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【獣医師監修】犬に桃はOK?アレルギーの危険性や適量、注意点とは

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夏の代表的な果物でもある桃。果汁もたっぷりなので、水分補給のため愛犬に食べさせている人も多いのでは?しかし甘みの強い桃は、犬に与えても害はないのでしょうか?今回は、桃に含まれる栄養素と効果、アレルギーの有無や与え方の注意点などを解説します。


目次

そもそも愛犬に桃を与えている犬飼いさんはどれだけいるの?

実際に犬は桃を食べても大丈夫?含まれる成分の影響やアレルギーの有無とは

犬に桃を与えることで得られる健康面のメリット

桃の正しい与え方と注意点

犬に桃を与える際は量や与え方に注意!アレルギー反応が出る場合はすぐ動物病院へ!

そもそも愛犬に桃を与えている犬飼いさんはどれだけいるの?

手をクロスさせている小型雑種犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

そもそも、愛犬に桃を与えている、与えたいと思っている飼い主はどれだけいるのでしょうか?いぬのきもちアプリユーザーに、「愛犬の主食やおやつに、果物をあげることはありますか?」「桃を愛犬に食べさせてもいいか、ダメかご存知ですか?」というアンケートを行ったところ、下記のような結果となりました。

愛犬の主食やおやつに、果物をあげている?

犬に桃を食べさせていいか知っている?

約8割のアプリユーザーが、“愛犬に果物をあげることがある”と回答。また、“犬に桃を食べさせてもいいと思う”と答えた人は6割程度という結果でした。

実際に犬は桃を食べても大丈夫?含まれる成分の影響やアレルギーの有無とは

カメラ目線で小首をかしげる小型犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

では実際に、犬に桃を与えても大丈夫なのかというと、結論としては与えても問題はありません。ただし、桃はアレルギー食品の一種であるため、アレルギーを持つ犬に与えるのはもちろんよくないですし、与え方などにも注意が必要となります。詳しくは後述しますので、この章ではまず、桃に含まれる栄養素について確認していきましょう。

カテキン

ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があるといわれています。血糖値の上昇を抑え、心臓病や動脈硬化、糖尿病を予防する効果や、脂肪の吸収を抑える働きも期待できます。

ビタミンC・E

桃にはビタミン類が豊富に含まれており、特にビタミンCとEの含有量が多くなっています。抗菌作用や解毒作用があるとされ、アンチエイジングや病原体などの異物の除去といった効果が期待できます。

ペクチン

水溶性の食物繊維の一種で、血液中や腸内の毒素を取り除く作用があるといわれています。

カリウム

体内にたまったナトリウムを排出する働きがあり、筋肉の強化や血流の改善効果も期待できます。

犬に桃を与えることで得られる健康面のメリット

不思議そうな顔をするミニチュア・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

いろいろな栄養素がバランスよく含まれている桃ですが、犬に与えた場合、健康面にどのような効果やメリットが期待できるのでしょうか?

腸内環境の改善・便秘解消

ペクチンによって腸内の善玉菌が増えることで、腸内環境の改善が期待できます。それにより腸内の保水力も向上し、固い便も排泄しやすくなるでしょう。

体を温めてくれる

全身が毛に覆われている犬は体温調節が難しいため、冷房などでの温度管理が必須ですが、冷やしすぎても体調を崩す原因に。東洋医学の視点では、桃には体を温める効果があるといわれており、食べることで体を内側から穏やかに温める効果が期待できるそうです。

水分補給ができる

全体の80%以上が水分という桃は、あまり水を飲んでくれない犬の水分補給アイテムにもぴったりといえそうです。前述したように体の保水力の向上も期待できるので、熱中症対策にもいいですね。ただし、桃だけ与えれば全ての水分を補えるというわけではないので、あくまでも水分補給のサポート用として与えるのがよいでしょう。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「この果物、犬に与えてOK?NG?犬が食べてもいい・食べてはいけない果物」

桃の正しい与え方と注意点

新しいハウスで涼むトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

「桃はアレルギー食品の一種」と先述しましたが、アレルギーがなくても、桃は与えていい量や与え方にある程度の決まりがあります。実際に愛犬に桃を与える際は、以下の点に注意してください。

桃の適量や与える頻度は?

水分量が多く甘みも強い桃は、大量に与えてしまうと下痢や消化不良、肥満などを引き起こすおそれがあります。与える日の間隔を空け、おやつやごほうびとして少量与えるのがおすすめです。1日に与えても問題ない量は、生の桃で20g程度(体重5kgの犬の場合)。だいたい1カットくらいを目安にするとよいでしょう。

皮や種は取り除いてから与えて!

桃の皮は、犬には消化しづらい部分です。与えたからといって酷い健康被害が起きるわけではありませんが、消化不良を起こすおそれがあります。場合によっては農薬が付着していることもあるので、皮はしっかりむいて実の部分だけ与えましょう。

また、桃の種や葉、茎は中毒性が報告されています。特に種は、犬に有害な「アミグダリン」という成分が含まれているため、絶対に与えないようにしてください。誤って食べてしまうと、呼吸困難や痙攣などの中毒症状を引き起こすだけでなく、腸閉塞を併発する危険性も高くなります。愛犬に桃を与える前にしっかり取り除いて、すぐに廃棄するようにしてください。

アレルギーがある場合は与えないで!

桃は、りんごやさくらんぼと同じバラ科の果物で、稀にアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるアレルギー食品でもあります。アレルギーを発症すると、下痢や発疹、腫れやかゆみなどの症状が起こります。愛犬にアレルギーがある場合は、桃を与えるのは控えましょう。もしアレルギー症状が出た場合は、すぐに動物病院を受診してくださいね。

桃の加工品は基本的に与えるのは控えて!

ゼリーやジュース、缶詰など、桃の加工品は種類が多いですが、基本的にそういった市販の加工品を犬に与えるのは控えた方がよいでしょう。桃だけを使った100%ジュースなどは与えてもよいという意見もありますが、糖類や香料を大量に含んでいる場合が多く、食品添加物などが入っている可能性も0ではありません。

材料や成分を気にせずに犬に与えてしまうと、体に悪いだけでなく、肥満や糖尿病を引き起こす原因にもなりかねません。どうしても桃の加工品を愛犬に与えたいという場合は、犬用に作られているものを選び、市販の人用の商品は与えないよう注意してください。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「犬に与えていい果物・ダメな果物」

犬に桃を与える際は量や与え方に注意!アレルギー反応が出る場合はすぐ動物病院へ!

上目づかいのゴールデン・レトリーバー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

桃は栄養素が豊富で美味しいので、ついつい愛犬にもおすそ分けしたくなりますが、必ずしも犬によい成分が含まれているわけではありません。量や与え方のルールはしっかり守り、食べ慣れない場合は少量から与えるようにしてくださいね。

また、誤飲してしまった桃の種は、放置しても消化も排泄もできません。小腸に詰まる、中毒を起こすなどのおそれがありますので、すぐに動物病院に連れて行きましょう。

参考/「いぬのきもち」2017年3月号『ついつい与えがちな食べ物も判定します ふだん使いの健康食材 犬に与えてOK?NG?』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 髙﨑一哉先生)
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/pigeon
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※アンケート/「いぬのきもちアプリ」2018年3月調査より

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