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ドーベルマンの特徴・性格・飼い方

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精悍な顔つきと筋肉質でスマートな風貌。凛としたたたずまいが人気のドーベルマン。ドイツで護衛犬として誕生し、その後世界各国で警察犬、軍用犬、家庭犬などとして活躍しています。そんなドーベルマンの特徴や性格、歴史や飼い方について、ご紹介します。

ドーベルマンの特徴・魅力 

黒光りした引き締まった無駄な贅肉の無い体。見る者に2本の角を連想させる鋭くとがった形に整形された耳。この容姿から多くの映画やアニメで警備犬や護衛犬など、悪者役として描かれ怖い犬種のイメージが強いドーベルマン。実はそのイメージとは裏腹に非常に優しく、穏やかで甘え上手な犬種です。一見、怖い容姿と甘えん坊な性格が同居している魅力的な特徴を持っています。

ドーベルマンの歴史

犬種名ドーベルマンは、犬種の作出者であるドイツのチューリンゲン州に住んでいたルイス・ドーベルマン氏からとられました。税金徴収の仕事で家々を回るドーベルマン氏が、自分の護衛をしてくれる犬が必要と考えたのが、この犬種を交配するきっかけとなったとされます。墓堀職人たちを雇いドイツの在来種に、ジャーマン・シェパード・ドッグ、ジャーマン・ピンシャー、ロットワイラー、など様々な犬種を計画的に交配させました。その後、警戒心と運動能力が高いことから、警察犬、軍用犬として活躍し、現在では世界的人気の家庭犬となりました。

ドーベルマンの外見上の特徴 

体高※:オス=66~71cm、メス=61~66cm。体重:オス=約40~45kg、メス=約32~35kg。子犬のころは他の犬種の子犬と同じように丸みのあるずんぐりとした体型ですが、成長するにつれてスマートで引き締まった体型になります。本来は長いたれ耳と細長いしっぽをしていますが、子犬のときに断耳、断尾することで“とがった耳と短いしっぽ”というドーベルマンの特徴が作られます。現在ではヨーロッパを中心に動物愛護・福祉の観点から断耳・断尾を法律で禁止する国が増えています。前胸が非常に発達していることから、横から見たときに胸が飛び出ているように見えます。非常に筋肉質な犬が多く、筋肉の盛り上がりと共に、「カット」と呼ばれる凹みもハッキリと観察できる「細マッチョ」系です。光沢のある被毛は、短毛種のなかでもとくに短め。毛色はブラック、ブラウンのほか、まれにブルーもみられます。鼻(マズル)、頬、両目の上、喉、胸元、四肢、しっぽの下などに赤褐色の斑が入るのがスタンダードなカラーです。
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

ドーベルマンの性格 

本来はとてもおだやかかつ知的で好奇心旺盛な犬種です。飼い主さんや家族に忠実な性格ですので、他人に対しては心許すまで時間を要する犬が多いです。犬によっては、警戒心が強く、なわばり意識も高いため、知らない人の怪しい動きに攻撃的になることもあります。甘えん坊で、動くこと、走ることを好みます。十分なスキンシップとコミュニケーションでドーベルマンの良い性質を引き出すと共に維持することを心がけましょう。

ドーベルマンを飼うのに向いている人 

ドーベルマンが要求する運動量をお散歩、遊び等でしっかりと提供できる人が向いています。欲求不満は犬の問題行動をどんどん引き出してしまいます。それを避けるためにも、時間・体力を犬にたくさん使う必要があります。大型犬の衝動的な動きにもしっかり対応して、コントロールできることは他人への危害防止も含めて非常に重要です。体力とそれなりに犬の飼育経験がある方が向いています。

ドーベルマンの飼い方

飼い主さんには従順で甘える反面、知らない人への警戒心がやや高いのがトーベルマン。そのため、子犬の頃から様々な人と良い接触を持たせることが必要です。特にナワバリである家を訪ねてくる人や犬、郵便配達員などには、積極的に良い印象を持つようにトレーニングします。散歩は朝夕1日2回、各30分程度します。また、ドーベルマンは走ることやジャンプなどが好きなため、ドッグランで思いきり自由に走らせましょう。雨などで散歩が難しいときは、家でロープを使って引っ張り合いをしたり、「クリッカー」と呼ばれるトレーニンググッズを使用して新しい号令と動きを楽しく学習させて、ストレスが溜まるのを防ぎましょう。またドッグ・マッサージを施すことは、良質なコミュニケーションになると共に、犬の穏やかな面を育成する効果も期待できます。

ドーベルマンのハウス・ゲージなど住む場所・飼育環境 

窓の外の気配や、物音に敏感です。そうした影響のない場所にハウスを置き、犬が静かに落ち着けたり、眠ることができる環境を設定しましょう。被毛が短く体重が重いことから、肘などの関節部分が床と擦れ皮膚の損傷を起しやすいです。特に加齢に伴い活動量が落ち、横になっている時間が長くなることで、このリスクは高まります。犬が寝る場所にはクッション性のあるマット等を敷くなどして予防しましょう。滑りやすい床の上で滑りながら動きまわったり、重心を安定させることは健全な犬の発育に悪影響を与えます。飼育する際は、必ず滑りにくい床を選択しましょう。タオルを引きちぎって飲み込んでしまうなど、大きな物を飲み込むトラブルが多いです。犬が飲み込んでしまいそうなものは、犬がいる環境に置かない習慣をつけましょう。

ドーベルマンの食事 

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

ドーベルマンのお手入れ

ドーベルマンはつややかで極めて短い短毛種。お手入れはブラシでマッサージするように全身をとく程度で十分です。

ドーベルマンが気をつけたい病気・寿命 

・股関節の形が先天的に異常な形になっている「股関節形成不全」
・心臓の筋肉が肥大することで、心臓の動きが阻害されたり、不整脈が起こる「肥大性心筋症」
・粘膜や消化管から出血する遺伝性の出血性疾患である「フォン・ヴィルブラント病」
・ブルーの毛色のドーベルマンに多い「脱毛症」

飼いやすさの目安 ※5段階評価
お散歩が楽 2
初心者向き 2
友好的   3
お手入れのしやすさ 4
訓練のしやすさ 3

監修
ヤマザキ学園大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)

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