりますが、イングリッシュ・ブルドッグと現在では絶滅したホワイト・イングリッシュ・テリアで交配が行われたと言われています。

大きな口に短いマズル、クリッとした瞳はまるで笑っているような愛嬌のある顔立ち。そして顔つきどおり、人なつっこい性格の犬種といわれ、人やほかの犬にも穏やかに接することが多いでしょう。

遊び好きで活発、フレンドリーな性格の犬が多いとされるボストン・テリアですが、意外にも大きな犬を怖がることも。ボストン・テリアを大型犬と遊ばせるときには、様子をよく見て近付いたほうが良さそうです。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「ボストン・テリアの特徴と性格・価格相場|犬図鑑」

ボストン・テリアがなりやすい病気

ボストン・テリア

鼻腔狭窄(びくうきょうさく)

鼻腔狭窄とは、短吻種におこりやすい病気で、鼻の穴に続く空間(鼻腔)が狭くなっている状態のことです。鼻腔狭窄になると、いびきのようにグーグーとした音を鳴らします。短吻種はもともと体温が上がりすぎると呼吸が苦しくなったり、疲れすぎたりしてしまうので、散歩のペースや休憩には充分気をつける必要があります。

口蓋裂(こうがいれつ)

口腔と鼻腔を分ける役割を持つ口蓋に亀裂があり、穴が開いている病気で、先天性の形成異常です。口蓋裂は、唾液や食べ物や気管に入ってしまうことにより、咳や呼吸困難、肺炎になりやすいといわれています。詳しく検査を行ったうえで、必要であれば外科手術を行う場合もあります。

チェリーアイ(第三眼瞼腺逸脱)

犬の目には、上下の2つのまぶたのほかに、目頭の内側部分に「第三眼瞼(瞬膜)」という3つ目のまぶたがあります。第三眼瞼腺が逸脱すると炎症を起こして赤り、これが赤いサクランボのように見えることから「チェリーアイ」とも呼ばれています。チェリーアイになると、腫れて飛び出た第三眼瞼腺に違和感を感じて目をこすったり掻いてしまったりして角膜や結膜を刺激します。これにより角膜炎や結膜炎などのトラブルを併発するおそれがあります。

ボストン・テリアはチェリーアイを発症しやすい傾向にある犬種。飛び出した部分が小さければ点眼薬などで治療しますが、飛び出した部分が大きかったり、再発を繰り返したりする場合は外科手術が必要になります。

膝蓋骨(しつがいこつ)脱臼

膝蓋骨脱臼とは、膝関節のお皿(膝蓋骨)が、正常な位置からずれてしまう病気です。事故や高所からの飛び降りなどによる「外傷性」と、生まれたときから膝関節などに異常がある「先天性」がありますが、先天的なものが多いといわれています。先天性の場合は痛みを伴わない場合も多く、飼い主が気づかないこともあります。

白内障

白内障とは、目の水晶体の一部分または全体が白く濁り、視覚が失われていく病気です。白内障になった犬の瞳は、初期はうっすらと濁っているように見えますが、症状が進行すると瞳全体が濃く白くなっていきます。

考えられる原因はいくつかありますが、加齢性のものは6~8才以降に見られ、遺伝性のものは2才までに始まることもあります。代謝性の場合は、糖尿病などの病気から続発して起こります。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「愛犬の健康には「骨・関節ケア」が大切!気をつけたい5つの病気とは」

いぬのきもち WEB MAGAZINE「犬の白内障についての最新まとめ~原因・症状・手術・目薬・治療体験談」

ボストン・テリアの餌、運動

走るボストン・テリア
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

餌の与え方

ボストン・テリアはもともと食べることが大好きで、太りやすい傾向のある犬種です。また、食べ方もダイナミックなため、食べるときに空気まで取り込んでしまい嘔吐の原因となることも。また、落ち着いて食べることができるようなしつけや工夫もしてみましょう。

運動量

元気いっぱいで動くことが大好きなボストン・テリアには、運動が欠かせません。散歩や運動は、毎日朝と夕方など2回に分けて、1回30分程度行うと良いでしょう。ただ、短吻種であるボストン・テリアは鼻腔狭窄など呼吸器系の疾患が出やすいので、激しい運動は避けたほうが賢明です。もともと賢い犬種といわれているので、遊びや運動にボールを使ったり、飼い主さんと追いかけっこをしたり、ちょっとした工夫を加えてみましょう。

ボストン・テリアのお手入れで注意すること

桜の花とボストン・テリア
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

皮膚のトラブルを予防する

艶のある短毛が特徴的なボストン・テリア。ブラッシングや濡れタオルで丁寧に拭いて清潔に保つことで、皮膚トラブルを防ぎましょう。特に汚れやすい目の下のしわや口元のたるんだ部分は、お手入れシートでケアを念入りに。

温度調節に気をつける

ボストン・テリアは温度調節が苦手です。特に暑さには注意が必要で、熱中症になりやすい傾向にあります。室内ではエアコンなどで温度調節をして、散歩は涼しい時間帯に行きましょう。

ボストン・テリアに役立つしつけ

ボールとボストン・テリア
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

ボストン・テリアは、一度興奮スイッチが入ってしまうと飼い主さんの言うことがなかなか耳に入らなくなってしまう傾向があるようです。そのため、遊びがヒートアップしてきたらクールダウンさせることが大事。「オスワリ」や「マテ」などを覚えさせ、落ち着かせるようなしつけをしましょう。

散歩や運動が好きなボストン・テリアは、飼い主さんと一緒の遊びも喜んで行うでしょう。しかし、ヒートアップしやすい一面もあるため、落ち着かせるしつけも重要。賢いといわれる犬種なので、きちんと愛情を持って接すればかけがえのないパートナーとなってくれることでしょう。

参考/「いぬのきもち」2018年2月号『犬種連載シリーズvol.32 I Love ボストン・テリア』(監修:代官山動物病院獣医師 獣医行動診療科認定医 藤井仁美先生)
   「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『ボストン・テリアの特徴と性格・価格相場|犬図鑑』(監修:ヤマザキ動物看護大学 講師 危機管理学修士 認定動物看護師 ペットグルーミングスペシャリスト 福山貴昭先生)
   「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『フレンチ・ブルドッグの特徴と性格・価格相場|犬図鑑』(監修:ヤマザキ動物看護大学 講師 危機管理学修士 認定動物看護師 ペットグルーミングスペシャリスト 福山貴昭先生)
   「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『愛犬の健康には「骨・関節ケア」が大切!気をつけたい5つの病気とは』
   「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『犬の白内障についての最新まとめ~原因・症状・手術・目薬・治療体験談』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/kate
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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