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セント・バーナードの特徴と性格・価格相場|犬図鑑

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犬種名セント・バーナード
英語名St.Bernard
原産国スイス
サイズ大型犬
グループ使役犬


セント・バーナード
セント・バーナード
セント・バーナード

セント・バーナードの魅力

犬種中、最重量の部類属する犬です。大きな頭、幅広い背中や厚い胸板、長く大きな尻尾など、どのパーツも大きく、がっしりした印象を与えます。顔はマズルが短めで鼻筋はまっすぐ、唇は口角まで垂れており、先端が丸みを帯びた幅広の垂れ耳をもっています。

セント・バーナードのグラフ

※参考/『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)

性格

大型犬ですので、反応は早くなく、そのことがセント・バーナードのおっとり感をさらに強めています。基本、穏やかで落ち着いていますが、警戒心はしっかり持ちます。表情が豊かでないので、イヌが警戒しているか、威嚇しているか、ただ注目しているかなど、普段の性格を知ることで読み取るようにしましょう。

大きさ

体高※と体長※のバランスは9:10を理想としています。そして頭部の全長は、体高の3分の1よりもやや長いとされる、大きな頭をしています。そこに三角形で先の丸い耳が頬に沿って垂れています。

皮膚が重いせいか、目は良く見ると「あっかんべー」のように下瞼が垂れている犬もいます。大きな体を支えるため、太い骨と十分な筋肉を持ち、肢は非常に太いです。

意外に認知度は低いですが、毛の長さにより、長い「ロングヘアード」と短い「ショートヘアード」のセント・バーナードがいます。どちらも、太くて、長い、重々しい尻尾を持ちます。機嫌よく動くときは、このシッポが高く上がって非常に目立ちます。

体高体重
65~90㎝54~91.0㎏
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
※体長:前胸の出っ張り部分から、お尻の出っ張り部分までの長さ。

毛色の種類

毛色は白地に赤みがかったブラウンやブリンドルの斑。多くの犬に見られるように、胸、足、尾の先端、マズルの周辺は必ず白くなります。頭の中央にブレーズ(顔中央の線)が見られることもあります。

セント・バーナード
セント・バーナード

迎え入れ方、価格相場

愛犬の迎え入れ方にはペットショップ、ブリーダーから、保護犬などさまざまな方法があります。例えばペットショップで購入する場合だと、下記のような価格相場です。

価格23万円~
※『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)より監修者調べ

心配な病気

・心臓の筋肉が弱くなり心機能が低下することで、全身に血液を送り出せなくなる「拡張型心筋症」
・胃がねじれを起こしてガスや液体がたまる「胃捻転(いねんてん)」
・上腕骨(じょうわんこつ)、橈骨(とうこつ)、尺骨(しゃっこつ)の3本の骨で形成される肘関節が炎症を起こし、前足を上げて歩くようになる遺伝性の病気「肘形成不全」
・股関節の形が先天的に異常な形になっている「股関節形成不全」
・目の水晶体が白くにごって網膜に光が届かなくなることにより、視力が低下する「白内障」

【獣医師が解説】犬の心臓病|早期発見のための心得や予防法とは?|いぬのきもちWEB MAGAZINE

セント・バーナードの飼い方

ポイント(1)大型犬を制御できる人向け

体が大きく、力が強くて散歩中も気を抜けないため、大型犬を制御できる体力と技術に自信がある人に向いているでしょう。

また、体が大きいので食費、医療費、老犬介護費などの金銭的負担がクリアできることも条件として考慮する必要があります。

車での移動も求められることが多いので、少し大きめの車の所有もセント・バーナードを飼う人の条件の1つになります。

ポイント(2)肥満にならないよう気を付けて

興味のないことにはとことん無関心なので、指示やしつけなどのトレーニングに手こずることもあります。特に大型犬は、スタミナ面で人の指示に細かく従うことが、年齢が進むごとに難しくなります。

成長速度が速いため、子犬の頃から良く食べます。その勢いのまま、成犬になっても食べさせると肥満になります。大型犬の肥満は、特にリスクが高いため、食事量と運動の割合は良く考えましょう。

運動はお散歩と自由運動を織り交ぜて、足腰に負担の内容な、滑らず、あまり硬すぎない地面の上で実施します。暑い時間帯を避けて、イヌに無理をさせないことを心がけます。一年中涼しくて乾燥した環境のなかでの飼育が望ましいです。

ポイント(3)ドアや柵は壊れないものを!

外が気になるような場所を避けてベッドを置き、犬が静かに落ち着けたり、眠ることができたりする自分だけの場所を用意しておくといいでしょう。また、体格が大きいため、イタズラされて困るものはカギがかけられる場所にしまったり、ジャンプしても届かない高い場所に保管を。

パワーのある大型犬ですので、尻尾を振っただけで机の上のものを全部落としてしまったり、網戸は一度飛びつけば完全に破壊してしまいます。家の中だけであれば良いのですが、ドアや柵を壊して、外に出てしまう事は絶対に無いように、頑丈なものを選び、大型犬管理を徹底します。

ポイント(4)年齢と目的に合わせたフードを

主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも食いつきを重視しているため、主食には不向きです。フードのパッケージの裏に総合栄養食と記載されているものを選んで。

犬は、成長や年齢ごとに必要とされる各栄養素の量が異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「大型犬用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。

手作りフードは与えている物を飼主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。

ポイント(5)毎日のブラッシングが必須

汚れ、抜け毛対策として、スリッカーブラシで毎日ブラッシングを実施します。特に春先や夏場は、放熱を妨げる下毛はなるべく取り、通気性を確保します。

よだれは、一年を通して、たっぷりと垂れ流しますので、喉から前胸にかけて良く拭きます。必要ならばよだれかけを装着します。

大型犬はウンチが軟らかめなことが多いです。おしり周の汚れはまめにチェックします。

垂れ耳のため、耳が汚れやすいです。ウエット・ティッシュ等で耳の入り口部分を拭きましょう。

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まとめ

チベタン・マスティフが祖先とされており、1660年代から飼われていたといわれるセント・バーナード。雪深いアルプス山中で遭難した旅人を捜索する救助犬として働いていました。もっとも有名なのは、スイスのアルプス山脈にあるサン・ベルナール僧院で飼われていた「バリー」で、生涯で40人もの命を救いました。日本ではアニメ「アルプスの少女ハイジ」の“ヨーゼフ”で、一躍人気犬種となりました。


監修
ヤマザキ動物看護大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)
認定動物看護師、ペットグルーミングスペシャリスト
サンフランシスコ動物愛護協会ヒアリングドッグトレーナープログラム修了
犬種本の執筆・監修、多くのセミナー&TV番組でも人気の講師です。
参考
『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)

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